同族でもウチの娘に手を出したら容赦しないよ?
三人の大人と二人の子供か。
森の中、五人のヤートを座らせ、木の幹に凭れかけさせてる。
動けないようにマイクロマシンで制御しているから、装備も何も外してはいない。
『どうする?』
どうしようか?
『なあんだ。考えてなかったの?』
お前ら、俺との付き合いは長いだろ?
『あはは、考えてる訳ないよね。』
そりゃそうだろ。
『じゃあ!敵の数とかを吐かせるか!』
う~ん拷問めいたことはやりたくねえなぁ。
『可愛い女の子がいれば別の意味で拷問できるんだけどね。』
しねえよ。
「どうするの?」
テルナドは賢い。俺が誰か特定されないように細心の注意を払ってくれる。そんな利口なテルナドの手前、何もしないで迷ってるってのは父親としての威厳に欠けるな。
「とりあえず、話を聞こう。」
一人だけ、動けるようにしてやる。
テルナドが、大人のヤートに近付こうと、不用意に足を踏み出した。
俺が、その肩を押さえて後ろに引く。
男が顔を上げ、口から含み針を飛ばす。
俺は足を跳ね上げ、含み針を蹴散らした。
その足を空中で捻って男の顔に飛ばす。
手加減してやらねぇ。
テルナドに針を飛ばすなんて、なんてことしやがるんだ、この野郎。
男の顔が横に振られ、俺は、蹴り足を再び戻して、踵で男の顔を蹴る。
折れた歯が吹き飛び、男が地面に倒れ込む。
俺は、その男の腰から小太刀を抜き取り、その眼前に小太刀を突き立てた。
顎を上げて男を見下ろす。
「来いよ。腐れヤート。」
男が立ち上がり、小太刀を地面から引き抜く。
俺と男の間合いは重なっている。
「あ~あ。怒らせちゃったよ…し~らない。」
テルナドの言葉が終わるのと同時に、男の腕が動く。
その起こりを超えて、俺の拳が、男の顔を叩く。
男が膝を折る。
男が立ち上がる動作に繋げて小太刀を下から跳ね上げ、逆袈裟で斬ろうとするが、俺の拳の方が速い。
男の顔が振られ、男が膝をつく。
膝をついたまま、男が腰の苦無を放とうとするが、それも、俺の足の方が速い。
男の肩を蹴り抜き、男の関節を叩き壊す。
男は、壊れた間接を気にも留めず、小太刀を振るおうとするが、俺は足を返して、小太刀を握る腕を蹴り折る。
小太刀があらぬ方向に飛ぶ。
「歯が残ってるぞ。」
俺は歯を剥きだして、自分の指で歯を叩きながら男に言ってやる。
「全部は折れてないだろ?噛み付くことぐらいしかできねえだろ。」
そう言ってやれば、男は足で組付いてくるはずだ。俺を絞め殺すために。
男が跳ね飛ぶ。
蹴りに見せ掛けて、俺の首に足を巻き付けるつもりだ。
俺は、足を跳ね上げ、男と俺の隙間に俺の足を滑り込ませる。
俺は、踵を男の股間に当て、そのまま振り下ろす。
男は、俺に股間を踏みつけられる格好で地面に叩きつけられた。
「ぐあっ!!」
男が初めて苦悶の声を上げる。
睾丸どころか、恥骨まで割ってやった。
人間は、恥骨を割られれば、歩くどころか、足を動かすことさえできなくなる。
「ほれ、まだ戦えるぞ。死んでないんだからな。」
絶対に無理だとわかっていても、俺は腐れヤートにそう言ってやる。
俺は、別の男から小太刀を抜き取り、倒れる男の眼前に投げてやる。
「立てよ。言っとくが、俺はお前を殺さねえぞ。立たないなら、お前の歯を全部引き抜いて、手足を全部捥いでやるからな。」
男が折れた腕を使って、ホウバタイを外す。壊れた肩関節が悲鳴を上げているだろうが、そんなことに構わず、男が両手でホウバタイを締め直す。
