補給戦線を確保せよ。
ポメラニアン王子は五木ゴルフにてチタン製のゴルフドライバーを手に入れることができた。翌日ポメラニアン王子は、意気揚々と深夜にOKAI君の親戚の家にいる変態犬マサヒロの元へ訪れた。
変態犬マサヒロは日本庭園の大きな池の石の上に鎮座している。人間の芸能人のマツコデラックスのように話しかけてきた。
「王子、どうやらチタン合金のゴルフクラブを手に入れたみたいね。」
「どうじゃ、この金のドライバーは、ゴルフショップでの我の活躍みせたかったぞ」
ポメラニアン王子は、金のゴルフドライバーを変態犬マサヒロの前に置いた。
「うーん、これは・・・・」
目を細めて金のドライバーのヘッド部分を見る変態犬マサヒロ。
「間違いなくチタン合金であろうゴルフショップの店員も、チタン製といっておったぞ!」
「王子、これは、ヘッドの部分の一部分がチタン合金になっていますが、残りほとんどは金メッキよ」
「金メッキ?とはなんであるか」
「金に見せかけた偽物、つまり無価値のものよ」
ガビーーーン。転
ポメラニアン王子はショックのあまり横に倒れた。
「チタン合金を宇宙船に使うには、このチタン合金ゴルフクラブが100本は必要ね。」
「100本も必要なのか。なんだ簡単・・・・・・
って無理だろう。そんな本数手に入れられるわけないだろうが!」
「あたしにブチ切れされても、どうしようもないわ。他にもチタン合金が使われているものは、あるはずよ。チタン合金を沢山集めてきて、ちょうだい王子様」
絶好調の雲の上から、急落下、硬い地面にたたきつけられたような衝撃を受けたポメラニアン王子であった。
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そして次の日曜日がやってきた。公園に集まりし我らの同士犬たち、柴犬ポリスが王子に話しかけてきた。
オウオスオスオース(王子。大丈夫か?この前のあのデカイ犬に襲われなかったか?)
ワン、ワンワンワン(あのデカイ犬は一応われの仲間である。今のところは、、襲われていない。ところでチタンという鉱物をさがしておるのだが、おぬし知らないか?)
オウオウオー(チカン!チカンは絶対にだめ。チカンは犯罪!)
ワンワンンワン(チカンではないチタンを探しておるのだ。落ちついて我の話をきいてくれ)
オウ?オウ?オスオス?(チカン? チタン?ワカラン??)
聞く犬を間違えてしまった。ポメラニアン王子であった。その後。王子は会う犬会う犬にチタンの事を聞きまわったが、有力な情報を得ることはできなかった。
(あのゴルフクラブを100本確保するしかないのか、無理すぎる)
夕焼けに黄昏っているポメラニアン王子、そこへプードル夫人が横断歩道の向こうからやってくる。
クンクンクン(落ちぶれ王子、今日は、いつもより元気がないわね。)
ワンワンワン(プードル夫人、今日も素晴らしいプードルカットですね。)
プードル夫人が美容室でプードルカットをするのに5時間はかかるのだ。
クンクンクン(王子は、町の噂によるとチタンというものをお探しらしいですわね)
ワンワンワン(そうなのだが、チタンというものは、希少鉱物らしく全然集まらないのだ)
クンクンクンクン(わたくしの水飲みチタン製なんですの、でも、わたくしチタン製のものは無機質であまり好きではないの日本陶器製のものに変えさせたから、すべて王子にプレゼントしますわ)
そう言うとプードル夫人は、首を上下に振った。そして隣にいるお手伝いさんからポメラニアン王子の前にチタン製の水飲み10個が差し出された。
ワンワーン(プードル夫人、助かった本当にありがとう)
クンクーンクン(王子、感謝されると嬉しいものですわ。困ったときはお互い助け合いが必要よね。今後何か必要なものがでてきたら私にいえばいいわ)
ワンワン(地球資源の補給戦線は確保できた。)
ポメラニアン王子は、プードル夫人に助けられた。意外に好きから結構好きに心情が変化した。
今後、地球資源に困ったらプードル夫人に相談すればなんとかなりそうである。
我は108銀河星から、遥々やって来た犬族のポメラニアン王子である。これより地球を侵略する。
つづく




