UFO
UFO=未確認飛行物体は、定期的にブームになるというか、テレビなどで特集された直後に目撃談が増え、それからまたすぐに落ち着くというのを繰り返しているように感じる。
この理由は簡単で、テレビなどで特集されれば、自分もUFOを目撃したいと、頻繁に空を見る人が増える。結果、目撃談が増えるというカラクリだ。
また、未確認の飛行物体はすべてUFOなわけで、確認できなければ、それがたとえ飛行機でもUFOになることを忘れてはいけない。
そんな余談はここまでにして本題に入ろう。
今回は私が聞いたUFOの目撃談を二つ紹介する。
一つ目は、親戚の男の子――Y君が話してくれた目撃談だ。
その日、Y君は友人と公園で遊んでいた。
砂場や滑り台で一通り遊んだ後、ちょっと一休みしようとY君は公園のベンチに座った。
そこで、ぼんやりと空を見ていたら、空に浮かぶ銀色の球体に気付いた。
「あれって、何かな?」
Y君が指さすと、一緒にいた友人や母親だけでなく、公園にいた他の人達も空に目をやり、みんな同じ銀色の球体を確認した。
「何だろう?」
「UFOかな?」
「UFOって何?」
銀色の球体は特に移動しないで、宙に浮いたまま、その場にとどまっていた。
でも、少しの間見ていたら、急にものすごい速度で真横へ移動して、そのままどこかへ行ってしまった。
Y君達だけでなく、公園にいた人達も目撃した銀色の球体はいったい何だったのか、誰も答えを出せなかった。
二つ目は、近所に住む男性――Hさんが体験した話を紹介する。
当時、Hさんは高校生で、よく授業をサボっては友人と屋上で過ごしていた。
屋上に寝転がって空を見るのは気持ち良くて、気を抜くと寝てしまいそうだった。
ただ、さすがに寝るのはまずいとHさんは上半身だけ起き上がった。そのまま遠くの方の空を見た時、視界に妙なものが映った。
それは真っ黒の物体で、形は何とも表現できないものだった。
「あれって、ゴミ袋か?」
当時は既に黒いゴミ袋が使われなくなっている時代だったので、それも珍しいと思いつつ、友人と二人で何だろうかと眺めていた。
すると、その黒い物体が突然こちらの方に向かって真っすぐ飛んできた。
「UFOだ!」
近くで見ると想像より大きく、Hさんは驚きのあまり叫んでしまった。
形はいびつで、あえて表現するなら、その辺の道端に落ちている石みたいな形だった。
黒い物体は、Hさん達の真上を通過した後、あっという間にどこかへ行ってしまった。
「今の何だったんだ?」
Hさんと友人は、お互いにそんな疑問を口にしたけど、答えられるわけがなかった。
UFOは、宇宙人の乗り物だとか、軍が秘密裏に作った兵器だとか、様々な説があるものの、未だに「未確認」のままだ。今後、正体がわかるケースもあるかもしれないけど、一概にすべてがこうだといった答えは永遠に出ないだろう。
今回、私が紹介した二つの目撃談も、内容は全然違うし、すべて同一のものと考えるよりかは、別のものと考えた方が自然だ。
言い方を変えれば、空には未確認の存在がたくさんいるということだ。
もし良ければ、ちょっとした時間に皆さんも空を眺めてみてはいかがだろうか。
そして、未確認の存在を目撃した際には、是非私に教えてほしい。
そんな雑話でした。




