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14-4 空を飛ぶ練習、始めるよ!


やあ (´・ω・`)

ようこそ、『VRゲームの空。』へ。

この更新は一本目だから、まず読んで落ち着いて欲しい。


うん、「また」更新が遅れたんだ。済まない。

仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。


でも、この更新を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。

殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。

そう思って、この更新をしたんだ。


じゃあ、本文をどうぞ。



あ、時系列的には、13-4と同じ日からスタートします。





 今日は日曜日!

 もちろん仕事はお休み!

 だから今日も一日ゲーム!


 ……と言いたいところだけど、一人暮らしなんだから家の事もしないとね……。

 しかも寝坊しちゃったからもうお昼だし……。

 あーもぅ。私のバカ……。

 と、とりあえず動かないと。掃除と洗濯と買い出しやっちゃお。


 買い出しはあちこち行くのが面倒だったから、一件で全部終わらせるようにショッピングモールに来た。

 来たんだけど、来るんじゃなかった……。

 一通り買い物が終わって気が付いたら、何故か買う予定には入ってなかった物が一つ、二つ、み……。

 おかげで、お財布が。お財布が。おさいふがぁ……。


 しょうがないでしょ!? 前から欲しかったカーディガンが20%オフになってるの見たら買っちゃうよね!

 ショッピングモールの、あのいろんな商品がある館内を歩かせる構造って罠だよね! 絶対に!

 最初は買う気なんてないのに、アレもコレもと見てるうちにそういえばあの商品も見たかったって思い出して、それを探しに行くまでにまた違う物を見て……。

 誰なのこんなお店考えたのはー! もーっ!!


 私が自制できてないだけです。はい……。


「スモールダブルお一つですねー。ありがとうございましたー」


 そして帰ろうと思ったら外が暑いことを思い出して、なんとアイスまで。

 ダブルだけどスモールにしたのは、これでもささやかな抵抗のつもりなんです……。

 と、とにかく、折角買ったんだから溶ける前に食べないとねっ。

 ストロベリーチーズはやっぱり美味しい…………あれ?

 あそこに居るの、新さん……だよね?


 なんか、二人、居るんだけど?


 …………。

 んぅ?

 なんで?

 新さん、姉妹が居たのかな? そんな話は聞いたことないけど……あ、行っちゃった。


 少ししか見えなかったけど、ものすっごい似てたなぁ。

 多分お姉さんかな。新さんじゃない子のほう、なんとなく年上って感じだったし。

 でも妹の方が年上っぽいパターンもあるよね。ゲームの中だけど、グリーンさんはしっかり者だし。

 うーん、どっちなんだろ……ってアイスが!

 新さんのこと考えて忘れてた! 早く食べないとー!




 家に戻って家事を片付けたら、すぐにゲームにログイン。

 今日も一日練習頑張ったよ!


 もちろん次の日も!


 更に次の日も!


 ……てやってたら、もう水曜日。

 土曜日から始めた、翼を動かす感覚を掴む練習。

 ずーっと同じ練習してます……。


 い、一応なんの進歩も無いわけじゃないよ? 少しはバングル外しても動かせるようになったよ?

 ものすごーくゆっくり、壊れかけのロボットみたいにぎこちない動きだけど……。


「あんた、まだマトモに動かせないんだなー。おっそ」


 グサッ!