尻の位置だ。
男は割れた恥骨を、無理矢理、繋げるためにホウバタイを尻の位置で締め直したのだ。
折れた腕で小太刀を握る。
グラグラと揺れながら、小太刀を杖にして立ち上がる。
俺に相対して、男が口角を上げて笑う。
「俺に一太刀浴びせることができれば、コイツらは無事に帰してやるよ。」
男の右腕が、だらしなく垂れ下がり、俺の視線から隠すようにして腰に回されている。
左手は小太刀を握り、俺へと切先を向けている。
無造作に男の間合いに入り込む。
反射的に男の左腕が突いてくる。
俺は二本の指で挟み込み、切先を捻る。
切先が熱せられた飴細工のように曲がり、男が腰を捻りながら、俺の首に右腕を巻き付けてくる。手には火薬を握っている。
俺はその手の中の物を目で確認する。
手榴弾だ。
俺は体を捻って、巻き付こうとしてくる男の腕に合わせて回転する。
男の右手を掴み、指を圧し折りながら手榴弾を奪い取る。
そのまま回って、再び男の正面を向き、男の前歯を全て叩き折りながら、その口中に手榴弾を捻じ込む。
手を引く瞬間に安全ピンを抜いて、レバーを飛ばしてやる。
ヒューズが起爆薬に点火するまで約三秒だ。
俺は男の腹に前蹴りを放って、男を転げ飛ばす。
転がりながらも、男は必死で口から手榴弾を吐き出そうとするが、ガッチリとはまって取り出せない。
両腕は上手く機能しない。それでも男は、その両腕を使って、手榴弾を吐き出そうとする。
「ドッカアアアアアアアンッ!!」
マイクロマシンで増幅した声で、爆発音に似せた雄叫びを上げてやる。
男は気を失っていた。
死を覚悟したって、それは一時のことだ。
思いがけない死に覚悟する暇なんてあるわけがない。また、今回のように、自分の予測の範疇を超える死に方に対してもそうだ。
俺は溜息を吐いて、残った四人に視線を向ける。
残った四人は、今、目の前で起こったことに怖気づいている。そのことが、ありありと読み取れる表情だ。
俺は大人のヤートに近付く。
「喋れるようになっただろ?」
俺に話し掛けられた途端、男の表情が引き締まる。
「名前を言え。」
「ザザム・ヤート」
名乗ったと同時にザザムの表情が変わる。瞳が忙しなく左右に揺れている。
「お前らは、ジェルメノム帝国のヤートか?フランシスカ王国のヤートか?」
「ジ、ジェルメノム帝国のヤートだ。」
ザザムが他のヤートの方を見る。
汗を噴き出している。
話すつもりはないのに話している。その事実に驚愕している。
「ヤートは何人来てる?」
「五十八人」
ザザムの瞳が俺へと固定される。
「獣人は、どの種族が来てる?何人が来てる?」
「じ、獣人はボアノイドが三十二人、ウルフノイドが十四人、ベアノイドが二十人だ。」
俺はザザムの応えに頷きながらしゃがむ。
「規模は、案外、小さいな。全兵数は何人だ?」
「三千四百人」
国同士の戦いと言っても、全人口が少ないんだから、そんなものか。恐らくはフランシスカ王国の全兵数もそんなものだろう。
「戦場は幾つ展開されている?此処だけじゃないだろう?」
ザザムが俯く。
知らないようだ。そりゃそうか、知ってることは少ないだろう。
『戦場は四か所で展開されてますぅ。そちらのぅ戦場以外でのぅ兵数はぁ、全部でぇ、二万三千四百五十人ですぅ。』
サンキュー。
コノエが教えてくれる。
大体、二万七千人か。
コノエ、戦場の地図を展開してくれ。
俺は瞼を閉じる。
