表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/99

ブラッディ・マリー

 オカルトというのは日本だけでなく、当然海外でも色々とある。

 なので、今回から海外で伝えられているオカルトについて、いくつか紹介していきたいと思う。

 今回は「ブラッディ・マリー」という都市伝説を紹介する。


 ブラッディ・マリーというと、同じ名前のカクテルを連想する人がいるかもしれないけど、今回話すのは、アメリカの都市伝説に登場するブラッディ・マリーだ。

 都市伝説の内容を簡単にまとめると、以下のとおりだ。


 深夜、鏡の前に立ち、そこで「ブラッディ・マリー」と三回名前を呼ぶ。

 すると、血まみれの服を着た長い髪の女性が現れる。

 そして、呼び出されたブラッディ・マリーは、呼び出した人に怪我を負わせる。

 具体的には、顔を引っかいてくる程度で済むこともあれば、発狂したり死亡したりする人もいるとのことで、安易に呼び出してはいけないとされている。

 なお、その正体については、我が子を殺した女性、幼い子供を亡くした母親、若くして亡くなってしまった女性など、様々な説があるらしい。


 この噂の興味深いところは、物理的な危害を加えてくるという点だ。

 呼び出すことで突然現れるということから、ブラッディ・マリーは幽霊の一種で、いわゆる精神体と呼ばれるもののように感じられる。

 ただ、日本の幽霊が直接人を傷つけるといった話は、あまり聞かない。霊障を受けたとしても、体調を崩したり、幻覚を見たりといったものが中心で、物理的なものというと事故にあうといった間接的なものしか思いつかない。

 むしろ、物理的な危害を加えてくるものとなると、口裂け女のような物理的に存在しているかのような妖怪を連想させる。


 でも、ブラッディ・マリーは直接人を傷つけるということで、精神体のような出現の仕方をする割には、妖怪のように物理的にも存在しているという、何とも不思議な存在だ。

 もしかしたら、この辺は、日本人とアメリカ人の考え方の違いというか、そういったものが関係しているのかもしれない。

 怪異が人の思いや念によって生み出されることがあるといった話は、以前から何度もしている。

 それを踏まえると、そこにいる人々の考え方の違いによって、生み出される怪異が変わるというのは、自然なことのように思える。


 ホラー映画などでも、日本は不気味な雰囲気といった、精神的な怖さを描いた作品が多い。

 一方、アメリカのホラー映画は物理的に存在する怪物が登場するなど、どちらかといえば、残酷描写やビックリさせる演出で、見る人を怖がらせるといったものが多い。

 こうした、ホラー映画なんかからも恐怖の対象が何なのかといった違いがわかるわけで、その結果、怪異も違うものが生まれるのだろう。


 こんなオカルトからも、文化の違いみたいなものが感じられるというのは、なかなか面白いものだ。

 私はほとんど海外旅行へ行ったことがないので、オカルトライターとして、こうした形で海外の文化を知るのもいいかもしれない。


 そんな雑話でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