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悪魔崇拝

 数回にわたって海外のオカルトについて紹介したけど、今回で最後にしたいと思う。

 最後に紹介するのは、怪異というより陰謀論に近い「悪魔崇拝」について紹介する。


 日本は私を含め、無宗教の人が多いかと思うけど、世界で見るとキリスト教を信仰している人が多いようだ。

 調べてみると、世界人口の約三人に一人はキリスト教徒とのことだ。

 そんな中、キリスト教徒にとって敵にあたる悪魔を崇拝する団体がいるんじゃないかといった説がある。

 それも、富裕層が悪魔崇拝の団体に属しているんじゃないかなんて語られている。

 これは基本的に陰謀論だと片付けられている説だけど、何の根拠もない説かというと、実はそうでもない。


 まず、危険な思想を持った宗教団体というのは、世界各地にいると考えた方が自然だ。

 日本でも、サリン事件を起こした宗教団体が実際に存在していたわけで、これは否定しようのない事実だ。

 邪教、黒魔術、呪術といった、人に害を与えることを目的とした信仰というのは数多くあり、中にはそれを実行してしまう人もいる。これは個人で行われるケースも多いと思うけど、同じ信仰を持った者同士で集まり、団体を作っていても不思議じゃない。


 試しに悪魔崇拝の団体が実際に存在しているという前提で、陰謀論を組み立てていきたいと思う。

 まず、世界中で様々な事件が起こっているけど、未解決なものがたくさんある。

 例えば、日本だと馴染みが薄いけど、海外では人身売買という犯罪が問題になっている。人身売買という犯罪が行われていること自体は、逮捕者が実際に出ているので、紛れもない事実だ。

 人を買うとなると、それ相応の金を払う必要があるわけで、一般の人には到底払えない額がついていると考えるのが自然だ。

 つまり、人を買っているのは、かなりの金を持っている富裕層ということになる。

 では、なぜ富裕層は多額の金を払ってまで人を買っているのだろうか。

 それは、生贄として悪魔に捧げるためだ。

 そう、人身売買に関わっている富裕層は、悪魔崇拝の団体に属しているというわけだ。


 よく言われている陰謀論を簡単に組み立ててみた。

 かなり適当に組み立ててみたけど、実際は様々な根拠を追加しながら話の信憑性を上げているものが多い。

 一応、私は基本的に疑うところから入る人間なので信じていないけど、なかなか面白い説かなとは思っている。


 なお、悪魔崇拝の団体がいるというのは、陰謀論のようなものだけど、個人の悪魔崇拝者が事件を起こし、逮捕されたという例はある。

 悪魔を崇拝する=反社会的なことをすると捉えているのか、殺人や自爆テロといった、人の命を奪う犯罪を犯してしまう人もいて、それは危険視されている。

 日本は銃社会じゃないので、あまり起きないと思うけど、海外だと銃社会の国も多く、銃による大量殺人なども時々発生している。

 その犯人が悪魔崇拝者だというケースは少ないかもしれないけど、そうした犯罪者を生んでしまう可能性がある悪魔崇拝という思想は、それ自体が危険なものと考えるべきだ。


 最後に、怪異としての悪魔崇拝について話をすると、悪魔召喚といった試みがあることを紹介する。

 これは、これまで呪いについて何度か話をしてきたけど、それに近いものがある。

 改めて話すと、呪いは達成するのが困難な手順を踏んだ時、大きな力を発揮すると言われている。

 悪魔召喚も同じで、その手順が困難なものが多い。ただ、その中には、生贄として殺人を犯すといったものもあり、その点で呪い以上に危険と言えるかもしれない。

 悪魔を召喚する目的は様々だけど、基本的には世の中をめちゃくちゃにしてしまいたいという考えから実行する人が多いかと思う。

 こうした考えは自暴自棄になっている人が持つものだから、自分がどうなっても構わないと危険なことを犯す理由にもなってしまい、これは日本においても注意するべき問題かと思う。


 日本だと悪魔というものに馴染みが薄いと思うので、悪魔召喚というより、悪霊を生み出すといった考えが自然だろう。

 それを実行している人がいるかもしれないと考えるのは、オカルトライターとして自然なものかと思っている。

 これについては、以前紹介した「タルパ」などが近いものかもしれない。

 日本も海外も、何かしらか悩んでいる人がいるわけで、その人達が現状を変えたいと怪異に頼ってしまうケースは多くあるだろう。

 そうした人達の思いが、危険な怪異を生まないことを願う。


 そんな雑話でした。

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