11-10 新ダンジョンに行ってきます。
暑いです。
何度も言うのは鬱陶しいとわかっていますが、暑いです。
途中増えた蛸の魔物のせいで余計に暑くなった気がします。
全身が溶岩らしくてドロドロで熱いんですよ……フレイムドッグのほうがまだマシでした……。
他にも魔物の種類が増加しましたが、皆さん勢いに乗ってたので特に問題なく進めました。
今はダンジョンの四分の三ほど進んだ辺りのセーフティゾーンに居ます。
この周辺では魔物は襲ってこないので、コーヒー飲んで休憩中です。
昨日のうちにアイスコーヒーを買っておいて正解でした。いつもコーヒーを入れてる魔法ポットは冷やすこともできるので。
「俺も買っとけばよかった。マジあっついな……」
「一杯だけならどうぞ」
「悪い、もらうわ」
他の人にも差し上げてもうあまり残ってないので一杯だけです。
今度、大きい魔法ポットを買っておきましょう。
「あんまこっち寄らないでよ暑苦しい」
「俺よりあっちに言ってやってくれ」
あっち、の先には全身鎧の方ばかりのナイツオブラウンドの皆さん。
見ているだけでも熱気が伝わってきそうです……。
「プルスト、こっちは回復にもう少し時間かかりそうだ」
「そか。じゃしばらくゆっくりしてるわ」
ここまでの道中、基本的にはエスが前面に出て戦っていましたが、ナイツオブラウンドからの希望もあって回復以外でも何度か交代してたんです。
戦い方は前回挑戦時からほとんど変わっていないらしくかなりダメージを受けていたようですが、戦った後でも皆さんもの凄くやる気に溢れてました。
てっきり今回も上手くいかなかったと落ち込む人も居るんじゃないかと思いましたが、全然そんなことはありません。むしろもっとやらせてほしいとまで言ってました。
『参考になったかどうかはわからんが、少なくともこいつらにとってはプラスにはなったらしい。ありがとな』
マスグレイブさんはそんなことを言ってたので、どうやら今回の合同攻略を行った意味はあったようです。
「それはそうと休憩中くらい鎧外さないのか。暑苦しいぞ」
「一応、ダンジョンでは外さない規則なんでな。服装の緩みは気の緩みってわけだ。俺が破るわけにもいかんだろ」
休憩中くらい、とも思うかもしれませんが、一度気を緩めてしまうとなかなか戻りませんしね。
大事なことだと思います。
「暑そうと言えばロロさんも暑そうなんですが、大丈夫ですか?」
「これ、冷暖機能付き」
「えっ、ロロさんのコートそんな機能がっ。ちょーっと触らせてもらっても……うわっ、ホントに涼しいっ」
メグルさんがコートの中に手を入れて確かめてます。
「なんやとっ。おぉーこらええなぁ……帰ったら作ってもらお」
それに続いて暑さでダレてたアヤメさんが両手を突っ込んで涼んでます。そしてロロさんが『動けないよぉ……』という顔に。もちろん無表情ですが。
「イオンは暑いの平気そうだね」
「暑いのは暑いですけど、我慢できないというほどではないので」
工場はもっと暑いですからね。夏場は危険です。
エアコンなんて当然無い、シャッター全開の工場。
ただでさえ暑いところに、走ってきた直後のエンジンが完全に暖機された車を入庫。
ボンネットを開ければエンジンルームから熱気が溢れ、交換したオイルも熱気を漂わせ、エンジンルームの奥まで手を突っ込んでオイルフィルターを交換する。
もちろん作業着は長袖。はっきり言って地獄です。
そのくらいのことは経験してるので、心の中では暑い暑い言ってますが表に出さない程度には我慢できます。
すぐ側を火矢がかすめていくのは、さすがに熱かったですけど……。
「今のうちに決めておきたいんだが、ボス戦はどうする?」
そういえばと、マスグレイブさんがプルストさんに確認してますが……どうするとはどういうことでしょう? 倒す以外に何かあるんでしょうか。
「そういえば予定より人数増えたもんね。このまま行くと強化されるかな?」
強化。忘れてました。
レイドを組んで全体の人数が増えると、それに合わせて魔物も強化されるんでした。
