表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女はいずれ時の支配者となる  作者: サコラン
第一章   転生後の生活
4/20

第三話   魔法なるもの

 転生してからはや数か月。

別世界? に転生したという事実もようやく飲み込め、私は現実を受け入れ始めていた。


私の赤ちゃんの体はやはり動きにくく、たまについお漏らしをしてしまうぐらい(しょうがない)。

あと赤ちゃん限定のアレも飲めるようになり、特に不自由なく暮らしている。

いやあ、アレになれるのには時間がかかった。

でも飲まないとお腹がすくんだから、しょうがないよね! ね!


で、話を戻すけど、この世界のことがほんの少し分かってきた。

ちなみに何個かある。順を追って説明していこう。



一つ目。あまり文明は進化していないっぽいこと。

私の家だけかもしれないけど、ここはどこを見ても木造だった。もちろんお皿も(泣)

テーブルとかの家具も粗末だし、これならそこらの一般人が想像する方が断然きれいだ。


まあ、そんなこと言ってもしょうがないんだけどね。改善されるわけないし。だって私赤ちゃんなんだから。



で、二つ目。どうやらここは異世界だということ。

やっぱりね、最初は半信半疑だったんだよ。

異世界っていうのは本当に存在しない、架空のものと思っていたんだから。


でも、ある日それは分かってしまった。

それはまだ一か月も経っていない日……。




私はとにかくこの世界のことを知るために、本を読むことにした。

どうせ文字は分からないけど、まあ絵から何となく世界の状況がつかめるのではないか、と考えて。


私がいる部屋には、本棚が一応とばかりにちょこんと置いてある。ホントに申し訳程度に。

なので、私は馬鹿の一つ覚えのようではないけれど、なぜかそこに向かって手を伸ばした。

きっと私は取ろうとしたんだよ。盗ろうとしたんじゃあない。


そして、案の定落っこちた。



ベビーカーらしきものから落っこちたため、頭部を強打。さらに大きな音というおまけまでついてくる始末。

ママが飛んできたよ。


そしたらあら不思議。ママが私の様態を見て、頭に手を当てて何かを言ったのだ!

そう、なんちゃらなんちゃらと。


すると私の頭にガンガン響いていた痛みは消え、ママがほっとした様子になる。

そしてそれを見て私は思った。これ回復魔法だ、と。

直感でそう思った。普通手を当てただけで痛みが引くなんてことはないからね!



で、私はテンションが上がって、今度はママの腕の中から、また落っこちたわけだ。



とまあ、こんなことがあったんだよ。

魔法っていうのは、地球にはない。つまり、ここは異世界だということ!


今そう思うだけでもテンションが上がってくる。

うれぴーなー。私も魔法使えんのかなー。



私はこれから来る未来に、さらに思いをはせたのである。




感想やアドバイスなど待っております。

また、雑談という名の小説ではない何かを投稿いたしました。

興味がある方は、ぜひ読んでみてください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 半信半疑?異世界って断定してたじゃん
[良い点] はじめまして! 活動報告から飛んできました。 読みやすい文章なので、さくさく進めました。 [気になる点] 自身の小説情報編集の下の方に、作者名という欄があるのですが、そこに名前が入っている…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