7-4 最速への道。
開始まで残り十分。
エントリーを済ませたチームはスタートライン脇に集合。
クラン名と出走番号が書かれたゼッケンを着け、一部の第一走者はすでにスタートラインでスタンバイしている。
もちろんうちのメンバーも既にスタンバイ済みだ。
第一走者は偵察という意味も含め、スタンダードな遊撃騎兵隊の者と決まっていたからな。
ボス用に装備変更だけで完了した。
俺たち第二走者以降はスタートライン脇で待機中というわけだ。
「久しぶりだなルドルフ」
そこへ熊から声がかかった。
いや熊じゃない。ただ全身が黒系の装備で髪も髭も真っ黒だからそう見えたが、一応熊族のプレイヤーだ。
「巌か。久しぶりだな」
黒帯のリーダー。熊族の巌。
「調子は……と、聞くまでもなさそうだな」
そう言ってニヤリと笑う巌。
めちゃくちゃ迫力あるから最初に見た時は食われそうだなと思ったもんだ。
「まぁな。今回は勝たせてもらう」
始まる前から飲まれるわけにはいかないからな。
こっちもできるだけ不敵な笑みを返してやる。
「悪いがそれはこっちの台詞でな。薙ぎ倒してやる」
今度は威嚇するようなマジな顔つきになりやがった。
その顔でそんなこと言われると洒落にならん。
だがこういうのに付き合うのはむしろお遊びの範疇だ。
遠慮なくにらみ返してやるだけだ。
「君たち、ここは争いの場ではない!」
俺たちが睨み合ってると、横から邪魔する声が聞こえた。
やけに芝居がかった声に嫌な予感がしつつも顔を向けてみれば、そこにいたのは予想通り。
「暁の勇者たるジークフリート・フォン・ヴァレンシュタインの名において、この争いは収めるのだ!」
暁の不死鳥リーダー、ジークフリートなんとか。
名前なげぇよ。
「……何故貴様なんぞの言うことを俺たちが聞かねばならん」
さっきまで俺に向けていた威嚇をそのまま勇者にむける巌。
いきなり割り込んできたうえにこの上から目線なセリフだからな、かなり頭に来てるらしい。
「俺たちの邪魔をするからには、それなりの理由ってもんがあるんだろうな?」
ムカついてんのは俺もだから、当然一緒になって睨みつけるがな。
「り、理由? 私は勇者だ。勇者の前では全ての争いは無くなることが必然だっ」
多少怯んだだけで言い切ったのはいいけどな、完全に腰が引けてるぞ勇者。
「それに君たちは以前僕たちに負けたじゃないかっ。弱き獣は我等勇者のもとに下り、聖なる力の庇護を受けて……いれば……」
「今、なんつった?」
最後まで言い終わる前に勇者の目の前に立った。
当然巌もだ。
二人で正面から睨むだけだ。
つい手が出そうになるから抑えるのに大変だ。
巌も力み過ぎて腕が震えてる。
次の言葉次第では我慢する気もないがな。
「な、なに……とは……」
「貴様はさっき、何と言ったのかと聞いているだけだ」
巌が言葉を重ねる。
その声はひたすらに低く、腹にくるような重さを含んでいる。
「ぼ、ぼくはっ、勇者だぞっ」
「それがどうした?」
体が接触するまで近づき、上から睨み付け、質問を続ける。
「ど……う…………」
「勇者なら、俺たちの質問に答えれるよな」
ひたすら睨む巌。
「しっ……あ……」
震えまくって口がまともに動かなくなった勇者。
だがそんなことは知ったことじゃねぇ。
俺たちを弱き獣呼ばわりするこいつをぶっ飛ばせるんだったら――
「おーいお前らその辺にしとけって」
もう少しで体が動くというところで、またしても横から邪魔が入った。
「お前らどっちも怖ぇっての。いや気持ちはわかるけどな、少しは落ち着け」
この状況で割って入るような人間が誰かと思えば、今度は予想外の人物だった。
「プルスト……」
「プルストか。まさかお前が出るとはな」
エスのリーダー、プルスト。
メンバーは少ないが個人の能力はトップレベル。
このゲームで最強パーティとすら言われるほどの実力者達。
そのクランリーダー。
俺がこいつの戦いを見たのは一度しかない。
だがその一度で十分に度肝を抜かれた。
前回のイベントよりも前。
俺たちパーティが魔物に囲まれ全滅しそうになったところを、あいつは一人で助けてくれた。
助けたどころか逆に魔物を全滅させやがった。
プルストの振るう両手剣はまるで片手剣のような手数で魔物を切り裂いていった。
受け流しも完璧だから盾も無いのにダメージはほとんど食らわず、逆に剣ではじいて隙を作ってるくらいだった。
スピード重視かと思えば一撃で魔物を吹っ飛ばすパワーも見せつけやがる。
噂には聞いていたがとんでもないやつだと素直に思ったもんだ。
「今回はメンバーの意見の一致でな、賞品に用があるんだよ」
「お前らのクランが欲しがるような物があったか?」
今回はイベント告知と同時に優勝賞品も公開されていた。
今回の優勝賞品は金と素材。
素材は珍しいものが多かったが全く手に入らないというものでもない。
前線に平気で行くエスなら特に欲しがるようなもんでもないと思うが……。
「量が必要なんだよ。手間は少ない方がいいだろ」
ダンジョンに潜るのは手間。
イベントに勝つ方が楽だと?