ヨーロッパの地図が瞼の裏に展開される。
ヨーロッパの地図の中でもフランシスカ王国とジェルメノム帝国の境界付近を拡大する。
コノエ、戦場をマッピングしてくれ。
赤い光点が四か所に点る。
ライン川の渡河が目的だな。ライン川を埋める艦隊がある。
橋頭保を築くために三か所で戦場が展開されている。内一か所は既に渡河され、他の戦場の背後を突くために移動中だ。
このヤート達が配属されている部隊は、その移動中の部隊だな。
フランシスカ王国が渡河を許したのは、恐らく、魔獣のせいだ。魔獣が本陣を襲ったために、各部隊が機能しなくなったのだろう。
俺は瞼を開く。
「戦争を止めるのも良いが…ヤートと獣人をどうするかだな。」
救出しなくても、戦争そのものを止めれば、ヤートと獣人を救ったことになる。他の兵士も故郷には家族がいるだろう。
国の都合で戦争に巻き込まれるのは、面白くないだろうな。
俺はザザムの前にしゃがむ。
「この中で頭になっているのは誰だ?」
ザザムが、俺にボコられて気絶しているヤートに視線を向ける。
「奴か。」
俺は気絶しているヤートに近付き、その腕を取って引き上げる。その痛みで、ヤートが覚醒する。
覚醒しながらでも声を出さない。ヤートとして、かなり練り上げていることが窺い知れる。
男の口中から手榴弾を分解消去し、怪我を治療してやる。
起こされた男はポカンだ。
口をだらしなく開けた男の前にしゃがみ、俺は口を開く。
「俺は魔狩りだ。魔獣以外は殺さない。」
男が口を閉じる。
「お前達は俺に殺されることなく、戦場に戻ることができる。」
男の目が訝し気に歪む。
「その証拠を今から見せてやる。この場所でジッとしてろ。動けば死ぬぞ。」
立ち上がり、背後を振り返る。
テルナドは、既に、俺が見ている方向を見詰めていた。
樹上に一頭の魔獣がこちらを見下ろしていた。
ヤート達が息を呑んだことが伝わってくる。
俺がいれば魔獣は寄って来る。
「俺との情報伝達は、イズモリに切り替えろ。」
「わかった。」
俺とテルナドは真空の障壁を作る。
この魔獣は大音量の雄叫びを上げる。その音は物理的な衝撃となって体の内部にまで響き渡る。
真空の障壁を作り出すことでその音を遮断する。
「テルナド、この銃を使え。」
俺はテルナドの手に銃を再構築する。
『これは?』
イズモリを中継して、テルナドからのメッセージがダイレクトに俺の脳へと返って来る。
「魔獣を捕獲するために作った銃だ。弾頭が着弾と同時にネットを再構築する。」
『ええ?そんなので魔獣って捕獲できるの?』
「できるよ。」
魔獣が跳ぶ。
俺達は同時に、左右に分かれて走り出した。
魔獣は、当然、桁違いの霊子を保有する俺の方へと向かって来る。
巨大な嘴。
その頭部比率にそぐわないほどに巨大な嘴は、巨嘴鳥のようだ。
目が八つ。
クビルにはなかった特徴だ。初めて狩ったハガガリを彷彿とさせる。
体長は約三メートル。
四足歩行。足先は鳥の物だ。堅牢な鱗に覆われた太い脚からは、長くて鋭い爪が一本。他の爪は普通の爪だ。
『羽毛じゃないな。』
イズモリ、しっかり、観察しといてくれよ。
『言われずともしてる。』
確かに、この魔獣は羽毛ではなく、獣毛に覆われている。そのくせ、尻尾ではなく、尾羽が生えている。
極彩色の尾羽は長く棚引き、クビルの特徴を示している。
足元の悪い森の中でも自由自在に跳ね飛んでいる。
猫のような靭さだ。
『角だ。』
ああ?
