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心霊スポット巡り ~其の二~

 前回から引き続き、心霊好きの男友達Sが心霊スポット巡りをした時の話を紹介する。

 なお、其の一からの続きになるので、そちらを読んでいない方は、先にそちらを読むことをおすすめする。


 二つ目に訪れた心霊スポットで女の声が聞こえるという怪異に遭遇したものの、S達四人は次の目的地を目指した。

 そこは比較的近くにある沼だ。

 ただ、こちらもわかりづらい場所にあり、地図を頼りにするだけではすぐに迷ってしまった。

 それでも、また立て看板などを頼りに車を走らせ、四人は目的地に近づいていった。


 そうして目的地のすぐ近くと思われる場所まで来たところで、四人は考えてしまった。

 見つけた立て看板が示す先は、林の中を通る道で、まったく舗装されていないし、それこそちょっとした崖のようになっていた。

 おそらく、ここを進めばすぐに目的地なんだろうという希望的観測を持ちつつ、また長い距離を歩く必要があるかもしれないという不安もあった。

 そもそも辺りは真っ暗で、懐中電灯の明かりだけを頼りに、ここを進めるかも怪しい。たとえ進めたとしても、帰りをどうするかといった問題もある。

 四人は車に乗ったまま、しばらくどうしようかと相談して、とりあえずここで車の中から写真を撮ってみようという話になった。


 Sは窓を開けると、デジカメを使って三枚ほど写真を撮った。

 この時、Rだけがあるものを見てしまって、咄嗟に目をそらしていた。でも、他の三人はそれに気付かなかった。


 Sは早速デジカメで撮った写真を確認した。

 小さな画面で見ないといけないから、細かいところまでは確認できないけど、二枚目の写真にだけ起こっている現象はすぐにわかった。


 写真は同じ場所から三回撮った。

 そのうち、二回目に撮った写真にだけ、オーブが一つだけ写っていた。

 それは、うっすらとした感じでなく、一見するとカメラのフラッシュに何かが反射しているかのように、はっきりと写っていた。

 三回撮ったうち、二回目に撮った写真にだけそんなものが写っているというのは妙だ。そんなことを思いつつ、こうした写真が撮れたことで、四人は先へ進まずに、ここを後にしようと決めた。


 少し移動したところで、Rは話を始めた。

 デジカメでシャッターを切った時、フラッシュによって一瞬だけ辺りが明るくなる。ただ、Sが二回目にシャッターを切った時、少しの間だけ光の粒みたいなものが林の中に残り続ける様子を肉眼で見たそうだ。

 さすがに恐怖を感じて、Rはすぐに目をそらしたようだけど、他の三人はそれを確認できなかった。

 後でわかることだけど、Rには若干の霊感があるようで、その兆候がここであった形だ。


 さて、四人はここを離れたということで、ここに関する話は終わるはずだった。

 ただ、後日談として、四人は再びこの場所を訪れた。そして、その際にまた不思議な体験をした。

 時系列は前後するけど、今回はそちらの話も紹介する。


 暗い中、探索をするというのは良くないという教訓を得て、今度は下見をすることになった。

 ただ、Sは家が遠かったので、Sを除く他の三人が行った形だ。

 その結果、目的地の沼へ行くための別ルートを見つけた。

 そこを行けば、舗装されていない道を下るなく、車で目的地の近くまで行けることがわかり、今度はそちらから行くことになった。

 そうして、四人で改めてこの場所に来た際、車を止めると付近を探索した。


 そこは沼と言われていたけど、一見すると湖のような場所だった。

 Sはまたデジカメを持ってきていたので、写真を撮ってはその場で確認しながら進んでいった。

 ただ、最初のうちは撮った写真に異変はなかった。


 少し奥へ進んでいくと、そこには林の間を通る、舗装されていない坂道があった。

 下見をした三人の話だと、ここを上ると前回写真にオーブが写った場所に出るとのことだった。

 ここでもSは何枚か写真を撮り、そこで異変に気付いた。


 撮った写真には、またオーブが写っていた。

 もしかしたら、沼ではなく、この道か林に曰くがあるのではないかと話しつつ、四人はそこを離れ、沼の周りを歩くことにした。

 その間もSは何度か写真を撮り、その度に写るオーブを確認していた。


 そうして車の近くを通った時にもSは写真を撮り、そこでおかしいと気付いた。

 最初、ここへ来た時、写真を撮ってもオーブは写らなかった。

 それなのに、今はここでもオーブが写ってしまった。

 それはつまり、何かがついてきているんじゃないかと考え、Sは足を止めた。


「ごめん、すぐに移動した方がいいかも」


 Sは詳細を伝えることなく、車で移動しようと提案した。

 他の三人は何かを察して、Sの言う通り、車に乗った。

 車で移動している時も、Sは後ろへ向けて写真を撮った。

 その写真にも、オーブが写っていた。


 少し移動したところでコンビニを見つけると、一旦そこに車を止め、Sは写真にオーブが写っていることを三人に伝えた。

 そして、改めて車にカメラを向けて写真を撮った。

 その写真にも、オーブが写っていた。


 Sがその写真を三人に見せたことで、何かがついてきているかもしれないという考えを全員が持ち、何か対策しようという話になった。

 幸い、ここはコンビニだ。

 そこで、四人はコンビニで塩を買うと、車の上に盛り塩をした。


 食塩で効果があるのかという疑問。

 父親の車だから、塩で塗装が剥げたらどうしようという別の不安を持つN。

 色々と腑に落ちないこともあったけど、盛り塩した後に写真を撮ったところ、もうオーブは写らなかった。


 心霊スポットへ行った後、何かがついてくるという話は有名だ。

 そんな時、たとえ食塩であっても塩の効果は絶大だとS達は感じたそうだ。

 ただ、あくまで応急手段のようなものだし、私としては、お清めの塩を持っていくことをおすすめしたい。


 そんな雑話でした。

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