お前らじゃ相手にならんと、そう言いたいのか。
「てめぇ……」
「言うじゃないか……」
「悪い、挑発のつもりじゃなかったんだが……」
「余計タチが悪いぞ」
つまり素でそう思ってたってことじゃねぇか。
「何だったら直接白黒つけてもいいぞ?」
あの時は確かに度肝を抜かれたが、あれから俺だって成長した。
今でもエスは最強と呼ばれるが、あの頃の俺とは違う。
やりようによっては勝つ自信だってある。
「馬族の持久力に喧嘩売る気ないっての。悪かったよ、白黒はイベントだけでつけてくれ」
「それもそうだな。イベントで売られた喧嘩はイベントで返すのが筋だ」
「……しょうがねぇ。確かにその通りだ」
いかんな。イベントを前に気が逸っちまってる……これもクソ勇者のせいだな……。
少しは落ち着かんとな。
あとで精神集中するか。
女神に祈りを捧げないといけないからな。
そう、一人静かに女神の笑顔を思い浮かべて……。
「あ、こんなところにいました」
そう、静かに祈りを捧げれば女神の声だって……………………ふおっ!?
「プルストさん、バルガスさんが探してましたよ」
めめめめめめめめめめめがっ、めがっ、めがっ、めがみっ!!!???
「サンキュ。すぐ行く」
何で女神がここに居るんだ!?
何で女神がプルストと話してんだ!?
「……もしかしてこないだぶつかりそうになった方ですか?」
女神がこっち見たあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
おおおおおおおお落ち着け俺!!
今度こそきちんと、丁寧に話せ!!
相手は女神だ! 失礼があってはならん!
「……そうだ」
「やっぱりです。こないだはどうもすいませんでした」
なんで一言しか言わねぇんだよお前も謝れよ先に謝られただろうが!
「いや、こっちも悪かった」
言い方が最低だアホ!
「知り合いだったのか?」
「こないだ市場でぶつかりそうになったんですよ。その、髪の色が栗毛って言うんですか? それと馬の鬣みたいな髪に見覚えあったので」
うわああぁぁぁぁぁぁロンゲじゃなくてたてがみってわかってくれたああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
「これは鹿毛だ」
「失礼しました。詳しくないのに適当なこと言ってしまって……」
そうじゃねぇだろ俺のアホがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
たてがみだって言ってくれたことを喜ぶところだろ何下らない突っ込み入れて凹ませてんだゴミがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
「わかりにくいから気にするな」
「悪い俺もわからなかった。確か“かげ”って鹿の毛って書くんだったよな」
「俺もだ。馬なのに鹿の毛なんだな」
お前らに言ってんじゃねぇよ!!
そんなことより黙っちまった女神のフォローさせろ!!
「鳥族の美しいお嬢さん。このような野蛮な者たちと言葉を交わすのはおやめください。貴方のそのきれいな心を汚してしましますゆえ」
クソ勇者まだいたのかよっ。
「申し遅れました。私クラン暁の不死鳥のリーダー、勇者ジークフリート・フォン・ヴァレンシュタインと申します。失礼ながら、貴方のその美しいお名前をお聞かせ願えますでしょうか」
なんで無駄に髪をかき上げてんだよ!
なんで女神の前に膝をついてんだよ!
しまも何手を取りやがってんだコラァ!!
勝手に触ってんじゃぬあああああああああああああああああ!!!!!
お前今手の甲に顔近づけて何しやがったあああああああああああああああああ!!!!!
こいつ殺す!! 絶対に殺す!!!!
通報されようが何だろうがもう知ったこっちゃねぇ!!
何があろうと許さねぇ絶対にころ………………クソ勇者が消えた?
どうした一体?
