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7-1 最速への道。

今回からしばらく別視点となります。


 俺の名はルドルフ。

 騎兵クラン“ホースメン”のリーダーだ。


 突然だがこのクランに入るにはたった一つだけ条件がある。

 それは馬族であることだ!

 騎兵ってのは俺たち自身が兵であり馬ってことだ!

 馬はいいぞ!

 走る姿はカッコイイし愛嬌もいい!

 人も乗せるし荷車だって引く。パートナーとしても最高だ!


 だが残念ながらBLFOで馬族ってのは正直人気がない。

 ステータスは若干攻撃力重視だが魔法適正は逆に低い。

 本気で攻撃力重視の連中は熊族や猪族使うし、バランス重視なら犬族猫族で十分だ。

 魔法は使わないが尖った能力も欲しくないっていう、冷静というか臆病な選択で選ばれる種族だ。

 ようは微妙な立ち位置ってわけだな。


 種族特性はもちろんあるが、地味だ。

 馬と言えば颯爽と走る姿を思い浮かべるが、ここでは体は人間なんだから本物の馬みたいに四足で速く走れる訳ではない。

 では馬族の種族特性とは何か。


 それは持久力だっ!


 他の種族とは違い、ひたすら走り回っても疲れない持久力。

 NPCの馬車に乗って半日かかるルフォート・オレスト間を、一度も止まることなく走り続けることだってできる。

 それなりに鍛える必要はあるがな。


 戦闘には関係ない能力? そう考えるのは浅はかってもんだな。

 瞬間的な威力よりも継続したダメージを与える戦い方。

 ひたすら相手から逃げ回って隙を誘い、攻撃はヒットアンドアウェイが絶対。

 死と隣り合わせの無謀な突撃など不要。生きていることこそが最大の攻撃。

 それが馬族の戦い方だ!

 臆病者? 言いたいやつはなんとでも言えばいい。

 俺たちはそれで勝ってきたし、これからもそれで勝つ。

 デカい口して無駄にダメージくらって、収入が大きかろうと支出もデカい連中なんざアホほどいる。

 俺たちは堅実に戦って、確実に勝てばいい。

 そしてゆくゆくは最強クランへと成長し、最速のクランと呼ばれるのが俺たちの野望だ!

 俺たちは馬だ! 馬は早くあるべきだ!

 競走馬は当然だし馬車馬だってそうだ。

 人間が車を引くより馬が引いた方が早いだろ?

 だから馬族である俺たちは最速でなければならないのだ!


 そう、最速でなければならないのに……っ!


 忘れもしない。三か月前のあの日。

 あの日の俺たちは屈辱にまみれ、最底辺へと突き落とされていた……。




『バトラー&アスリート 異世界式アンリミテッドクロスカントリーリレー』


 BLFOサービス開始初の、運営主催の公式イベント。

 無駄に仰々しいイベント名だが中身は大したことない。

 ただちょっと変わったクロスカントリーをやろうというものだ。

 このイベントを聞いた俺たちは驚喜した。

 まさに俺たちのためにある舞台だとっ!

 ただの百メートル走なら勝てなかった。

 サッカーや野球などのスポーツでも勝てないだろう。

 だがクロスカントリーなら違う。

 平地だけでなく、丘や山道までコースとなる長距離のレース。

 重視されるのは間違いなく瞬発力よりも持久力。

 そんなレースで俺たちが負けるはずがない!

 あの時の俺は、それを信じて疑わなかった。


 イベントはルフォートの東で行われると告知があった。

 ここはザコ敵しかいない平原地帯で、確かに敵は邪魔にならないだろうがクロスカントリーの舞台としては疑問を感じる場所だった。

 それともここをスタートに、北の山まで走らせる長距離コースにするのか?

 俺たちとしてはむしろそのほうが嬉しいが、あまりに長いコースだとイベントも間延びして面白くないんじゃないか?

 などと当時の俺は運営に気をつかう余裕さえあった。

 そしてイベント開始一時間前。

 いきなり目の前の地面が光って、突如巨大な魔法陣が現れた。

 あまりに巨大すぎて最初は魔方陣だと気付かず、イベント後に他のプレイヤーから聞いてようやく知ったほどだ。

 サイズ的には街を覆うほどのサイズがあったらしい。

 そんな巨大な魔法陣がいきなり目の前に現れて光始め、周りの連中も騒ぎ始めた。


『演出すげー!』『どんだけ頑張ってんだよ運営!』『こんな力あるならもっとシステムをだな』『タイトル詐欺でダンジョン解放か!?』『実は壮大な釣りか!』『なんか魔王出現イベントぽいな!』『いや校長だろ?』『大運動会じゃねーよ!』『いや俺はここからデスゲーム化すると見た!』『俺、このイベントが終わったら……』『ちょ、フラグwww』『おいやめろそれ以上言うな!』


