表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/99

金縛り

 皆さんは、金縛りになったことはあるだろうか。

 一般的に言われている金縛りは、深夜などに目を覚ますも、体が動かないといった現象のことを指している。

 今回は、そんな金縛りにまつわる話を紹介していく。


 金縛りには様々な噂がある。

 怪異を肯定する人達の間では、金縛りも霊障の一つで、霊の影響を受けたことで体が動かなくなるといった説がよく言われている。

 実際、心霊体験と併せて語られることも多く、金縛りにあった時、体の上に乗る老婆の姿を見たといった話もある。


 また、二十歳になるまで金縛りにならなければ、今後一生金縛りになることはないといった噂もある。

 ただ、こちらは誤りのようで、二十歳を過ぎてから初めて金縛りになったという人も一定数いる。

 よく話題に出している心霊好きの男友達Sもその一人で、二十歳を過ぎた後、成人式の前日になって、初めて金縛りになったそうだ。

 なので、二十歳になるまで金縛りになったことがないと安心している方も、今後金縛りになる可能性があるから、注意してほしい。


 ちなみに、金縛りについては、科学的な根拠がしっかり説明されている。

 簡単にいえば、体は眠ったまま、脳だけが起きた状態が金縛りとのことだ。

 脳が起きているので意識だけはあるにもかかわらず、体が眠っているので動かないということだ。

 いわゆる、夢を見ている状態に似ているそうで、金縛りになった時に老婆の姿を見るといった心霊体験は、体が動かないことから恐怖を覚えた脳が見せている幻覚のようなものと考えられている。


 そんな金縛りだけど、中にはそうした説明のつかないものもある。

 それは、起きている状態から、突然金縛りになるというものだ。

 こちらも心霊体験と併せた話が多く、霊に遭遇した直後、体が動かなくなってしまったといった話がある。

 その中には、かなり危険な体験をした人もいる。


 あるタクシー運転手の男性は、その日の仕事を終えて、会社に戻ろうとしていた。

 当然、客は乗せていなかったものの、何か気配を感じて、彼はバックミラーに目をやった。

 すると、そこには真っ白な顔の女性がいて、バックミラー越しに彼女と目が合ってしまった。

 次の瞬間、彼は金縛りになってしまい、ブレーキを踏むことも、ハンドルを切ることもできなくなってしまった。

 このままでは大事故になってしまう。そう考えた彼は、必死に金縛りを解こうともがき、そうして何とか体を動かすことができた。

 全力でブレーキを踏み、車を急停止させた後、彼は後ろの座席を確認したけど、既に女の姿はなかった。

 この時は深夜で車の通りも少なく、直線も長かったから、大事故に発展することはなかった。

 でも、金縛りを解くのが少しでも遅れていたらと思うと、ゾッとする話だ。


 また、ある女子高生は、塾からの帰りで自転車を走らせていた時、体の透けた少年が道端に立っているのを見てしまった。

 その瞬間、彼女の体は凍り付いたかのように金縛りになり、そのまま交差点に飛び出してしまった。

 彼女は走る車の横に激突する形で突っ込んでしまい、勢いよく転んだ。

 不幸中の幸いといったところで、何とか彼女は擦り傷程度の怪我で済んだものの、一歩間違えれば車に跳ね飛ばされていただろう。

 結局、体の透けた少年の正体はわからなかったものの、彼女はそれ以降、その道を避けて通らないようにしているそうだ。


 これらは危険な目にあったものの、何とか命を落とさずに済んだ人達の話だ。

 もしかしたら、同じような現象にあった結果、命を落としたり、重傷を負ったりした人もいるかもしれない。

 この現象を金縛りと呼んでいいのか、はたまた別の何かなのかはわからない。

 ただ、あまりにも危険すぎるものなので、今後も引き続き対策などを調べていきたいと思う。


 そんな雑話でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