まるで回線切断でもされたかのようだったが……。
「大丈夫か? 運営に通報したのか?」
「一応大丈夫です。通報は当然ですよ。初対面でいきなりあんなことされて、セクハラと思わない人なんていません」
セクハラ通報したのか……。
ってことは今あいつはアクセス禁止状態か。
ざまぁみやがれクソ勇者っ。
ちょっとぐらい顔がいいからって図に乗って気障な真似してっからだ。
「それに私が話してる人にむかって野蛮だの汚れるだの、いきなりそんなこと言う人の方がよほど野蛮ですよ」
話してる人…………まさか……。
「すいません、私のせいで嫌な思いさせてしまって」
そう言って申し訳なさそうに頭を下げる女神。
それを見て一気に頭が冷えた。
女神は俺のことまで考えてくれて……それなのに俺は勇者をあざ笑って……。
俺は……。
「……いや、俺は本当に野蛮な男だ。気にするな」
顔向けできないってのはこういうことだな……。
自分の駄目さ加減が嫌になるぜ……。
「こう言い方はいけないかもしれませんが……少しくらいは野蛮というか……野性的なのはいいと思いますよ」
その声に釣られ、逸らしていた顔を前にむければ。
そこには微笑みを浮かべた女神がいた。
「今の私たちは獣人なんですから、人間の理性と獣の本能の両方を持っている方がいいと思いますので」
何事も行き過ぎはよくないと思いますが、と最後に小さく笑う女神。
獣人だから獣のこともわかった方がいい、か。
確かにな、俺が魔力操作を覚えたのは理性を無くすつもりでひたすら走りまくったときだった。
疲れ切っても走り続けて、それでようやく自分の中の魔力に気付けたんだよな。
人間の理性は邪魔だった。
でも気付いたそれを扱うには本能だけでは足りない。
人であり、獣でもある。
それが今ここにいる俺。
少しくらい野蛮でもいいか……。
「……気をつかわせて悪いな」
俺が野蛮なのは変わらないが、そう言ってもらえるのは嬉しいもんだな。
「おっとそろそろ行くわ。んじゃリレーでな」
「俺も失礼する。リレーでは手加減せんからな」
二人の声に意識を戻される。
そうだ、直前になって色々あったがすぐにリレーが始まる。
「わかった。リレーでな」
そうだ、今はリレーに集中するときだ! 女神には悪いが今は――
「私も失礼しますね」
女神が去っていく!!!!
「それではまた後で」
「ああ」
だから一言しか言わないのをやめろ!! ……後で?
プルストと一緒にいたし、まさか女神もレースに出るのか?
なんてことだ……俺に女神と戦えと言うのか……。
いやまて戦うわけではない。
これはただのリレーだ。
速さを競うだけであって戦うわけではない。
つまり俺の行為は背信ではない!
それに考えてもみろ。
エスのメンバーに鳥族がいると言うのは聞いたことがない。
古参の鳥族は大体どこかのクランに入ってるし、だったら可能性としては中堅だろう。
あのエスに新人の力で入れるとは思えんしな。
そもそも新メンバーを入れたこと自体が驚きだがそれはまぁ置いておこう。
なら従来のメンバーよりもレベルが高いとは思えん。
恐らく予備のメンバーか応援についてきただけだろう。
もし出走したとしてもアンカーという事はあるまい。
後半は情報も出そろって走者は非常に楽になるが、前回はアンカーだけボスが強化されるという隠し玉があったしな。
今回も似たようなことがあるに違いない。
だからアンカーの俺と走ることはないはずだ。
無いはず、だったんだよな……。
リレー開始五分前。
先ほどは着けていなかったゼッケンを着けてスタートライン脇に現れた女神の番号は、⑤。
アンカーの数字じゃねぇかあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
『あ、あー、マイクテス、マイクテス』
思わず声を出しそうになった瞬間、イベント会場に声が響き渡った。
『はーい皆さんお待たせしましたーっ! BLFOのなんでも屋、クラン“よろずや”のメグルでーす! 今回このイベントの実況を担当することになりましたのでお願いしまーす!』
実況?
そういや前回は映像だけでそういうのはなかったから、見てて物足りない感じはあった。
運営が呼んだのかプレイヤーが勝手にやってるのか知らんが面白くなりそうだな。
『しかも私だけではありませんっ、なんと解説の方にも来て頂いております!』
『ナイツオブラウンドのマスグレイブだ。暇してたら何故か呼ばれた。解説は適当にするからよろしくな』
マスグレイブ!?
ナイツオブラウンドのリーダーじゃねぇか!
前回はリレーに参加してたのに今回は出ないってのか!?
『そこが疑問なんですけどマスグレイブさん。どうして暇してたんですか? 今回も出るって皆さん予想してたと思うんですが』
『勝ち続けても面白くないだろ? 後進も育てないといけないしな』
『つまり自分がいなくても勝つ自信があるってことですね!』
『ぶっちゃけそうだな。俺を引っ張り出したきゃ勝ってみろってか。前回勝ったから言えるセリフだなこれ』
『なんとも挑発的ですがさすがは攻略クランのナイツオブラウンド! 嫌味を通り越して格好いいです!』
悔しいがその通りだな。
言葉に貫禄がある。
それなら言われた通り引きずり出してやるだけだ!
