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心霊スポット巡り ~其の三~

 前々回から引き続き、心霊好きの男友達Sが心霊スポット巡りをした時の話を紹介する。

 其の一からの続きになるので、そちらを読んでいない方は、先にそちらから読むことをおすすめする。


 前回話した通り、時系列が前後するけど、今回は目的地の一つだった沼へ行くのを諦めた後の話だ。

 近場にある心霊スポットは三つのうち一つしか辿り着けていないけど、女の声が聞こえたり、写真にオーブが写ったりといった現象は起こっていたので、S達四人は一先ず満足して、そこを後にした。

 それから遅めの夕飯を取りつつ、結構な距離を移動して、四人は次の目的地を目指した。


 そこは、ある街道沿いにあるホテル街だ。

 インターネットで見た噂によると、ホテルWで事件があり、その後ホテルAに変わったホテルで、幽霊の目撃談があるといった内容だった。

 普通、適当なアルファベットを当てるなら、AがBに変わったとか書けばいい。それなのにWがAという書き方になっていることから、名前が「ア」で始まるホテルが怪しいんじゃないかと四人は考えていた。


 四人は目的地に着くと、車を止めて、近くを探索することにした。

 それまで行った心霊スポットは、街灯もなく真っ暗な場所ばかりだったけど、そこは営業中のホテル街なわけで、懐中電灯がなくても大丈夫なほど明るかった。なので、四人は特に恐怖心などもなく、妙なハイテンションで盛り上がっていた。

 考えてみれば、ホテル街の近くを四人の男がうろついているという、かなり怪しいことになっていたけど、そんなことを気にすることもなかったようだ。


 近くにはいくつかホテルがあったけど、名前が「ア」で始まるホテルは二つしかなかった。

 とりあえず、写真を撮ったら、またオーブなどが写るんじゃないかと、その二つのホテルを中心に何枚か写真を撮った。

 そうしていると、Rが何かを気にしているような素振りを見せた。


「何か、この辺が変な感じするんだけど、撮ってみてくれない?」


 Rが何を感じているのかわからないものの、言う通りに写真を撮ってみた。

 すると、その写真にはいくつものオーブが写っていた。


 前回、オーブが写真に写った際、Rは肉眼でもオーブらしきものを見たと言っていた。

 それもあって、もしかしたらRには霊感があるんじゃないかといった話になった。

 現に、Rの言う通り、写真を撮ったらオーブが写ったわけだし、他の三人はRの隠された能力に感心していた。


 オーブが写真に写るのは、名前が「ア」で始まるホテルの一つだ。

 そこ以外を撮った写真には、特に異変はないのに、そのホテルを撮った写真には、全部オーブが写っていた。

 辺りは明るいし、車もすぐ近くにあるから、恐怖感はあまりないものの、撮る度に毎回オーブが写るというのは不思議だった。

 とはいえ、それ以外の異変は特になく、いつまでもここにいてもしょうがないということで、四人はそこを後にした。


 これにも後日談があり、Sは心霊スポット巡りをした際に撮った写真をパソコンに取り込んだ。そして、明るさ調整ができるソフトを使って、暗くてわかりづらい部分を見やすくしていた。

 その中で、このホテルを撮った時の写真を明るくした時、Sは気付いてしまった。


 パッと見た時は暗くてわからなかったけど、一つの窓に、顔のようなものが写っていたのだ。

 その顔は窓の上の方にあり、見下ろしているような感じだった。

 不思議なのは、顔の下に写るはずの体が写っていないことで、何とも不気味な写真だった。

 当時、Sは真夜中にこれを発見してしまい、さすがに寒気がしたそうだ。


 さて、S達が心霊スポット巡りをした時の体験を三回に分けて紹介したけど、これに関する話は、今回で一旦終わりになる。

 一応、S達は他にも色々と回っていて、そこでもオーブが写ったり、変な声が聞こえたりといったことがあったそうだけど、私としては紹介するほどでもないと判断させてもらった。

 とはいえ、また何かの機会に紹介できればとは思っている。

 なお、心霊スポットへ行く際は、霊障だけでなく、人とのトラブルも多いと聞く。行く際は、くれぐれも注意してほしい。


 そんな雑話でした。

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