極端な話、『人数が多ければ多いほど、簡単に攻略できるのでは?』と思ったのでシーラさんに聞いてみたんですよね。人数の少ないパーティはそれだけで不利になってしまうんじゃないかなと。
でも人数が増えると、通常の魔物は出現数の増加、ボスは能力が強化されてしまうそうです。
人数が二倍になったらといって魔物が二倍の数になるわけではありませんし、ボスも二倍の強さになるというわけではないそうです。
なので一応は人数が多いほうが有利になるそうですが、人数が多ければ指示を出す人は大変になりますし、狭い場所では必ず有利になるとも限りません。
状況に合わせることが大事と言うことですね。
ちなみにレイドを組んだら必ず強化されるというわけではありません。
クラン用のクエストなど、多人数が前提のものでは変わらないそうです。
でもマスグレイブさんがそう言うということは、今このダンジョンは強化されている状況ということですね。
ゲイル山に比べて魔物が多いなぁとは思いましたが、それでだったんですか……。
そしてこのまま進めばボスが強化されるのは確実。だから戦うか引き返すか、ということですか。
「別にこのまま突っ込んでもいいんじゃないか?」
「あたしもオッケー。多分行けるんじゃないかな」
「ドロップええもんになるしな。ウチも構わん」
「何度も暑いところに来たくありませんしね~」
「私も賛成です。今の状況なら大丈夫かと」
「賛成」
「私も大丈夫です」
私はよくわかりませんが皆さん特に悩む様子もなかったので、多分大丈夫なんでしょう。なので私も賛成しました。
ボスはゲイル山と同じくエレメントゴーレムだと聞いてますし、何とかなるんじゃないでしょうか。
名前は同じですが属性が違うんですよね。あと外見が若干違うそうです。他にも何か違いがあるかもしれませんが、そのときはそのときということで。
「私は付いていくだけなんでどっちでもオッケーです。むしろ強化状態のデータが取れるんなら儲けものですよ」
「そか。だが後ろで眺めてる余裕はないだろうしな、メグルはエスに付いてくれるか」
「じゃ後衛のサポート頼むわ。いらなかったら前衛やってもいいぞ」
「りょーかいでっす」
「それじゃ出発までしっかり休んどいてくれ」
それだけ言い残して戻っていくマスグレイブさん。
ナイツオブラウンドのほうを見ると回復が完了し始めているようなので、出発はもうすぐですね。
私も、一応アイテムを再確認しておきましょう。
「あ~涼しいです~」
「涼しいな~ほんにえんもんやな~」
「…………(残弾の確認したいのに、動けないよう……)」
少しして準備は完了、攻略を再開。
数回の戦闘を経て、ボスの元までたどり着きました。
《イベント発生条件を満たしました。これよりイベントを開始します》
聞こえてきたシステムメッセージ。
そして現れたエレメントゴーレム。
「なぁ、アレ以外に違いはあるか?」
「報告にあった姿と違いは無いはずだ。だがこういう強化もあるんだな。いや勉強になった」
やっぱり強化されているらしく、事前情報とは違うようです。
「いやいやいや何落ち着いてんですか! ボスが二体も出てきたんですからもーちょっと驚きましょうよ!」
メグルさんの言葉の通り、エレメントゴーレムが二体います。
前回攻略時、十人で攻略した際は一体だけだったそうです。
こっちの人数が二倍以上に増え、向こうの戦力は小さく見積もって二倍。
一応、こちらが有利という状況は変わらないようです。
一部を除いて皆さん驚いてるのでボスの数が増えるというパターンは珍しいようです。私も能力が強くなるとしか聞いてませんでしたし。
ただ強くなるだけでも大変そうですが、数が増えると戦い方も変える必要がありますので、より難しくなった強化ということですね。
そんなことよりも。
「こっちで一体引き受けるからナイツで一体頼むな」
「ヤバそうだったら言ってくれ。人を回す」
「え、これでも人数二等分じゃないんですか!? ていうかイオンさん何突っ込んでんですかー!」
ゲイル山のエレメントゴーレムと同じく、開始早々大きな魔法を撃ってきそうだったので急いで攻撃します。
ギィイン!
