表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Happy life!!  作者: 夏月
7/18

第7話

期末テスト真っ只中です。

 

始業式が終わったあと、明たちは自分たちの教室、2組へと移動した。 

 

「席は黒板に書いてある通りに座ってくれよ~。」

 

教室へ行くと、担任と思われる男の人が、教壇から指示を出していた。

 

席順はどうやら出席番号らしい。ただし、男子と女子の列は交互で、全部で6列ある。

えーと、俺の席は……と明が黒板を見ると、一番廊下側の、一番後ろの席だった。


まぁまぁだな。ていうか、廊下側の一列が男子の列なら、窓際に座れるのか………?


なんて考えながら、自分の席に向かった。席に座った時、横から急に声をかけられた。

 

「あ、近藤君って席そこなんだ。よろしくね。」

 

!!!!!

 

うおっっほーい!

横の席に白井さんがおるよ!

 

「あ、ああ。よろしく。」

 

やばい!顔見ただけで緊張する!

どこまで純情なんだ俺!

 

 

 

 

 

「え~では、皆座ったことだし、とりあえず俺の自己紹介から始めようか。

俺の名前は、有川洋一(ありかわよういち)っていいます。この高1ー2を、一年間担当することになりました。」 

 

教壇に立っている男性教師が話し始めた。まだ年は若そうだ。身長はわりと高くて、着ているスーツが似合っている。

 

「年齢は31歳。ここで教師をやるのは今年で4年目だな。

俺が教えるのは数学。俺が担任なんだから、お前ら数学だけは赤点取んなよ~? 

…っとまぁ、自己紹介はこんなもんでいっか。なんか俺に質問あるやついるか?ちなみに、「彼女いますか?」って質問はなしだかんな?」

 

そう言って、有川先生は教室をぐるりと見回した。まだみんな多少緊張してるせいか、誰も手をあげない。

 

「……誰もいないのか?じゃあ、「彼女いますか?」って質問もしていいぞ?」

 

「彼女いますか?」

教室のどこかから、誰かが先生に質問した。そのおかげか、教室の雰囲気が少し和らいだ気がした。

 

「あ?彼女?それがいるんだよ~~。も~凄く可愛いんだよ~♪ほら、特別に写真見せてやるよ~。」

 

ほらほら、と彼女とのツーショット写真を見せびらかして、生徒たちの笑いを誘った。

 

 

結局自慢かいっ

 

 

 

 

 

「明~」

 

今は放課後。と言っても、始業式だったので、時刻はお昼前だ。

結局、あのあとは普通に出席をとって、学級委員を選んだ。学級委員には、いかにも真面目です、って感じの、メガネをかけた男女が選ばれた。

 

「明ってば~~。早く帰ろ~。」

 

美咲が近くによってきて、明に向かって話しかけてくる。

 

「ん、おぉ。帰るか。」

 

「あ、ちょっと待って。

由美~~?一緒に帰ろ~~?」

 

 

「あ、うん。帰ろっか。」

 

と答え、笑顔になる由美。その瞬間、明の背筋が、“ぴんっ”と音が鳴ったかのように伸びる。一緒に帰ることなんか、予想すらしてなかったのだ。たとえ、美咲がいたとしてもだ。

 

 

 

3人は喋りながら、校門を出た。美咲がお喋りなので、話は弾む。 

「ねぇねぇ、由美ってどこに住んでたっけ??うちらと同じ中学じゃないから、久住公園じゃないよね~?」

 

久住公園(くずみこうえん)っていうのは、明や美咲の最寄り駅で、雅人もそうだ。久住公園駅は、久住市のほぼ中心に位置している。ちなみに、学校は久住市ではなく、隣の風宮(かざみや)市にある。

 

「私の最寄り駅は東久住駅だよ。家自体は、久住公園寄りにあるから、多分家は近いんじゃない?」

 

「へぇー東久住か~!案外近くにいたんだね~!全然分かんなかった~。」

 

ちなみに、東久住駅は、久住公園駅の隣駅であり、学校から2つ目の駅だ。 

 

「じゃあさ~、今度明ん家来なよ~。2歳上のお姉さんがいてね、お洒落ですっごい面白いんだよ~!」

 

「へぇ~。そうなの、近藤君?」

 

「え?まぁ、いるにはいるけど・・・面白いかなぁ??」

 

「明は葵さんの良いところを全然分かってない!!」

 

「俺の方が一緒に過ごしてる時間多いんですけど・・・」

 

横を見ると由美が苦笑していた。 

 

「そういえばさぁ~、由美って何部に入るか決まってる?」

 

思い出した様に美咲が言った。確かに、気になる。美咲よ、よくぞ聞いた。

 

「ん~~、それが決まってないんだよね~。中学の時は生徒会に入ってたし。

そういう松井さんは?何部に入るか決めた?」

 

「もっちろん!!私はテニス部に入るんだ~!決まってないんだったら、由美、テニス部に入ろーよー。」

 

「やめとく。私、運動は全然ダメなんだ~。入るとしたら、多分どこかのマネージャーかなぁ。」

 

「そっか~~!!ざーんねん!」

 

「近藤君は?」

 

「俺?俺はバドミントン部のつもり。中学でもやってたから。」

 

「でも、明っていつまでも下手なまんまなんだよねー・・。」

 

「うるさい。俺は楽しく出来ればいいの!」

 

「またそんな言い訳ー。」

 

しばらく黙って俺と美咲の会話を聞いていた由美が、はっきりと言った。


「じゃあ、私、バドミントン部のマネージャーでもやろっかな。」

 

 

!!!

 

「えっと、ほんとに?」

恐る恐る尋ねてみる。

 

「え!?ダメだった!?」

 

「い、いや、別に。入ってくれたら、助かるなー……。」

 

「何で何で?何でバドミントン部なの??」

横から、美咲が由美にしつこく聞いている。

せっかく俺が話してたのに………

 

 

「別に何部でもよかったから、知り合いがいるほうが良いかなー……と思ったんだけど……。」

 

 

なんか、美咲が納得のいかない顔していた。

 

だが、俺にとっては嬉しいことこの上ない!

 

その日の帰り道、上機嫌で家に帰った。

 

 

何か今回は説明っぽくなってしまいました。


投稿するのに日数がかかるかもしれませんが、途中で止めることは考えていませんので、多目に見ていただけると幸いです。

毎日更新してる人ってすごいですね…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