『頭の左右にアンモナイト状の角がある。』
たしかに、よく見れば獣毛に隠れて、小さな、捻じれた角が頭部の左右から生えている。
魔獣が雄叫びを上げる。
俺には聞こえないが、俺達の様子を見ていたヤート達が倒れ込んだので、その雄叫びの威力がわかる。
俺は左右に蛇行しながら、魔獣からの距離を一定に保つ。
『オレンジの毛色。ハガガリとの混血かもしれんな。』
そんなことができるのか?
『マイクロマシンで、無理矢理、組織を結合させているんだ。できると考えた方が良いだろう。』
て、ことは、頭突きも有りだな?
『恐らくは。頭骨が分厚いだろうからな。』
魔獣との距離を一定に保ちながら、元いた場所へと魔獣を誘導する。
意識を繋ぎ止めていたヤート達の顔が恐怖に引き攣る。
俺は、敢えて、魔獣の懐に飛び込む。
スピードのギアを上げて、一気に飛び込む。
巨大な嘴が振り下ろされる。
一歩下がって、その嘴を避ける。
風切り音を残して、その嘴が地面を抉る破砕音を上げる。
頭を振り上げると同時に二本足で立ち上がり、前肢を腕のように使って、左右の爪を俺に向かって振るう。
体を揺らしてその爪を躱すと、最後に巨大な嘴が俺の脳天を目掛けて振り下ろされる。
再度、後ろに下がって、その嘴を躱す。
嘴は空を切り、地面に突き刺さる。
苔むした石榑が周りに飛び散り、俺の顔を叩く。
着地と同時に体重を前へと移動。
体中の骨格をカルビンに強化、カルビン化した右拳を魔獣の脳天に叩き込む。
魔獣が、一瞬揺らめき、首を振って体勢を立て直しながら雄叫びを上げる。
左の拳も強化し、首元に左拳を打ち込み動きを止める。
「テルナド、今だ。」
俺には聞こえない銃声が鳴り響く。
着弾と同時にネットが展開され、魔獣を包み込む。
動きを封じられながらも動こうとしてバランスを崩して倒れる。
魔獣がネットを破ろうと、激しくもがくが、そのネットは破れない。
強度は十分にある筈だ。アギラのゴムのような脂肪をマイクロマシンで結合させ、強度を上げたネットだ。
しかも、霊子結晶を織り込んで、弾体には霊子吸引回路が仕込んである。
魔獣は霊子を吸引されて、動けなくなるのだ。
巨大な嘴を開いて、ネットに噛み付く。
その口中を見てみれば、嘴の内側に細かな牙が並んでいる。
凶悪そのものだな。
その牙と嘴をもってしてもネットは噛み切れない。魔獣の力そのものが弱まっているのだから当然だ。
俺は魔獣の嘴を縛るようにしてロープを再構築する。その嘴の形状に合わせて、袋も再構築して、嘴を完全に封じる。
これで、雄叫びを上げても、大した音量にはならないだろう。
魔獣はもがいているが、起き上がることもできない。
テルナドが真空の障壁を分解しながら俺に近付いて来る。俺も真空の障壁を分解する。
「そうか、獣人拘束用スーツの応用だね。」
テルナドの言葉に頷く。
ヤート達の方を振り向く。
驚愕に顔を歪め、倒れ込んだままのヤート達が、俺から目を離せないでいた。
俺は五人のヤートに近付き、しゃがむ。
「お前ら、神州トガナキノ国という国を知ってるか?」
怯えを含んでいることを悟らせないためか、全員が視線を俺から逸らす。
「知らぬ。」
一人、挑戦的な視線を俺に向ける男が答える。
頭の男だ。
うん、あれだけ痛めつけられたのに、中々に根性がある。
「じゃあ、今夜、見せてやる。」
男の目が眇められる。
「このまま帰れ。」
俺は立ち上がって背中を向ける。