 意味のわからない騒ぎが最高潮になったころ光は消え、山が出来ていた。

 山だけじゃなく森もある。川もあって谷もある。

 魔法陣の消えた後には、クロスカントリーに相応しいコースが出来上がっていたのだ。

 周りの連中は演出に興奮する者と若干のがっかりする者。

 がっかりの連中は魔王やダンジョンに期待した連中だ。

 俺たちはもちろん前者だ。

 文字通り山あり谷ありのコース。

 ただでさえ自信満々だった俺たちは、レースが始まる前から勝利した気分だった。


 だがアナウンスが流れだすと、次第にその気分は消え去っていった。


 告知で知らされていたのはイベント名、開催場所、そして一チーム五人で同一クランに所属していること、一つのクランからは一つのチームしか出場できないこと。

 これだけだ。

 だからこのアナウンスで、ようやくイベントの詳細が明らかになった。

 コースは全長約五キロ、チーム全員が一周しその合計タイムを競う。

 平原ゾーンや森林ゾーンといったゾーンごとに区切られ、ゾーン内であればどこを通っても構わない。

 ただしゾーンからゾーンへの移動はチェックポイントを通る必要があるので、ゾーンを越えたショートカットといったことはできない。

 さらにチェックポイントを含めたゾーン内での行動によりペナルティが発生し、それ次第で順位が変動するという。


 五キロは一人で走ると考えれば短いがこれはリレー、十分な長さだ。どこを走ってもいいというのも構わない。

 だがチェックポイントとは何だ?

