本作の元ネタ
「死にステータス「魔力」をレベルMAXにしてみた」を読んでいただき、ありがとうございます。
ここで、読者の皆様に言いたいことが一つあります。
恐らく皆さんは、
「いくらなんでも都合がよすぎるだろ」
「魔法が使えないゲームに魔力があるという設定に無理がある」
「魔力上昇バグなんてピンポイントなバグあるはずがない」
「美少女を出せ」
「百合はどうした」
「ってか旧作を完成させろ」
「旧作の挿絵を増やせ。絵師に追加依頼しろ」
等と思っている事でしょう。
下4つに関しては、土下座しながら謝罪します。
・・・すまぬ・・・、すまぬ・・・、今年の年末には何とかしますから勘弁してください・・・。
・・・旧作の百合シーンを増やします・・・、美少女も増やします・・・、だから、勘弁してください・・・。
・・・で、次は上3つについてです。
では、お答えしましょう。
本作は(多少の脚色はしていますが)実際に昔のオンラインゲームで起こった事をモデルにしているのです!
そのゲームの名前は「武装神姫 バトルロンド(以下 神姫)」です!
「何それ。知らん」
はい、分かります、分かりますよ。
だって、随分前にサービスを終えたゲームですもん。
この神姫には、本作の魔力に相当する「スキル」という物がありました。
そして、このスキルが問題だったのです。
特に最初期の神姫では、使えるスキルが殆どありませんでした。
その為、プレイヤーの殆どは攻撃と命中に特化した「攻命特化」というプレイスタイルで遊んでいたのです。
そんなある日、後に「SPバグ」と呼ばれることになるバグが発生しました。
これは、スキルレベルが異常なくらい上昇してしまうバグだったのです。
この事態に、多くのプレイヤーはバグの収束を待つ事にしました。
そしてバグが修正され、プレイヤーが元の通りに遊んでいたところ、時代が変わり始めます。
徐々に、使えるスキルが増えてきたのです。
いえ、「増えてきた」等という優しい表現ではなく、「スキルが無いと戦えない」というレベルにまでスキルが強化されたのです。
それからというもの、殆どのプレイヤーは、
「どうすればスキルレベルを効率的に上げることが出来るのか?」
という事に頭を悩ませました。
一方で、最初期からやっていたプレイヤー達は叫びました。
「あああ!! SPバグの時にスキルレベル上げとけば良かったあああ!!」
と。
本作は、上記の事柄を元にした話となっているのです。
・・・え?
何で本作を書こうと思ったかって?
そりゃ、初夢の中で神姫で遊んでた時の事を思い出したからだよ!!
・・・自分の大学時代の思い出・・・。
・・・仲間と一緒になって神姫を育て、他のプレイヤーとバトルし、楽しんだあの日々・・・。
そんな大学時代の思い出を、初夢で見せられたからだよ!!
くそ!! 初夢で泣きそうになったのは人生初だよ!!
あああああ!! もう居ない! 俺の可愛い神姫達!!
返せ!! 俺の神姫を返せコ十ミ!! どれだけ親密度を上げたと思ってるんだ!!
・・・そんな思いを胸に、本作を書きました。
楽しんでいただけたのなら幸いです。