やっぱり堅いですね、思うように切れません。
ですが今回は予想出来ていたので、魔法に掠るようなこともなく発動を停止できました。それだけでも良しとしましょう。
「全隊防御!」
指示に従って即座に隊列を変えるナイツオブラウンドの皆さん。
ああいう統率の取れた動きは見ていて気持ちいいですね。強いクランだと有名になるのもわかります。
今回のエレメントゴーレムは、聞いていた通りゲイル山のものとは外見からして違います。
腰から上が炎に包まれているんです。フレイムドッグのように。
そんなエレメントゴーレムに飛び込んだのかと思われるかもしれませんが、先ほど攻撃したのは足の部分です。
エレメントゴーレムのサイズはゲイル山とほぼ同じ。二階建ての家くらいの大きさなので、足下だけでも十分攻撃できる大きさです。
首から上じゃないと魔法は停止しないかもとは思いましたが、何もしないわけにもいかなかったので。
なので魔法が停止してくれたのは実は予想外です。停止してくれて助かりました……。
「俺たちも行くか、バルガス」
「今回も美味しいところを取られそうですしね」
「そういう問題ですか! あーもーっ、強化っぷりに驚くどころかそのまま突っ込んで大技キャンセルして平然とそれに続く皆さんって、やっぱワケわかんないですね!」
「喋るより手を動かす」
「わかってますよロロさん!」
驚いてないわけじゃありませんが、そんな場合でもありませんでしたので。
とにかくエレメントゴーレム一体にナイツオブラウンドの皆さん。
もう一体にエスとロロさんとメグルさん。
改めて対峙して、本格的に戦闘開始です。
大きな魔法を諦め迫ってくるエレメントゴーレム。
真っ先に向かって行くのはプルストさんとバルガスさん。
真正面から殴りつけてきたエレメントゴーレムの腕をバルガスさんが盾で受けきり、それとほぼ同時にプルストさんがエレメントゴーレムの足下へ。
「ダブルクロス! うぉ、あっぶねっ」
炎に覆われてない足を何度も切りつけ……たかったようですが、蹴り飛ばされそうになり慌てて回避。
「爆裂矢! そんなとこでのんびりしてるからでしょーがっ」
足下で切りつけていたプルストさんを、今度は叩きつぶそうと振るわれる腕。そうはさせまいとキイさんの矢が弾きます。
エレメントゴーレムの動きは遅いものですが足下に居座ることは出来ないようですね。腕の部分は特に炎が強いようで、あの腕で殴られたらかなりのダメージを受けそうですし。
「大薙ぎっ」
プルストさんが距離を開けたところを狙い、今度は私が攻撃。
スキルを使ってみましたがやっぱり堅いです。効果は小さいようなので、使わず温存したほうがっ!?
「皆さん!」
「アースウォール~」
まるでフレイムドッグのように、エレメントゴーレムも上半身に纏う炎を火球にして飛ばしてきた。
ただしフレイムドッグと違い、こちらは全方位に向けてです。
当然背中側にだって飛んできます。攻撃してから背中側を飛んでいたので、かなり驚きました……。
ですがそこまで威力はないようです。
合図をしたバルガスさんは平然と防ぎ、プルストさん、キイさん、メグルさんは火球を切り落とし、避け、エリスさんは一つも通すまいと防御魔法を展開。
特にメグルさん、アヤメさんたち後衛の正面に立ってかなりの数を切り落としてます。
両手に持った二本のダガーは、さすがの手数のようです。
一つ一つの火球が小さかったので、私も驚きはしましたが当たることはありませんでした。
「近づきたくねぇなぁ」
「足下でアレは避けきれないわね」
「今度は私が張り付いてみましょうか」
「頼む……ってなんかヤバくないか?」
プルストさんの言葉通り魔法を撃とうとするエレメントゴーレムですが、今度は両肩の辺りに魔力が集まってますね。
最初の大技は胸の辺りだったので、それとは違うものようですが……。
「ヤバそうだから回避っ!」
ドゴォッ!!