 運動会みたいにパンでも食えって……わけじゃないよな。

 この時点で俺は、大きな勘違いをしていたのではないかと薄々気づき始めていた。

 そしてコース説明に入り、その考えは正しく肯定された。


 第一ゾーンは平原。

 多少のアップダウンはあるものの特に障害物と言ったものは無い。

 ひたすら走ればいいだけのゾーンだ。

 チェックポイントもとりわけおかしいと言ったものでもない。

 ただ谷間にかかった一本橋を渡るだけだ。

 谷底に落ちても梯子があるのですぐに登れるようになっている。

 ただし橋の幅は足一つ分程度とかなり細い。カ○ジの一本橋みたいだな。


 第二ゾーンは岩場だ。

 大小の岩がそこら中に転がっていて非常に走りにくい。

 ここはゾーン全体がほぼ登り坂となり、勾配の緩いルートは距離は長いが岩は小さく、勾配のきついルートは岩が大きいが距離は短い。

 そしてチェックポイント。

 何もない直線の左右に木が立ち並び、その間から矢が飛んでくるのだという。

 矢が命中しダメージとなればそのままペナルティ。

 ゆっくりと避けながら進むか、ダメージ無視してタイムを優先するか、技量と判断力が問われる。


 第三ゾーンは森だ。

 ほとんど走れないほど木が密集している。

 パッと見るだけではどのルートがいいかなんて、さっぱりわからない。

 枝葉が生い茂り、日の光りもほとんど刺さないようで薄暗い。

 迷ってしまえばどれほど時間がかかるかわからない。

 チェックポイントは多少マシになっていて、木がまばらにしか生えていない。

 そこでは固定型のターゲットがランダムで配置され、全て破壊するまで先には進めない

 木が邪魔な状況で走り回り、正確な攻撃をしろということだ。


 そして最後のゾーンは川だ。

 山から流れてくる角度のきつい川。

 左右は崖となっていて登れないため、川の中をひたすらさかのぼるしかない。

 深さはパッと見で膝下程度。

 水の流れを読み、流れの緩やかなルートを選ぶことがタイム短縮につながると言う。

 だが田舎育ちの俺はそれだけではないとわかる。

 上からでは見えづらい川底。

 場所によっては突然深くなる場所もあるので注意が必要だ。

 むしろ流れよりもこちらを注意すべきだ。

 足を取られ流されてしまえば、結構なタイムロスとなるだろう。


 そしてこのゾーンのチェックポイント。

 内容は……ボスモンスターの撃破。

 倒せなくても五分経過で自動的に道が開くため無理に倒す必要はないが、もちろん倒した方がタイムは早い。

 そのうえダメージを受ければペナルティとなる。

 だが俺たちは時間をかけて安全に戦う事を旨とするスタイル。

 ダメージはともかく倒すのは時間がかかるだろう。


 しかもさらに俺たちを苦しめるルールが明らかになる。

 装備は自由だが、出走したらストレージ操作は一切できない。

 つまり軽装でスタートしボス戦だけ重装にするといった、状況に応じて装備を変更するといったことはできない。

 加えてアイテム類の使用は一切不可。

 攻撃アイテムのゴリ押しでボスを吹っ飛ばすことも出来ないし、ポーションがぶ飲みでスキル連発も出来ない。

 ドーピングは禁止とでも言わんばかりだ。

 アスリートに戦闘しろって言ってるようなもんじゃねぇか。

 そこでふと気づいた。

 今回のイベント名。


バトラー(Battler)アスリート(Athlete)


 走るだけでは駄目なのだと、最初から告知されていたのだ。


 残りのアナウンスは細々とした説明だった。

 いくらダメージを食らっても死ぬことはないが、それはそのままペナルティとなること。

 PKは出来ないが妨害行為は認めること。ただしその際のダメージはペナルティへ影響しない。

 チェックポイントはプレイヤーごとに別々の空間が出来上がるため、そこでの妨害やターゲットの横取りは出来ないこと。

 そしてレース中の様子はトップ十人に個別のカメラが付いて回り、用意されたスクリーンで観戦できること。

 そのため各ルートの様子やボスの行動パターンが見られるんだそうだ。

 出走するまで装備変更はできるため、後半の出走者はそれを参考にしろとアドバイスがあった。

 最後に入賞者への商品についての説明をして、アナウンスは終了した。




 リレー開始まで残り五十分。

 俺たちは慌てた。

 それも盛大に慌てた。

 走ればいいとだけ思ってたらまさか戦闘もあると来た。

 選んでいたメンバーは当然それが前提だったから戦闘が苦手なやつだっていた。

 慌ててメンバー変更。

 順番はどうする?

 どのルートを走ればいい?

 メンバーは本当にこれでいいのか?

