僕、動物園のクマになっちゃった!?
僕の名前は 『マサシ』 9歳になる。
僕は、日曜日の今日、、、お父さんとお母さんと4歳の弟で!
『動物園』に行った時、ゾウさんやライオンさんやキリンさんに
カバさんもいて、家族4人で楽しく動物を見ていたんだ!
...そしたらね? 僕の後ろから視線を感じた。
後ろには...大きなクマさんが檻の中にいたんだよ。
僕はクマさんに近づいて、、、じーっと目を合わせて見ていたら?
一瞬だったんだ!
▽
次の瞬間、、、僕とクマさんが入れ替わった。
『えぇ!? どういう事??』
クマさんも、キョトンとしていた。
そうすると......?
お母さんがぼくを呼んでいる。
正確には、人間の方の僕を呼んでいる。
ぼくが必死になって! 『お母さん! ぼくはここだよ! ねぇお母さん!』
...そう叫んでも、ぼくの声は 『ウゥーーワァーー』と鳴いてる声になっていて
お母さんには僕の声は届いていなかった。
お母さんが連れて行ったのは、、、僕のカラダに入ってるクマさんの方だった。
ぼくは、このまま檻の中でクマとして、生活していくのかな?
▼
その日は、僕とクマさんが入れ替わった後...。
ぼくは見世物になった。
たくさんの子供連れの家族が僕の方を見てくる。
ぼくを見て、手をたたいてぼくに話しかけてくる。
『クマさん~クマさん~こっち向いて~!』
『なんだか? 機嫌が悪いみたいだね!』
『芸とかしないの~!?』
『お腹空いてないのかな??』
『今、クマさん何考えてるんだろうね?』
『僕! 熊よりパンダの方がいいよ~!』
いろんな声がする。
ぼくは話している事が理解できるから辛いよ。
それよりなにより、、、なんで!? クマさんと入れ替わったのかな?
▽
そのころ? クマさんは僕の家族とお家に帰っていました。
車で、お父さんが運転してお母さんは助手席に4歳の弟とクマさん。
お父さんが僕にいいます。
『マサシ、今日は楽しかったな~! また4人で行こうな~!』
『マサシが、ずっと動物園に行きたいって言うからよ~!』
『...お兄、ちゃ、、、ん??』
『ウゥーーワァーー』
『えぇ!? どうしたの? マサシ! 何処か気分でも悪いの??』
『何処かで、車を止めようか? 大丈夫か? マサシ!!!』
『...お兄ちゃん、なんか変だよ~! お兄ちゃんじゃない!?』
『何を言ってるの? お兄ちゃんに決まってるでしょ!』
『違うよ! 絶対にお兄ちゃんじゃない!!!』
『どうしたんだい!? 取り敢えずここに車、止めるよ!』
『どうしたの? マサシ??』
『...ボク マサシ チガウ ボク クマ イエニ カエリタイ。』
『マサシ? この子、何か悪い物でも食べたのかしら? 病院に連れて行った
方がいいのかしら、、、?』
『うーん? そうだな! そうしよう!!』
『ボク イエニ カエリタイ。』
▼
そして、1日目が過ぎた。
朝から、檻の掃除に飼育員の人がぼくを違う檻に入れる。
掃除が終わると......?
朝ごはんに、フルーツをたくさん。
ぼくの体は人間の男性より大きい。
『野獣だ!』
ぼくがずっと憧れいた野獣、、、でもいざ、なってしまうと...?
『僕はお家に帰りたい! 家族に会いたい! 家族のところに戻りたい!』
それしか、浮かばない。
▽
僕の体に入ったクマさんも次の日、病院に連れて行かれていた。
『すみません。息子の体調がおかしいんです。』
『はい、少し見てみますね! 痛くないよ~大丈夫だからねぇ~!』
『どうですか? 先生!』
『うーん? 問題はなさそうですけどねぇ~!』
『あのね? この人!? 僕のお兄ちゃんじゃないんだよ!』
『まだ! そんな事を言っているの? お兄ちゃんに決まってるでしょ!』
『ボク オニイチャン チガウ』
『ほら! そう言ってるじゃないか!?』
『ボク イエニ カエリタイ。』
『家って? 何処なの??』
『ドウブツエン ボク クマダヨ!』
『クマって? 先生! もう一度、ちゃんと見てください!』
『わかりました。明日、もう一度、その動物園に行ってください!』
『先生まで~! そんな事を言うんですか?』
『私の言う通りにしてください! いいですね!!!』
『ははい。』
『良かったねぇ~! 明日、動物園に行けばわかるよ~!』
『ウン ヨカッタ アリガトウ。』
▼
そして、2日目......。
ぼくはもうあきらめかけていた。
このまま、ずっとクマとしてこの檻の中で一生、生活して行くんだと...?
【でもそこに......!】
お母さんと4歳の弟と僕の体に入ったクマさん。
そして、僕の体に入ったクマさんがぼくの方に近づいてきて......。
ぼくの目をじーっと見ていたら?
あぁ! また起きた!? あの時と一緒だ!!!
▽
...次の瞬間、、、僕とクマさんが入れ替わった。
『やった!』 僕は大泣きしてしまった。
『お兄ちゃん、お帰り! 僕の本当のお兄ちゃーん!!!』
僕と4歳の弟と、抱きしめ合った。
お母さんは、何が起きたのか? わかっていなかったみたいだった。
最後に、僕と4歳の弟はクマさんの方を見ていた。
『クマさーん! ありがとう!!! お互い戻れて良かったねぇ~!』
『ウゥーーーーワァーーーーー!!!』
クマさんも、とっても喜んでいたよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。