プルストさんの声が聞こえた直後、エレメントゴーレムの両肩から槍のような炎が発射。大きな音とともに地面が抉られました。
「これはまともに食らいたくないなぁ……」
「恐らく死角に入ると火球で全周囲攻撃、距離を開けると炎の槍で狙ってくるということでしょう。大技ほどでないにしろ発動まで時間がかかるのが救いですが、イヤな攻撃です」
「まったくだなっ」
ぼやきながら突っ込んでいくプルストさんとバルガスさん。
距離を開けたら威力の大きい攻撃をしてくるのであれば、のんびりてるわけにはいきません。
そんな二人を迎え撃つように振るわれるエレメントゴーレムの腕。
ドンッ!
ギィン!
「ストーンランス・デュアルアタック!」
そうはさせじとロロさんの射撃、アヤメさんの魔法が命中。私も足下に一撃入れ、若干怯んだ隙にプルストさんとバルガスさんが攻撃を開始。
ですが暴れるエレメントゴーレムの攻撃を避け、再び距離を空けてしまう二人。
「またかっ、ヘビースラッシュ!」
「崩破衝!」
「爆裂矢・二連!」
動きを止めたところに叩き込まれる三人の術スキル。
ですが、
ドゴォッ!!
エレメントゴーレムは気にした様子もなく、両肩から炎の槍を放ちました。
「くそ、あれキャンセルできないのかよっ!」
「三人がかりで無理だったんだから無理でしょ!」
「せめて頭を叩ければ違うのかもしれませんが……」
炎が強すぎるせいで、私は頭部を攻撃できません。
アヤメさんの魔法を撃ち込めば違うのかもしれないので、次試してみるとしたらそれでしょうか。
強力な遠距離攻撃といえばロロさんですが、ロロさんはずっと胸の辺りを攻撃しています。
それに今使ってるのはいつもの狙撃銃です。あのとんでもない威力の銃ならわかりませんが、今の銃では魔法を停止させるほどの威力はないと思います。
大技は足を攻撃しても停止できました。小技の火球は避けられますし当たっても大したことありません。
ですが先ほどの……中技でしょうか? 炎の槍は停止も難しければ威力もかなりのものです。二つしか飛んでこないので私は簡単に避けられますが、他の人はそうもいきません。
「うわぁああ!!」
ナイツオブラウンドの方が一人、躓いてしまったようで攻撃をまともに受けてしまってます。
すぐにフォローが入ったのでやられはしなかったようですが、あれだけでも相当なダメージに……。
あっ。
――何を思いついたんですの? また無謀なことを思いついたんではないですの? 今は本当に危険ですから、そう何でも試していいわけではありませんわよ?
