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10-11 すごいなぁ。x2【幕間】


※ルフォート 結界石の広場周辺


「なんだこれ、今日やけに人多くね?」


「俺が知るかよ」


「おせーよお前ら」


「残念だったな」


「いや遅れてないし意味わからん」


「ふっ、これを聞いてもそんなことが言えるか?」


「何が?」


「なんとっ、あのフクロウさんとイオンさんのツーショットを拝めたんだぞ!」


「なにぃ!」


「マジカよ!」


「一人だけでもレアなのに二人同時だぞ」


「羨ましすぎる……」


「しかもイオンさん、こないだの装備とは違って私服だったという素晴らしさ」


「はぁっ!?」


「ちょっ!」


「マジ最高だったぜ」


「くっそマジ羨ましい」


「誰かスクショ撮ってたりとかしねーの?」


「無理無理。二人で真っ直ぐバトルデイズに入ってたから、誰も話しかけられなかった」


「勝手に撮ったのバレたらヤバいしな」


「フクロウさんにぶっぱされる」


「どこに逃げてもいつの間にか撃たれる恐ろしさ……」


「そのうえイオンさんと連携してみろ」


「リアル鷹の目キタコレ」


「フクロウさんマジ暗殺者」


「地下世界から出られなくなるな……」


「洒落になってねぇ……」


「暗殺者をボディーガードにするイオンさんマジヤバス」


「暗殺者暗殺者言うなよ。そうとしか見えなくなるだろ!」


「ただでさえカッコいいのに必殺な仕事人にもなれるのか……」


「フクロウさん憧れるわー」


「同意せざるをえない」


「でもあの武器あったら誰でもできるんじゃねーの?」


「俺もそう思ったんだけどな」


「そうでもないらしい」


「そうなん?」


「あの武器、実弾じゃなくて魔道具らしいんだけどな」


「ふんふん」


「魔法も風の影響は受けるんだけどな、そういうのとは違った感じに曲がってくらしい」


「え、なんでよ」


「わからんらしい。単純に武器の精度が悪いのか、実弾と魔法じゃ風の影響が違うのか」


「聞いた話だと魔力的な影響受けてるんじゃないかってことらしいけど、実証できてないんだと」


「風の影響に加えてそれ以外の要因もあるって、どう曲がるかわかんないってことじゃん……」


「そんなの当てられるかっつーの」


「同じの作ってもらおうってなってサンプルを試し撃ちさせてもらったやつが居たんだが、三、四百メートルでも結構外れることあって、命中率を考えると使えるのはその半分以下って話らしい」


「それでも十分じゃね?」


「一発ごとに魔石使い捨てだぞ。外した瞬間に数万ゼル捨てるって、そんなもんポンポン撃てるか」


「うわー」


「当たらないし高いし、そりゃ誰も使わねーよ……」


「でもそれ一発撃つごとに赤字じゃね?」


「だから高い素材が取れて依頼料ももらえる強い魔物しか相手にしないんだろ」


「なにその強制ハードモード」


「自転車操業……」


「実は貧乏スナイパーなフクロウさん」


「ゴ○ゴにはなれないのか……」


「カッコいいのも大変だな……」


「まぁそこまで高かったのは初期型の話らしいけどな。今は弾の値段も下がって威力調節も出来てるとかで、かなりマシになってるらしい」


「マシってだけで、高いのは変わらないけどな」


「普通のパーティで使うんだったら、ヤバいときに赤字覚悟で一発だけ使うとかそんな感じだな」


「それならスナイパーライフルじゃなくてもいいよな。一発だけ撃てる攻撃力全振りのハンドガンとか作ってくれりゃいいのに」


「是非コンテンダーで作って欲しいな!」


「ソレダ!」


「良い素材が見つかってなくて威力を上げられないってよ」


「あぁ、今はアレが限界なのか」


「それはどうしようもない……」


「ちょっ、おい!」


「あれはなんだ……」


「俺は夢でも見てるのか……」


「メグルさん、イオンさん、フクロウさん……」


「鳥族三美人が一緒に歩いてるだと……」


「やべぇ。マジやべぇ」


「元気アイドル系、おっとり天然系、無口クール系が揃っててしかも全員鳥族って……」


「誰だよ鳥族が廃れたとか言ったやつは……」


「廃れた結果、良質なのが残ったんだろ……」


「俺見たことないけど、フクロウさんも可愛いの?」


「アイガードでよくわからないけど、フード外したところはかなりよさげだった」


「俺もフード外しただけなら見たことあるわ。髪も長くなかったしアイガード付けてると背の低い草○少佐みたいな感じがあった」


「アイガード外してヘッドホン付けたらレ○みたいに見えるに違いない」


「そんなことより誰かスクショお願いしに行く勇者は居ないのか」


「お前行けよ」


「お前行けよ」


「お前行けよ」


「お前行けよ」


「「「「絶対無理」」」」


「あの空間に近づけるわけねーだろ」


「いつもフレンドリーなメグルさんでも、あそこに居るとな……」


「むしろ近づくやつは俺が排除するわ」


「同意過ぎる」


「だよなー」


「ああ、天使たちが去って行く……」


「三人で転移ってことは、今日は三人でパーティ組んでんだよな……」


「フクロウさん以外はクランに入ってるから永久じゃないだろうけど……」


「繋がりがあるってわかっただけでも凄い収穫だわ」


「しかも全員バトルデイズから出てきたんだろ? ものすごい宣伝になったな」


「何も教えてくれないってわかってても、つい入っちまう……」


「そうでなくても質いいしな」


「ちょっと高いけど間違いはないしな」


「ギリギリまで突き詰めるなら個人の職人と仲良くしたほうがいいけどな、何回も作り直すの考えたら結局バトルデイズが安く収まる」


「値段の分はサービスしっかりしてるって思えば納得できる範囲だしな」


「サービスって何するんだ? 値引きのことじゃないだろ」


「購入前に相談したらある程度デザインに手を加えたりとかしてくれるらしい。だから見た目にこだわるプレイヤーとかはバトルデイズ一択なんだと」


「でかい変更になると有料らしいけど、でもフルオーダーよりは安いしな。相談したら結構聞いてくれるってさ」


「小さいことなら金額そのままで、出来る範囲でカスタムに応じてくれるっぽい」


「既製品でもそんな細かいこと出来たのかよ。一回作ったら変更不可かと思ってた」


「生産のことは知らないことも多いしな」


「だから次の公式イベントは生産向けじゃないかって噂が出てるわけだ。まだ一ヶ月以上先だけど」


「なるほどなー」


「まそれはそうとだ」


「やっぱ気になるわけだし」


「行ってみる必要があるわな」


「決して釣られたわけではない。気になるのは生産職についてだ」


「その通り。これは純粋な知的好奇心である」


「気を抜くなよ。相手は明朗会計な連中だが、場数の差は計り知れないからな」


「油断してるとカモられるぞ」


「よし、行くぞお前ら!」


「いらっしゃいませーバトルデイズへようこそー」




Q:コンテンダーって何?

A:Fa○eZeroで切○さんが使ってた単発&中折れ方式というロマン溢れる銃。

全く関係ないけど、中折れ方式を見るとついトラ○ガンを思い出してしまいます。


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