『さて時間はスタート三分前です。出走者の皆さんは準備オーケーですかーっ!? 観客の皆さんは賭けましたかーっ? ナイツオブラウンドに賭けてた皆さん、凹んでますかーっ!?』
そこら中から歓喜と悲鳴が飛び交っている。
エントリーの段階でチームメンバーの名前も公表されるから、よく見てればマスグレイブが居ないことには気づいたはずだ。
だが当然クラン名だけで賭けたやつも居るわけだから、悲鳴はそういうやつらからだろうな。
『ではそろそろ出走なので、その前にマスグレイブさんにどこが勝つか予想を伺いましょう。今更買い直そうってのはできないぜ観客のみんな!』
マスグレイブの言葉なら相当影響力あるからな。
もっと早くやってたら相当そのクランに流れただろう。
だからこんなぎりぎりに実況始めたのか。
『そうだな……うちは当然外すとして……まずホースメンだな。たまに見かけるが前回とは戦い方が全然違う。前とは別もんだ』
一番に俺たちの名前を出しやがった!
普通にうれし……じゃねぇ! あいつはこのイベントにおいては間違いなく敵だ!
次は絶対に直接倒してやるから覚悟しとけ!
……だが攻略クランから認められたのは誇ってもいいな。
『前回二位だった暁の不死鳥をはいかがでしょうか?』
『あぁ、一時間くらい前にリーダーのジークフリートと話してたんだが、今回は出ないって言ってたから外した。どうも人数が揃わなかったらしい。平日だからそういうクランもあるだろうな』
今回は女神の件もあって戦えないと思っていたが、そもそも出る予定はなかったのか。
あんなやつだが直接倒したいとも思うしな、そいつは次回のお預けだ。
……じゃあ何でここに居たんだよあいつは……。
『他はまぁみんな予想通りだろうが黒帯、フェイスオフ、獣人雑技団。あとエスだな』
『他はわかりますがエスですか? 確かにゲーム最強とさえ言われる彼らですが前回大会は出ていませんし、速さという意味ではどうかと思うんですが?』
実況の言う通りだな。
強さだけで勝てるもんじゃない。
獣人雑技団が予想上位に入ってるのがいい例だ。
あそこはレベルよりプレイヤースキルを磨くクランだからな。方向性は間違ってるらしいが。
『俺もそう思うんだがな。あいつらいつもとんでもないことしでかすから、つい期待しちまうんだ』
『それについては納得です! 普通レイド組んで挑むクエストをワンパーティで攻略する非常識さ! いつの間にか前線ダンジョンを攻略してる人外っぷり! 期待値という意味では確かに最高ですね!』
それには同意する。
あそこの強さは計り知れんと誰もが言ってるからな……。
『今新情報が入りましたっ、なんとエスは新メンバーを入れているそうです! しかも不遇とされる鳥族です! 一体どういう事でしょう!!』
実況の台詞と同時に一気に女神へ視線が集まる。
当の女神は気にした様子もなく立ってるが……その視線は探るようなものがほとんどで好意的なものはほとんど無い。
ついでにゲスい視線が多い!
てめぇら女神をそんな目で見んな!
『マスグレイブさんは何か聞いてますか?』
『入ったとは聞いたが、会ったことはないから正直未知数だな』
『なるほど! ですが私も同じ鳥族っ、同じ種族として応援させていただきまーす! ちなみに私は目立ちたいから選びました! 皆さんっ、小さなことから大きなことまでどんな仕事も引き受ける、クランよろずやをよろしくお願いしまーっす!』
さらっと宣伝ぶっこみやがったぞこの実況。
確かに目立ったけどな。
『そうこう言ってるうちにスタート三十秒前です! ものどもっ、準備はいいかっ!?』
うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
実況の煽りに呼応してそこら中から歓声が上がる。
今回は俺も遠慮なく叫んでやったぜ!
ここまできたら悩むことなんざねぇ! ひたすら走るだけだ!
『スタート十秒前! きゅう! はち! なな! ろく! ごぉ!』
カウントダウンが進む。
ついに始まる。
今度こそ、俺たちは……っ!
『よん! さん! にぃ! いちっ!』
勝つ!
ようやくスタートしました。
勇者はこれで出番終了です。酷い扱いですが……。
ナンパ行為はある程度許容されてるんじゃなかったっけ?と思われるかもしれませんが、それについては主人公視点で。
マスグレイブはイオンの事情知ってんのに黙ってんの?というのについては、そんなこと言っても誰も信じてくれないと思ってるからです。
あと秘密兵器をバラすようなものなので。
というか本人も見てないので一応疑ってます。