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天才犬を拉致せよ。(上)

今日は日曜日で週1回の諜報活動の日、公園に集まりし我らの同士犬たち、ブルドックの犬おばさんから、ポメラニアン王子は町内の情報を聞かなければならない。


ガウガウウ(王子、テレビ見た?あの人間のアイドルOKAI君が、違法薬物所持使用で逮捕ですって、ドラック中毒で脳みそが夜空ノムコウに飛んで行って頭がおかしくなっちゃったみたいよ。)


ワンワン(あの我は人間の芸能ネタには興味なくて・・・)


ガウガウウ(それで、逮捕されて犬の世話ができないとOKAI君が飼っていた天才犬マサヒロが、OKAIの親戚の家の、この町に来てるらしいわよ。)


【天才犬マサヒロ】

人間の言葉を理解して、足し算 引き算を吠える数で答えたり。遠吠えをして歌ったりする。IQが、とても高い犬としてテレビに何度も出演をしており、人間の間で有名な人気の犬である。


なにぃいい!OKAI君の情報はどうでもいいが、飼っていた天才犬は気になる。ブルドック姉さんのどうでもいい情報の中で数少ない有益な情報だった。もしやマサヒロは我々犬族宇宙人の仲間ではないか?と王子は思った。


ワンワンワーン(犬のマサヒロは、この町のどこに居るんですか?)


ガウガウウ(それは、わからないわ)


ワンワン?(この町に来てるっていったじゃないですか?)


ガウガウウ(でも情報屋なら、OKAI君の親戚の家しってるかも)


ワーンワン(その情報屋を紹介してほしいです。)


ガウガウウ(わかったは、明日の夜、王子の家に情報屋のジョニーを行かせるわ)


=================================


ポメラニアン王子はブルドックおばさんから、情報屋の紹介をしてもらった。

それは野良犬のシベリアンハスキー犬のジョニーだった。

次の日、情報屋のジョニーは愛子の家の前にやってきた。


バウバウバウ(王子!ブルドック姉さんの紹介でやってきた情報屋のジョニーです)


ワンワンワー(今そっちに行くー)


ジョニーは片足がない大型犬シベリアンハスキーである。人間に捨てられて野良犬になったので人間に深い恨みをもっている。ポメラニアン王子は玄関までやってきてドアを開けた。


バウバウバウ(王子はOKAI君の親戚の家の場所が知りたいんですよね。)


ワンワンンワン(そこに天才犬マサヒロがいるんだよね)


バウバウバウ(ブルドック姉さんから聞きました。なんで王子は天才犬マサヒロに会いたいんですか?)


ワンワン(ちょっと確かめたいことがあって)


バウバウヴ(あっしには関係のないことなんで、別にいいですけど、マサヒロはかなり偏屈な奴みたいですよ)


ポメラニアン王子は情報屋の野良犬ジョニーからOKAI君の親戚の家の場所を聞き出した。愛子の家から15分くらい離れた丘の上の家だ。深夜おそくに走って行けば、朝5時までには問題なく帰って来れそうだ。


ワンワーン(マサヒロは偏屈や奴なの?はい、お礼の高級ビーフジャーキー)

ポメラニアン王子はプードル夫人からもらった残りのビーフジャーキーを情報のお礼にジョニーに差し上げた。


バウバウバウ(毎度ありビーフジャーキー有難うございます。ビーフジャーキー旨い。忠告しておきますけど、マサヒロは頭が良すぎて逆に扱いずらいタイプですよ。王子ビーフジャーキーうますぎる。王子気をつけ旨すぎるバウバウバウ)情報屋ジョニーはビーフジャーキーに夢中だ。


ワンワン(天才犬マサヒロは、どんな奴なのか気になるのー)

ポメラニアン王子は夜空を見上げた。夜空の向こうには、もう明日が待っている。


シベリアンハスキーの情報屋、野良犬ジョニーよりOKAI君の親戚の家にいる天才犬マサヒロへ会いに行くことになったポメラニアン王子。天才犬マサヒロは、かなりクセつよめな奴らしい。


挿絵(By みてみん)


我は108銀河星から、遥々やって来た犬族のポメラニアン王子である。これより地球を侵略する。

つづく

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