 装備は大丈夫か? 大丈夫だ、問題ない。


 考えることは山ほどあるのに時間はあっという間に過ぎていく。

 足は最速を自称していたが頭の回転まで速いわけじゃない。

 気付けばリレー開始五分前。

 そこまできてようやく吹っ切れた。

 色々不安はあるが結局は速ければいいんだ。

 多少のペナルティは覚悟の上だ。俺たちは俺たちの能力を生かし切るのが一番だ。

 俺たちは互いに励まし合い、リレーに挑んだ。


 まず第一ゾーン。

 ここは何も気にする必要は無い。

 高低差も無視してひたすら最短ルートを突っ走る。

 俺たち馬族の実力を見せつけてやった。

 チェックポイントでは落下するメンバーもいたが、第一ゾーンの平均タイムは俺たちが最速だった。


 第二ゾーン。

 ここは作戦としてメンバー全員が距離が長いルートを選んだ。

 多少距離が長くても、岩が小さく走りやすい方が平均スピードは上がると踏んだわけだ。

 しかしチェックポイントでは被弾が多く、平均タイムは二位。

 ただ速ければいいものではないと思い知らされた。


 第三ゾーン。

 第一走者は迷いまくってもいいからとにかく走れと言っておいたが、正直失敗だった。

 まずまともに走れない。

 木は邪魔だし根っこも邪魔で、小走り程度の速度しか出ない。

 それに迷ってもその分第二走者以降のルート参考になると思ったが、これも駄目だった。

 実際に現場を見るとよく分かるが、目印になるような物も無い上に、どこも同じような場所にしか見えないので全く参考にならなかった。

 チェックポイントも良くなかった。

 ターゲットに近づいて攻撃するしかないと思っていたが、別のチームは弓や魔法の遠距離攻撃を当てていた。

 さすがに全てのチームというわけではないが、当然一個一個接近するより早く、素早くターゲットを落としていた。

 俺たちの平均タイムは三位だった。


 最後の第四ゾーン。

 ここは俺の読みが当たり、川底を意識しない連中は次々と流されていった。

 チェックポイントに到達するまでのタイムなら、俺たちは最速だった。

 だが問題はここからだった。

 現れたボスはビッグボア。

 ただのデカい猪だ。

 魔法攻撃もないし攻撃も突進が主体で単調なもの。

 他のチームはすぐに行動パターンを見切って撃破していった。

 だが俺たちにはできなかった。

 ヒットアンドアウェイを主体としているため、回避力重視で武器は軽量で威力の低いものしか持っていなかった。

 種族としての攻撃力は平均より上だったから、今までそれで十分だったのだ。

 今回はそれが完全に裏目に出てしまった。

 一撃が軽く、決め手に欠けた攻撃しかできない俺たち。

 単調なパターンとはいえ、一撃食らえば相当なペナルティになるボスの攻撃。

 自然と及び腰になり、手数も減って撃破は難しくなる。

 結局、ボスを倒せたのは俺だけだった。


 そしてリレー終了。

 俺たちは、総合三位という結果だった。

 情けないなんてもんじゃない。

 速さを身上とする俺たちが、速さを競うこのイベントで三位。

 悔しくて悔しくてたまらなかった。


 俺たちの上に居たのは二チーム。

 一つは攻略クランとして名を馳せる“ナイツオブラウンド”。

 その名の通り騎士をイメージしたクランで、軽装から重装まで揃い魔法使いも居るバランスの良いクランだ。

 リレーメンバーは普段重装兵としてフルアーマー着て走り回ってる連中が主体だった。

 そんな連中がなんと鎧を全部外してきやがった。

 もともと鍛えられてる連中だし、攻撃も防御も得意な重装兵。

 走る体力は十分あるし攻撃力もある。

 一番強い奴はボスを一分で、しかもノーダメージで倒しやがった。

 全員が強かった。

 さすが最前線に出てるやつらだと思った。

 だからここに負けたのは正直納得がいくし、素直に尊敬できる。


 だが、もう一つのクランは……っ!!


 そのクランの名前は“暁の不死鳥”。

 名前もキザならメンバーもキザだ。

 男は勇者を自称し女は聖女を自称する。

 男の装備は装飾過多でキラキラ光りまくるし、女の装備はそれ戦えねぇだろってくらいにヒラヒラしてるか肌の露出が多い。

 言葉使いもいちいちわざとらしくて、常に主人公&ヒロインを気取ったロールプレイを忘れない。

 はっきり言ってうぜぇ。

 あとで聞いたが、そもそもあいつらが勇者を自称しだしたのは、かなり早くから魔力操作をできたことが理由らしい。

 他のやつらはできないのに自分たちはできる、自分たちは特別なんだ、だから勇者だ、ってことらしい。

 都合良すぎだろ。

 そんな頭がアレなやつらだが、メンバーの能力はそれなりにあったらしく二位となった。

 あの時はまだそこまで嫌悪感を抱いてなかった。

 見た目と違って強いんだなこいつら、なんてすら思っていた。

 だがイベントのあと、リーダーの一言によってやつらは俺たちの敵となった。


『君たち騎兵クランなんだろ? だったら勇者たる僕たちのクランに入るといい。君たちを馬らしく、僕たちの足として働かせてあげるよ。ああもちろん戦う必要は無いよ。あんなに弱いんじゃ僕たちの足を引っ張ることしかできないからね。おっと足になる馬が足を引っ張るようじゃいけないね。僕としたことがつい忘れてたよ。でも安心したまえ。勇者たる僕たちに守られていれば、何も心配することは無いんだからね』


 ざけんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!


 なんでてめぇらなんかの足にならなきゃならねぇんだよ!!

 俺たちは馬であると同時に自分で戦うから騎兵なんだ!!

 誰かを乗せるつもりなんかねぇんだよ!!

 それを戦う必要が無い!? 足を引っ張る!?


 黙れクソがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!


 てめえら普段のことは棚に上げやがって!

 絶対に前線に出ずに攻略情報の出そろったとこにしか行かねぇヘタレ野郎どもが!

 格下のザコを集団でボコって恰好つけてるだけの連中が!

 まともに攻略してないのに装備にばっか金突っ込んでる浪費家共が!


 一度イベントで勝っただけで調子に乗りやがってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!


 ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……。

 ……すまん、つい当時のことをぶり返しちまった……。

 とにかくあの時、俺たちは最速の名を汚し、自身のプライドも叩き折られたんだ……。


 そしてさらに悪いことは続いた。

 あのときの俺はかなり凹んでた。

 周りから見てちょっとヤバいくらいだったらしい。

 あまりに悲惨そうなその様子から、俺に一つの呼び名がつけられることになった。

 俺のプレイヤーネームの元となった、かの名馬を汚す忌まわしき名。

 その汚名を返上するためにも、俺は強くならなければならないんだっ!


「あ、しょんぼりさんチーッス」


「誰がしょんぼりルドルフだこらぁぁぁぁぁ!!」



運動会と言っときながら結局こういう形にしました……。


そして競馬ファンの皆さんごめんなさい……。

ルドルフさんの元ネタを知らない人は『ょ』を抜いてグーグル先生へ。


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