 練習してたら、ミーアさんより小さい鳥族の男の子からそんなことを言われてしまった。

 うぅ。やっぱりそうだよね……時間かかってるよね……。


 最初は、私の他に鳥族の子が三人ほど翼を動かす練習をしてた。

 でももう動かせるようになったみたいで、いつの間にか居なくなってた。多分次の練習に移ったんだと思う。

 練習の進みが早い人もいれば時間のかかる人もいるっていうのは聞いてたけど、私は時間かかるほうなんだね……。


「あんたホントに強いのかー? ぜんぜんそんなふうに見えねーし」


 私自身が強いんじゃなくて、武器が強いだけだからね……。


「ワイバーン倒したのだって、なんかのマグレじゃねーの?」


 否定したいけど、今何か言っても説得力無いよね……。


「なんでミーアねーちゃんはあんたのことスゴイとかカッコイイとかって言うんだ?」


 それは私も聞きたい……。


「エディっ、ロロさんの邪魔しちゃダメでしょ!」


「げっ」


 鳥族の子から鋭い指摘を受けてたら、他の子の相手をしていたミーアさんがこっちの様子に気付いて駆け寄ってきた。


「他の人の邪魔する暇があるなら自分の練習しなさい」


「俺はもう飛べるっての!」


「バングル三つ付けてないと飛べないでしょ。魔力の操作ができないんだから」


「うっ」


 翼を動かしながら反論するエディ君だけど、腕にはしっかりとバングルが三つ。それをミーアさんに指摘されて、言葉が詰まってた。

 翼は動かせても魔力の操作はできないって場合もあるよね。確かメグルさんも似たような状況なんだっけ。


「ロロさんはまだ翼を動かすことはできないけど、魔力の操作はもうできるんだから」


「えーっ、嘘だろ?」


 エディ君が疑惑の目を向けてきたから、袖を上げてバングルを見せた。

 実は二日目で一つ外して、今は二つだけ。

 その状態でも翼は動かせてたから、魔力を翼に流せてる証拠になる。二日目以降はずっとこの状態で練習してたし。


「マジだ……」


「最初の日でも、魔力に関しては完璧だったんだからね、ロロさんは」


「マジかよ!」


「本当。念のためにもう一日付けて練習してたけど、それだって必要ないくらいだったんだから。凄いでしょ!」


 何故か自慢げに語るミーアさん。少し恥ずかしい……。


 でも魔力操作をすぐにマスターできたのは、自分でもちょっとだけ自慢。エレノアさんからも早いって言われたし。

 私は以前から、魔法を使用する際に発生する魔力光を見ることができたし、スコープを覗いて集中してれば空気中に漂う魔素も把握することができた。

 だから魔力操作のための下地はあったんだと思う。

 それが今回、バングルを使って体の中の魔力を無理矢理動かしたことで、はっきりと魔力の存在がわかるようになった。

 むしろ、『なんで今までわからなかったんだろう?』って思ったくらいに、あっさりと。


 気付いてしまえばあとは簡単だった。

 体の中の魔力を操作して翼に魔力を流すこともできたし、試しに魔法を使ってみれば、威力のコントロールだってできた。

 まだ自由自在と言えるほどではないんだけどね。アヤメさんやエリスさんみたいな、複雑な制御はできないし。

 だからミーアさんの言う『完璧』なんて表現は、本当はちょっと言い過ぎだと思う。

 翼を動かすのには問題ないから、そういう意味では嘘じゃないけどね?


「でも結局飛べないならダメじゃん!」


 はい。その通りです……。


「俺なんか二日で次の練習始めてたし! 俺のほうがすげーし!」


 二日で? 早いなぁ。


「みんな止めたのに無理矢理始めただけでしょ。それに三日目だったじゃない」


 三日目でも十分早いと思うなぁ。私の今の調子じゃ、次の練習に入るまでどれだけかかるか……。


「そ、その後すぐに飛べるようになったし! 十日くらいしかかかってねーし! そいついつ飛べるかわかんねーじゃん!」


 え、凄い。十日で飛べたって、かなり早いほうじゃないかな?

 飛べるようになるまでに数ヶ月かかる子も当たり前にいるって、ミーアさん言ってたのに。

 凄いね、エディ君。


「そこまでは早かったけど、魔力操作ができないからそこから進んでないじゃない。バングル外したら飛べないでしょ」


「魔力操作もできるっての!」


 本人はできるって言ってるけど……。


「本当に短い時間だけね。すぐに集中力が切れて、翼に魔力を流せなくなっちゃうじゃない」


 間違ってはないけど、飛ぶためには不十分なんだね……。


「と、とにかくそいつより俺のほうがすげーし!」


「そんなことないわよ!」


 あの、そんな言い合いしなくても。

 というか、なんで言い合いになってるのかな……。


 ミーアさんが言い返してるのは、なんとなくわかる。

 さっきからエディ君は、何故か私と比較するようなことを言っている。

 比較対象の私は最初に格好つけすぎたことが原因で、ミーアさんにす、好かれてるというか、懐かれることになった。

 自分が好きなものを悪く言われるのって、気分の良いものじゃないもんね。

 だから比較されるようなこと言われたら、つい言い返しちゃってもおかしくないと思う。


 でも私がエディ君に噛み付かれてるというか、悪く言われてるのはどうしてなのかな?

 エディ君とは今日まで話したこと無かったし、私から何かしたことも、されたことも無い、はず。

 私とエディ君に直接的な原因が無いとしたら、原因は他にあることになるけど……。


 ……それこそ、私が目当てはないのかも?


 確か小さい子が暴れたりするのは、誰かに構って欲しいからとか、そういう意味もあったはず。

 あ、エディ君の場合は、男の子が女の子の気を引きたくてつい悪口言っちゃうとか、そういう感じのほうかな?

 悪口を言われてるのは私だけど、でも私とエディ君の二人だけが原因では無いとしたら、この場に居るのは……。


「人のことより自分の練習しなさい」


「だ、だって、ミーアねーちゃん他のヤツばっか見て、教えてくれねーじゃん……」


 そっぽ向きながら、小さな声で言い返すエディ君。

 もしかして、ミーアさんに構って欲しいからだったりして……。


「エディの相手ばかりできるわけないでしょ。エレノアさんにも教わればいいじゃない」


「エレノアねーちゃんよりミーアねーちゃんのほうがわかりやすいし……」


 エディ君、さっきまでの勢いが消えて、声が小さくなって目線もそわそわし始めた。

 間違いない気がしてきた……。


「エディより飛べない子だって居るんだから仕方ないでしょ。ロロさんなんてこないだ始めたばかりだし」


 私の名前が出た瞬間にエディ君から睨まれた!


「そいつばっかり……っ!」


 悔しそうに私を睨みながらそんなことを言うエディ君。やっぱりミーアさんを独り占めしてたことが原因!?


 ミーアさんは、私だけじゃなくて他の鳥族の子供達にも飛び方を教えている。

 だけど私は練習を始めたばかりということもあって、ミーアさんから付きっきりで教えてもらう時間も長かった。

 だから周りから見ると、私がミーアさんを独り占めしてるように見えてもおかしくない。


 もしかしてそれで突っかかられてたの!?

 どうしてこうなったのかはわかったけど、コレどうしたらいいのー!






このあと二本目も投稿します。



Q:で、今回の言い訳は?

A:ついにPSVRを買う

 ↓

DRIVECLUB VRをプレイする

 ↓

すごーい!

 ↓

数分後

 ↓

_| ̄|○<おえっ(酔った



気を取り直してイーグルフライトをプレイする

 ↓

おもしろーい!

 ↓

数分後

 ↓

_| ̄|○<おえっ(やっぱり酔った


以下、プレイから酔うまでを繰り返し。


というわけで三半規管をいじめておりました。三半規管の強いフレンズが羨ましい。

それにしてもイーグルフライトがホント最高です。飛んでるだけなのにものすごく楽しい。

酔いも凄いですが!


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