テルナドと共に魔獣の傍に立ち、イデアに連絡し、輸送艦をこちらに向かわせるように指示を出す。
『マスター、輸送艦の使用目的をお教えください。』
イデアの質問に俺は「魔獣を搬送するためだよ。」と応えると、イデアが、突然、俺達の目の前に瞬間移動して来た。
「おう、どうした?」
イデアが俺の前に跪く。
「いえ、魔獣が対象でしたら、セクションのゲートを使用し、セクション経由で国に送ればよろしいかと思い、参上いたしました。」
そうか。
イデアが全魔獣を管理していた時は、ハルディレン王国地下のセクションから、世界中に魔獣を瞬間移動で送り込んでいたんだ。そうだよ。そうだった。
『仕事を終えた魔獣は瞬間移動で再びセクションに戻される。そうだな、セクション経由でトガナキノに送れば仕事が早く済むな。』
そこで一つのことを思い出す。
「でも、お前、魔獣の管理権限を失くしてるんだろう?そんなことできるのか?」
イデアが顔を上げ、頷き、立ち上がる。
イデアが魔獣に近付き「この魔獣は私も知らない魔獣ですね。」と呟く。
「多分、ハガガリとクビルの混血だと思うんだ。」
俺の言葉を聞いたイデアが振り向きながら頷く。
「左様ですね、外見の形質はたしかに二種のBナンバーズの特徴ですね。」
そう、言いながらイデアが魔獣の獣毛を抜き、自分の口に入れる。
獣毛を呑み込み「登録いたしました。」と、俺に教えてくれるように呟く。
「私の構成情報を登録させて、管理者権限を所有します。」
イデアが魔獣の嘴を封印していた袋とロープを分解し、口の中に人差し指を突っ込む。
当然のように魔獣がイデアの指を食い千切る。
痛そう。
俺とテルナドが顔を歪める。
再度、イデアが魔獣の嘴を封印し、振り向く。振り向いた時には指が再構築されていた。
「マスター、それではセクションに移動いたします。その後は、どちらに移動させればよろしいですか?」
「うん。まだ、それは決めてない。お前とクソ爺とで段取りを決めてもらう前に魔獣を捕獲しちまったからな。」
イデアが頷く。
「あれ?クソ爺って誰のことかわかる?」
「はい。ヘルザース閣下のことでございますね。」
AIスゲエな。
クソ爺ってのがヘルザースのことだって通じるとこが凄いよな。
「では、一旦、セクションのBナンバーズ培養カプセルにて保管いたしますか?」
「あ、そっか。そうだな。そうしてくれ。」
イデアが俺に正対して跪き、「それでは、失礼いたします。」と言って、魔獣と共にこの場から消える。
「貴様!!」
後ろから大声で呼ぶなよ。吃驚するじゃねぇか。
「なんだよ?」
頭の男が立ち上がって、凄い形相で睨んでる。
「貴様は一体何者だ!」
俺は眉を顰める。
「はあ?見たとおりの一〇歳の子供だよ。」
「嘘を吐け!一〇歳の子供が魔獣を狩り!魔人を使役できるわけがあるまい!!」
まあ、たしかに俺は、今は十六歳だけど、一〇歳の時にイデアは俺の使役魔人になったし、魔獣だって狩ってたんだけどね。
『中身は五十一歳だがな。』
うるせぇよ。実年齢を思い出させるなよ。
「ホントだよ。俺は…」
大きく笑ってやる。
歯を剥いた獰猛な笑みだ。
「…一〇歳の魔狩りだよ。」
五人のヤートはそれっきり喋らなくなった。
「じゃあ、取敢えず戻ろうか。」
俺の言葉を受けてテルナドが頷く。
「ほっといて良いの?」
テルナドはヤートを気にするが、俺は「良いよ。今夜が勝負だからな。」と応え、連れ立って、茂みの中へと体を沈めた。




