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川で撮った写真

 今回は、ある男女のグループが川へ遊びに行った際に撮った写真にまつわる話を紹介する。


 夏の暑い日、何か涼しいことをしようと男女のグループで川へ遊びに行った。

 みんな水着を持っていっていたので、川に入って適当に水遊びをしていたら、男性陣がちょっとしたスポットを見つけた。

 そこは数メートルほどの崖になっていて、しかも崖の下の川はそれなりに深かった。そして、誰が言い出したのかわからないものの、ここなら飛び込みができるんじゃないかなんて話になった。

 女性陣は危険だからと避けたものの、男性陣は度胸試しだと順番に崖から川へ飛び込んでいった。

 最初の一回は恐怖感があったものの、一度やってしまえば楽しいという気持ちの方が強く、男性陣は交代で繰り返し川へ飛び込んだ。

 そうして一日中遊びつくして、その日は何事もなくみんな帰宅した。


 後日、一人の女性が当時デジカメで撮った写真を現像した。そして、一緒に川へ遊びに行った彼氏と当時のことを振り返りつつ、写真を見ていた。

 その中にあった一枚の写真を見た時、彼氏の方が異変に気付いた。

「この写真、おかしくねえか?」

 前後の写真には、崖から川へ飛び込んだ瞬間の男性陣の姿が写っていて、その写真もその一枚だろうというのは何となくわかった。ただ、その写真は明らかにおかしかった。


 シャッターを切るタイミングが速かったのか、その写真は上の方に脚が写っているだけだったけど、その脚が異常に長いのだ。

 他の写真と見比べると胸ぐらいまで写っていないとおかしいのに、ただただ細く長い脚だけが写真に残されていた。

 しかも、当時は斜め前から撮っていたから両脚が写るはずなのに、その写真は片脚しか写っていなかった。川へ飛び込む際に無理やり向きを変えて、カメラに対して真横を向けば、もう片方の脚を陰に隠せるかもしれないけど、そんなことをした記憶もなかった。


「何か気持ち悪い写真だね」

「これ、よく見ると足先の指がはっきり見えるな」


 この写真はブレなどがなく、足先の指までクッキリと写っていた。だからこそ、ブレなどで脚が伸びて見えるというわけでもないわけで、見れば見るほど気味が悪くなってきた。

「あれ? というか、これって左脚じゃねえか?」

 足先の指を見て、先に彼の方がそのことに気付き、彼女も写真を改めて見て、同じように感じた。というより、この時二人はさらに先の結論に達していた。


「これ……俺の左脚じゃねえか?」

「……そうかもしれない」

 彼は川へ遊びに行った後、左脚のアキレス腱を痛め、その写真を見た時にはギブスで固定していた。

 彼の怪我と、この写真は何か関係があるのかもしれない。

 そう思うと、二人とも怖くなり、この写真はすぐに捨ててしまった。


 こうした心霊写真が撮れた後、怪我をしたり事故にあったりするといった話はよくある。こうした時、怪我や事故を写真が予兆していたのではないかといった説がよくいわれる。

 でも、時には写真を撮ったことをきっかけに霊が集まり、心霊写真として残るだけでなく、霊障として怪我や事故を呼び寄せてしまったのではないかといった説もあるそうだ。

 霊は水に集まりやすく、川だけでなく海やプールなど、水場で撮った写真には、何かしらかの異変が発生しやすい。

 もし、不要に霊障を受けたくないのであれば、そうした水場で写真を撮るのは控えることをおすすめする。


 そんな雑話でした。

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