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Happy life!!  作者: 夏月
9/18

第9話

 

「なあ真平。何部に入るか決めた?」

 

昼休み。

弁当を食べながら、明は真平と話していた。美咲と由美も一緒に食べている。

 

「うーん…、一応中学で軟式テニスをやってたから、硬式かバドミントンとか考えてるんだけど……。明は?」

 

二人は名前で呼び合うようになっていた。真平が、名前で呼んで構わない、と言ったので、明は名前で呼ぶことにしていた。

 

「俺、バドミントン部のつもりだから、真平もそうしようぜ?」

 

「あ、そう?じゃあバドミントン部にしよっかな。」

 

「あ、それなら、私バド部のマネージャーになるつもりだから、よろしくね。」

 

 

「そうなの?やったな、明!!超助かる~~。

けど、なんでマネージャーなの?試合とか出れないとつまんなくない?」

 

「私、運動苦手だから。でも帰宅部になるのも、もったいない気がして。」

 

まぁ明にとっては、理由がどうであれ、由美と同じ部ならばそれでいいのだ。

 

ふと、思い出したように明が言った。

 

「美咲、テストどうだった?」

 

「テスト???」

 

「今日の数学の時間やっただろ?あれのことさ。」

 

美咲が固まった………。

由美も真平も美咲の方を向いた。

 

そう、美咲は頭が悪い。それでもこの学校に入れたのは、多少の運があったからだろう。

由美も真平も、美咲は頭が悪いということを知らない。

………どうせ、今知るだろうけれど。

 

 

丸々5秒は固まっていたかと思うと、明を睨み付けながら言った。

 

「別に普通でしたよーだ!!」

 

「あ、そう?じゃあ①の(3)の答えは?」

 

「う………、わ、忘れた!!」

 

「じゃあ、(4)は?」

 

「そ、それも忘れた!!」

 

真平は、美咲の出来が悪かったことに気付いていて、にやにやしていた。ただ、美咲と真平は初対面なので、美咲をからかいはしない。

 

由美も、にやにやとまではいかないが、笑いを堪えているようだった。

 

明は続けた。

 

「じゃあ、できた問題言ってみ?」

 

「え、えーと……、(1)はできた……。」

 

「んで?他には?」

 

「ほ、他には……………………。」

 

美咲はもう顔が真っ赤だ。

「ぷっ、あはははははは~~~!!!」

 

ついに耐えきれなくなったのか、真平が笑い声を上げた。

 

由美も、笑いながら言った。

 

「あはは~!!む、無理があるよ、松井さん」

 

「う、うるさい!!そんなに笑うなっ!っもう、明のバカっ!!」


美咲は赤い顔をしたまま、目を合わせないで一心にお弁当を食べ始めた。

 

 

 

 

昼休みが終わり、美咲は自分の席へ戻っていった。5時間目の授業は物理だ。まわりの生徒も、授業の準備をしている。

 

そうしているうちに、先生が入ってきて授業が始まった。もちろん、ガイダンスなのだが。

 

やはり、友達がいるのはいいものだ、と明は思った。授業中でも小声なら話せるし、退屈な授業でも我慢できる。

 

もっとも、隣の席に自分が好意を寄せている人がいるのも、同じくらい喜ばしいことではあった。


小説って難しい……

小説家ってすごい……


できれば、感想などお願いしますm(_ _)m

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