言い訳なのか...?(サラ視点)
12本目!
前回のあらすじ
・腕輪の中に入ってた魔道具
・暇だし丸薬飲もう!
・なんだか体ポカポカ、服脱いじゃお!
・ボートル⁉︎怖い怖い命乞いしなきゃ!
・土下座!
・仲間と認めてくれました!
感想もらえるとうっれしいです!!!
その日は何故だか朝早くに目が覚めてしまった。
目が覚めてまず思ったのは昨日、リゼちゃんをベットに寝かした時に見つけた腕輪のことだ。
腕輪はボートルに報告に行ってそのまま預けて来たんだけど、腕輪を見えた時になにやら随分と難しい顔をしていたから何かやっかいごとなんだろう...
「はぁ...結局あの腕輪のことはなにかわかったのかしら?
とりあえず支度してボートルのとこに行ってみるかな」
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ーコンコン
「ボートル?いるー?はいるよー?」
「ん?あぁサラか...
ふぅ...コヒノキでも飲むか?」
「あ、うん、よろしく。
それでなにかわかった?」
ボートルは立ち上がりコヒノキを淹れながら私の質問に答えてくれた。
ちなみにコヒノキは地域によってはコヒノキとも呼ばれる苦味のある黒い色をした飲み物だ。
「あぁあの腕輪自体は結構な掘り出し物だってことしかわからなかった。
だが腕輪の内側にあの子の名前が刻まれてて、腕輪自体の所有者はあの子だってこと。それと他のやつがあれを付けると腕輪が締まっていくことも分かったな。
...ほれ、ブロン乳は自分で入れろよ。」
「それってあの腕輪が魔道具ってこと?
だったとしたらちょっとしたお金持ちのなれるじゃない!どんな効果が付与されてるの?
魔法強化とか?」
魔道具というのは基本高価で一市民には手が出ない物だ。
持っていたとしても中級の冒険者や傭兵がちょっとしたものを、上級の冒険者や傭兵がダンジョンで見つけたもの、王族や古くからある貴族の家の家宝として補完されてる程度である。
魔道具はなにかしらの効果が魔道によって付与された道具のことで、効果が大きいものほど値段も高くなる。
「付与されてる効果はわからなかったんだ。
うちの魔道士達に見せても所有者以外が付けると締まるってことだけしか分からない。
でもフー爺言わくかなり昔の時代のものらしいぞ?」
フー爺に見せても分からないとは...
あ、ちなみにフー爺ってのはウチのクランにいる魔道士のことで、フーロイズを略してフー爺って呼ばれてる。
「それにこれをあの子がどうやって隠してたか、ってのも気になるな...
保護した時は文字通り丸裸だったから手に持っていたわけではないとすると...」
「すると...?」
「あの子が時空間魔法の時空収納が使えてその中に隠してた...とかな」
「え?いやいやーあんな小さな子がよりによって難しすぎて習得する人は変態とも呼ばれる時空間魔法を?」
「一家相伝の魔法だったら使えてもおかしくないだろ?
それにあの腕輪をどこで手に入れたか...親から譲り受けた...?
だとしたらもう一度あの子のことを調べなおさないとな...」
一家相伝魔法
それはその家で代々受け継がれている魔法のことで、一家の遺伝で才能がある種類の魔法のことや、その家独特の魔法のことを言う。
「なるほどね...それならあり得るか...
いつかリゼちゃんの魔道回路の数を測定しなきゃね」
「あぁそうだな...
ところでそろそろいい時間だが、あの子を見に行かなくていいのか?」
「ん?おぉ!じゃあ行ってくるよ!
あ、その腕輪はリゼちゃんに返せるの?」
「いいぞ、もし家族から貰ったものだったらきっと心の支えだったろうからな」
「じゃあまたご飯食べたらリゼちゃん連れてくるね!」
さてさてリゼちゃんの可愛らしい寝顔を拝みに行きますか!!
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ーコンコン
「リゼちゃん?起きてる?サラだけど入るよ?」
部屋に入るとベットの中のリゼちゃんはまだ夢の中のようだ。
それにしてもリゼちゃん、随分小さくなって寝るのね?
「リゼちゃーん?朝だよー、朝ごはん食べに行こ?」
そんなことを言いながらリゼちゃんの顔を隠してる掛け布団を剥がしてみると何かに脅えるかのように丸く、小さくなって寝ており、閉じられた瞼からは静かに涙が流れ、魘されているようだった。
「リゼちゃん⁉︎リゼちゃん!リゼちゃん!!!」
「っ⁉︎」
夢の中でさえ、リゼちゃんは何かに恐怖している。
私の声で目が覚めたリゼちゃんは寝ぼけ眼で私のことをボーっと見ている。
うん、かわいい
「リゼちゃん。だいぶうなされてたけど、何か悪い夢でも見ていたの?」
「おはよう、ござい...ます...」
ようやく意識が覚醒してきたらしく、挨拶を返してくれた。
ん?なにかを探すようにキョロキョロと部屋の中を見回している。
腕輪かな?
