表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕、動物園のクマになっちゃった!?

作者: 七瀬
掲載日:2018/02/13

僕の名前は 『マサシ』 9歳になる。

僕は、日曜日の今日、、、お父さんとお母さんと4歳の弟で!

『動物園』に行った時、ゾウさんやライオンさんやキリンさんに

カバさんもいて、家族4人で楽しく動物を見ていたんだ!


...そしたらね? 僕の後ろから視線を感じた。

後ろには...大きなクマさんが檻の中にいたんだよ。


僕はクマさんに近づいて、、、じーっと目を合わせて見ていたら?

一瞬だったんだ!



次の瞬間、、、僕とクマさんが入れ替わった。


『えぇ!? どういう事??』


クマさんも、キョトンとしていた。

そうすると......?


お母さんがぼくを呼んでいる。

正確には、人間の方の僕を呼んでいる。


ぼくが必死になって! 『お母さん! ぼくはここだよ! ねぇお母さん!』

...そう叫んでも、ぼくの声は 『ウゥーーワァーー』と鳴いてる声になっていて

お母さんには僕の声は届いていなかった。



お母さんが連れて行ったのは、、、僕のカラダに入ってるクマさんの方だった。

ぼくは、このまま檻の中でクマとして、生活していくのかな?



その日は、僕とクマさんが入れ替わった後...。

ぼくは見世物になった。


たくさんの子供連れの家族が僕の方を見てくる。

ぼくを見て、手をたたいてぼくに話しかけてくる。


『クマさん~クマさん~こっち向いて~!』

『なんだか? 機嫌が悪いみたいだね!』

『芸とかしないの~!?』

『お腹空いてないのかな??』

『今、クマさん何考えてるんだろうね?』

『僕! 熊よりパンダの方がいいよ~!』


いろんな声がする。

ぼくは話している事が理解できるから辛いよ。

それよりなにより、、、なんで!? クマさんと入れ替わったのかな?

 


そのころ? クマさんは僕の家族とお家に帰っていました。

車で、お父さんが運転してお母さんは助手席に4歳の弟とクマさん。

お父さんが僕にいいます。


『マサシ、今日は楽しかったな~! また4人で行こうな~!』

『マサシが、ずっと動物園に行きたいって言うからよ~!』

『...お兄、ちゃ、、、ん??』

『ウゥーーワァーー』

『えぇ!? どうしたの? マサシ! 何処か気分でも悪いの??』

『何処かで、車を止めようか? 大丈夫か? マサシ!!!』

『...お兄ちゃん、なんか変だよ~! お兄ちゃんじゃない!?』

『何を言ってるの? お兄ちゃんに決まってるでしょ!』

『違うよ! 絶対にお兄ちゃんじゃない!!!』

『どうしたんだい!? 取り敢えずここに車、止めるよ!』

『どうしたの? マサシ??』

『...ボク マサシ チガウ ボク クマ イエニ カエリタイ。』

『マサシ? この子、何か悪い物でも食べたのかしら? 病院に連れて行った

方がいいのかしら、、、?』

『うーん? そうだな! そうしよう!!』

『ボク イエニ カエリタイ。』



そして、1日目が過ぎた。

朝から、檻の掃除に飼育員の人がぼくを違う檻に入れる。

掃除が終わると......?


朝ごはんに、フルーツをたくさん。

ぼくの体は人間の男性より大きい。

『野獣だ!』


ぼくがずっと憧れいた野獣、、、でもいざ、なってしまうと...?


『僕はお家に帰りたい! 家族に会いたい! 家族のところに戻りたい!』


それしか、浮かばない。



僕の体に入ったクマさんも次の日、病院に連れて行かれていた。


『すみません。息子の体調がおかしいんです。』

『はい、少し見てみますね! 痛くないよ~大丈夫だからねぇ~!』

『どうですか? 先生!』

『うーん? 問題はなさそうですけどねぇ~!』

『あのね? この人!? 僕のお兄ちゃんじゃないんだよ!』

『まだ! そんな事を言っているの? お兄ちゃんに決まってるでしょ!』

『ボク オニイチャン チガウ』

『ほら! そう言ってるじゃないか!?』

『ボク イエニ カエリタイ。』

『家って? 何処なの??』

『ドウブツエン ボク クマダヨ!』

『クマって? 先生! もう一度、ちゃんと見てください!』

『わかりました。明日、もう一度、その動物園に行ってください!』

『先生まで~! そんな事を言うんですか?』

『私の言う通りにしてください! いいですね!!!』

『ははい。』

『良かったねぇ~! 明日、動物園に行けばわかるよ~!』

『ウン ヨカッタ アリガトウ。』



そして、2日目......。

ぼくはもうあきらめかけていた。

このまま、ずっとクマとしてこの檻の中で一生、生活して行くんだと...?


【でもそこに......!】


お母さんと4歳の弟と僕の体に入ったクマさん。

そして、僕の体に入ったクマさんがぼくの方に近づいてきて......。

ぼくの目をじーっと見ていたら?

あぁ! また起きた!? あの時と一緒だ!!!



...次の瞬間、、、僕とクマさんが入れ替わった。


『やった!』 僕は大泣きしてしまった。

『お兄ちゃん、お帰り! 僕の本当のお兄ちゃーん!!!』

僕と4歳の弟と、抱きしめ合った。


お母さんは、何が起きたのか? わかっていなかったみたいだった。


最後に、僕と4歳の弟はクマさんの方を見ていた。


『クマさーん! ありがとう!!! お互い戻れて良かったねぇ~!』

『ウゥーーーーワァーーーーー!!!』


クマさんも、とっても喜んでいたよ。 



最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