いえ危険というほどではないです。でも念のためウィンドアーマーを使ってから試しますね。
――一度だけですわ。失敗したら諦めるですの。
了解です、ぐりちゃん。
警戒しつつエレメントゴーレムの正面右側へ。
背面ではないため火球は飛んできません。全員が距離を空けたタイミングで、先ほどのように炎の槍を発動し始めました。
その方向は私のほうには向いていないので、躊躇なく加速して足下を狙います。
ですがそれだけなら今までと変わらないので……。
「大薙ぎ!」
すれ違いざまに思い切り槍を振り、エレメントゴーレムの膝裏めがけて槍を叩き付けました。
その衝撃で背中から倒れるように体勢を崩すエレメントゴーレム。
炎の槍は止まりませんでしたが、狙いが逸れて天井に向かって飛んでいきました。
「って膝カックンかよ!!」
躓いたのを見て思いついた馬鹿な考えでしたが、なんと上手くいってしまいました……。
「あっははははサイコーやろこの状況であんなんやらかすとか!」
「豪快な膝カックンですね~」
「あの大きいゴーレムがあんな見事にカックンされるとか、動画で見てたら私だって爆笑するわね」
「そういえばイオンさんの槍は『衝撃攻撃』の特殊効果があるんでしたね。一人でも体勢を崩せたのはそのおかげでしょうか。それはそうと動画がアップされる際には必ず『大きな悪影響を及ぼす可能性がありますので、絶対に人体に対しては行わないでください』と注釈を入れてもらいましょうか。でも今回は撮影してないんですよね」
「撮影したかったですよでも戦闘に参加するから出来ないんですよ! ていうかどーゆー発想してんですかでも攻略情報としては最高すぎですありがとうございます!」
「よーしその戦法もらった。四人ほど横に回れっ、攻撃はいいから膝カックンに集中しろ!」
「「「「了解しました!」」」」
……上手く……いったんですよね? 何やらいろいろ言われてますが……。
――上手くいきすぎて、笑うしかないといったところですの。
は、はぁ。悪いことではないならいいんですけど……。
――そんなことより戦闘に集中ですの。次が来ますわ。
はいっ。
基本的に接近戦。距離を空けて炎の槍を撃たれそうになったら膝カックン。そしてまた接近戦の繰り返し。
さっきの攻撃はどうも本当に効果的だったらしく、私たちはもちろんナイツオブラウンドの皆さんも目に見えて順調な戦いになりました。
一部、何度も笑ってる人が居ましたけど……。
そしてエレメントゴーレムの体力はレッドゾーンへ。
なのでもうすぐ暴れ始める頃ですね。皆さん警戒し始めました。
当然私も警戒してます。
攻撃したあとに取る距離を、いつもより長めにしてます。
ゴアアアアアアアア!!
聞こえてきた大きなうなり声。
エレメントゴーレムが本気になりました。
ですが……あれ? 腕の炎、肘から先が消えましたね。石炭みたいに真っ黒な腕です。
と思ったら今度は足が炎に包まれました。
入れ替わっただけ……ですか? 確かに攻撃しにくくはなりましたけど。
なんて様子を見ていたら、エレメントゴーレムがその炎が消えた腕を真っ直ぐ伸ばしました。しかも私の居る方向に向けられています。
ですが炎に包まれているわけではありませんので、火球も何も飛んできません。
意味もなく動くとは考えられませんが、だとしたらどうしてそん――
私が注視していたのは、腕の先端。
しかし変化があったのは、肘の辺り。
エレメントゴーレムの腕が光ったと思った瞬間、轟音と共に視界は黒一色に染まり、私の体は地面に叩き付けられました。
膝カックンのやり過ぎは大変危険です。用法用量を守って正しくお使いください。
いやホントものすっごきれいにキマって危ない転び方したことがあります……せめて場所は選んで……。
Q:オイルフィルター? オイルエレメントじゃないの?
A:フィルターと書いたほうが伝わりやすいと思ってこっちにしました。厳密に言うと違う物(フィルターが濾過装置全体、エレメントが濾紙の部分のみを指すんだったかな?)のようですが、車の場合は一緒な物と考えてもらって大丈夫です。お店とか人によって言い方違うだけなので気にせずどぞ。あとエンジンルームの奥まで手を突っ込むと言ってますが、車種によってはそんな必要ありません。整備性を考えてある車種はホント楽です。でもそうでない車はもうちょっと考えてくださいと言いたい……。
Q:半袖のツナギってないの?
A:ありますが火傷するので危ないです。お店によっては半袖も許可されますが基本は長袖です(あるいはフロントの人だけ半袖とか)。一応夏用のツナギとして生地が(若干)薄くて部分的にメッシュ(脇とか)になってるものもありますが、暑いものは暑いです……。