「そんなキョロキョロしてどうしたの?
...あっ!これ探してるんでしょ?」
「...それ、わたしの...」
私が腕輪を没収したと思ったのかリゼちゃんの目に涙が溜まっていく。
「あぁん、返すから!ね?ほら!だからそんな泣きそうな顔しないで!!」
「うぅ...ぐす....」
セーフ!ぐずっているけど泣き出してないからセーフ!
よっぽど大事なものだったんだね...
「ごめんなさいね?昨日リゼちゃんをここに運んだ時にベットの中に落ちてて、腕輪の内側を見てみたらRizeって書いてあったからリゼちゃんのとは分かったんだけど...」
「うん....」
「でもリゼちゃんを保護した時ってさ、リゼちゃんは裸だったし、腕輪なんて持ってなかったから不思議に思ってボートルに報告しに行ってたのよ。
勝手に持って行ってごめんなさいね?」
これは納得してもらえた...のかな?
「ねぇリゼちゃん?その腕輪ってさ...もしかして...」
そう質問しようとするとリゼちゃんはまた泣きそうになりながら...
「こ、これは...わたしのなの...
マリが、初めてわたしに...わたしにくれたもの...なの...」
マリ...確かリゼちゃんのお祖母様の名前だったわね...
やっぱり心の支えとして、お守りみたいなものだったので...
「そ、そうなのね!ところでこれってどうやって持ってたの?もしかして時空間魔法が使えちゃったり?時空収納とか...?」
「使える...でも、わたしだけ...」
「...やっぱり、ね。そっか、教えてくれてありがとね!朝ごはん食べに行こっか!」
やっぱりリゼちゃんは時空間魔法を使えるみたいね...
でも私だけって言っていたから一家相伝じゃない...?
後でボートルに会いに行った時に言っとかないとね
とりあえず朝ごはんいきましょうか!
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部屋から食堂までの道のりでリゼちゃんに今日の予定を軽く話しておく事にした。
「今日はご飯食べたら、ボートルのとこに挨拶に行ってー、リゼちゃんの服とか買いに行こっか?」
リゼちゃんとの買い物...
むふふ...楽しみだ!!
お、食堂つーいた!
「おばちゃんおはよ!私とリゼちゃんの分の朝ごはんお願いねー!!」
「あら、おはようリゼちゃん!昨日は全部食べられなかったからお腹空いてるでしょ?たくさん食べてってねー」
「っ⁉︎」
リゼちゃんはどうやらおばちゃんが少し怖いみたいだ...
やっぱり初めに撫でようとしたから...?
おばちゃんも悲しそうな顔をしてるし、これはなんとかしないとだな...
「...おはよう、ございます...」
「はい、おはよう。もう出来るからちょっと待っててね?
それとバップ!裏の倉庫に置いてある空の木箱持ってきてちょうだい!」
今日の買い物でリゼちゃんの好物を調査しておばちゃんに教えてあげよう!
「スチーダさんこれでいいっすか?」
「そう、それそれリゼちゃんの座る椅子に乗せてあげてちょうだい!
私はトレーを持って行くから!」
「椅子に乗せる...?...あぁ!机に届かなかったんっすね!おっけーおっけー!
よいっしょっとっ...これでいいっすか?えーっとリゼちゃん...?」
「ありがとう」
うぉ⁉︎笑顔が眩しい⁉︎
「い、いいっすよ!これくらい礼には及ばないっす!これからも僕を頼ってくれていいっすからね!
あ、僕はバップってい言うっすよろしくっす!」
新人のバップくんもリゼちゃんの笑顔にタジタジだよ笑
それにしてもリゼちゃん、バップくんには怯えないな...
なんでだ?バップくんのお兄ちゃん力がリゼちゃんにも発揮されてるのか?
バップくんって確か下に4人も妹がいたはずだからな。
「さて、それじゃあ食べよっか!!」
と言って私が食べ始めるとそれを見てリゼちゃんも美味しそうに食べ始める。
でも遠慮してるんだろうか?昨日も私が食べないと食べ始めなかった。
まぁそれはともかく問題はボートルだよ!
保護した時はすっごい怖がってたし、大丈夫かなぁ心配だなぁ...
自分にしては長い!
次回もサラ視点です!
媚薬なのか...?のサラ視点です!もしかしたら新しい試みでサラ視点とボートル視点両方かもしれません!




