第50話『義妹、三学期を“ラスボス戦前の最終準備期間”に変える』
冬休み最終日。
……家の中は静かだった。
誰もが、あの現実――「明日から学校」――から目をそらしていた。
しかし。
咲良だけは違った。
咲良:「お兄ちゃん、聞いて。
明日から三学期ってことは、いよいよ最終章突入ってことだよ!!」
俺:「最終章って何だよ。ラスボスとかいないからな?通知表ぐらいしか来ないぞ?」
「いや、いるよ。“卒業”“進級”“思い出”っていう、心を揺さぶる3大ラスボスが!」
「精神攻撃やめろやめろ!」
◇
【義妹式・三学期への構え】
◎ 登校初日 → “最終戦線への突入式”
◎ 先生の一言 → “賢者からの預言”
◎ 残り日数 → “世界崩壊までのカウントダウン”
◎ 成績 → “実力値の最終精算”
→ 咲良、自室でランドセルの中身をチェック
→ 筆箱の中に「勇気のペン」「希望の消しゴム」など勝手に命名済み
◇
【兄妹の作戦会議】
咲良:「まず、三学期開始前に“最終準備フェーズ”を完了させる必要があるの」
俺:「具体的に言うと?」
1. ノートの最終整理
2. 授業で寝ない耐性の強化
3. 書き初めを玄関に飾る
4. お兄ちゃんの応援魔法(=朝起こして)」
→ 実質、準備というよりは“気合いだけで乗り切る”構成
◇
【母からの追い討ち】
母:「咲良、持ち物にハンカチとティッシュも入れなさい。あと、予備マスクね」
咲良:「了解。“防御装備:消耗品系”を収納しました!」
父:「朝は冷えるから防寒装備も忘れるな」
咲良:「“火属性外套”にて対応します!」
→ 両親もわりとファンタジーに適応し始めてる件
◇
【夜・兄妹の時間】
咲良、静かにカレンダーを見つめながら、ポツリ。
「三学期ってさ……なんか、ちょっとだけ寂しい感じがするよね」
「まあ、確かに。みんな卒業したり、クラス替えあったり……終わりが近い感じがする」
「でも――それでも、私は最後の戦いも全力でいくよ。
お兄ちゃんと一緒に、最後まで駆け抜けるんだから!」
「……おう。だったら、俺も付き合うしかないよな」
→ 義妹、嬉しそうに「冒険継続契約、更新だね」と微笑んだ
こうして、“義妹の三学期”が――
兄との再契約とともに、幕を開けようとしていた。
次回、最終章・三学期サバイバル編、開幕!
(つづく)
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