夢なのか...?
本日3本目!
前回のあらすじ
・女性に泣きながら命乞い!
・レモンの様ないいかほり
・ポンポンされたら寝ちゃうのぉ...zzz
・いっぱい食べさせてあげるんだから
感想してもらえたらうっれしいです!
「んぅ...ふぁ〜...はふぅ...」
なんだか久しぶりに熟睡できた気がするなぁ
「っ⁉︎そうだ、俺めっちゃ怖い人に殺されそうになって⁉︎
...?あー、あーあーマイクチェックマイクチェック...⁉︎」
なに?さっきの可愛い声?
俺以外にも他に誰かいるのか?
それとも、まさか...
いやいや、さすがにね?さすがにないでしょうよ?
今流行ってるって言っても異世界転生とかTS転生とかないでしょうよ?
でも一応確かめてみる?これがまさかだったら俺のマイサンは次元の彼方に消えさたわけですよ?
恐る恐るいつの間にか羽織っていたローブの下の股のあたりに手を伸ばす...
「ない...マイサン...
そんでもって感じる胸の重み...」
Oh...思わずorzのような格好になってしまった。
使ったことなかったってわけじゃないけど装着具を付けてだったし...
でもこれはひどい...胸も大きくはないがそれなりにある。
目線もいつもより低く感じるし、さっき床に手をついた時に視界の端にちらついた白色の長い髪も前の俺の髪じゃない。
「と、とりあえずなにか姿を確認できるものを!」
自分の立ってる足元には台が置いてありその上にはオロナミン◯みたいなビンが置いてある。
その台の周りに大きな魔法陣が描かれていた。
ここで初めて周りを見渡すと棚が見渡す限りズラーッと並んでおり、その棚には色々な形をした道具が並んでいた。
「ん?ここはどこかの倉庫なのか?
ならどこかに鏡かなにかないかな?」
俺はそう言いながら自分の姿を写すことができるようなものを探し始めた。
「にしても色んなもんがあるなぁ
アイスピック?に瓶に入った怪しげな薬、高そうなベルトに、お札か?
お?この棚は剣が並んでるのか!」
棚は乱雑そうに見えて種類ごとに並べているとこを見ると誰かが整理していたのだろう、と考えながらいるとついに手鏡を見つける。
「あった!これまた宝石が散りばめられていて高そうな手鏡....
落として割れないようにしないとな...弁償とか絶対無理だもんな...」
気をつけながら鏡を覗き込むとそこには...
「え?誰この美少女...
やっほー...テヲフリカエシテクレター」
鏡に写る白髪で紫色の瞳をした美少女は頬を引きつらせながら俺が手を振ったのに合わせて手を振ってくる。
えぇ...うっそだろお前!
これ俺な訳?ないわー
って、ん?なんかこの鏡の中の子俺と違う動きしてね?
『あなたは私。私の願いはあなたの願い。私たちの願いは生きること。生きるためには力がいる。つまりあなたの願いであり、私の願いは生きるための力。自分の身を守ることの力。』
ーパリィーン
鏡の中の誰かがそう言い終わると手鏡は持ち手の部分まで粉々に砕け散った。
「え?やばい...高そうな鏡壊れちゃった...
というか俺の願いが生きることでそのために力がいる?
確かに生きたいけどなんでそんなこと言ったんだ...?」
それよりここってどうやって外に出るんだろう?
もう一本いけるかなぁ...?
次回まだ魔道具回!次回でこの主人公の能力わかるよ!