ここが地球か侵略開始
犬族である身長22センチ 体重2キロ 毛が茶色のポメラニアン王子は貴族の服装を身に着け、UFOに乗ってきて地球の日本へ降り立った。地球にやって来た理由は地球を侵略するためである。そしてポメラニアン王子に最初に出会った地球人は女の子である愛子5歳 身長80センチだった。
「我はポメラニアン王子である。地球人のおなご、我は地球を侵略をするために、やってきた」
「わーあ。ワンちゃんがしゃべってる。可愛い。ポメちゃん私の名前は愛子よ。」
「愛子どの、可愛いは可愛らしいという意味であろう。確かに我は愛くるしい格好をしているが我は先祖代々続く犬族の王子なのである。ポメちゃんと呼ぶでない。我は王子であるがゆえ殿下といいなさい」
「ポメちゃんは、一人で地球にやって来たの?」
「沢山の部下がいたのだが、みな我を置いて、どこかに行ってしまったのである。その後、誤ってブラックホールに入ってしまい・・・・つまり我は一人で地球にやって来たのだ」
「ポメちゃんは迷子なの?」
「愛子どの、我は迷子ではないと思うぞ、いろいろあって先に我は地球にやって来ただけである。あとで皆が合流するはずである、ところで地球人の高官、つまり偉い人と会いたいのであるが、案内をしてくれないか」
「高官?偉い人ってママのこと」
「ママが高官であるなら、ママのところに我を案内するがよい」
ぐぅううう~
ポメラニアン王子はお腹がなった。
「ポメちゃんお腹がすいたの。愛子の家で、ごはん食べる?」
「愛子どの、どうやら我は貴殿の邸宅に行って、おもてなしを受けなればならないらしいな」
「わかったわ。ポメちゃんママのところへ行って、一緒に、夕食のごはんを食べましょう」
「愛子どの、我は地球を侵略しに来たのだが・・・ごはんは食べたい。そうだ腹が減っては戦ができぬ。ここは地球人と一旦休戦といたそう。」
夕日に照らされながら愛子とポメラニアン王子は愛子の家へと手を繋ぎながら、歩いて帰っていった。
壊れたUFOは裏山に突き刺さっている。ポメラニアン王子が地球を侵略するには、まだ相当な時間と労力がかかりそうだ。
我は108銀河星から、遥々やって来た犬族のポメラニアン王子である。これより地球を侵略する。
つづく