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2-8 VRゲーム、始めます。【幕間】


幕間です。短いです。


特に内容はありません。

イオンの非常識さを解説するためだけの物なので飛ばしてもらって大丈夫です。




※あるパーティの一幕。



「よっしゃぁたどり着いたぁ!」


「おい行きすぎんなよ、イベントが始まっちまう」


「わーってるよ。ブラックフォレストベアに殴られたら俺一撃で瀕死だからなー」


「むしろ耐えれんの?」


「攻略情報読む限りは大丈夫のはず。そんなわけで壁役よろしく」


「りょーかい」


「回復したら始めるから準備しとけよ」


「ちょっと待った。石碑が壊れてるからダメだわ。しばらく待たないと」


「マジかよ」


「待ちって言っても最大一時間だろ? 休憩してよーぜ。この辺はイベント以外で敵出ないんだし」


「街からここまでセーフティエリア無しだからきつかったなー」


「にしてもやっぱ先に来てるやつら居たんだな。フォレストクローの数がやけに少ないと思ったんだよな」


「先に来てたやつが倒したっての? でもすれ違わなかったじゃん」


「別ルートで帰ったんじゃね? 最短はこっちだけどリポップするまで敵出ないし、レベル上げにならないじゃん」


「行きはあの面倒くさいフォレストクローを殺しまくって、ボス戦やって帰りもレベル上げとかどんなマゾパーティだよ」


「言えてる。一匹ずつなら大したことないんだけどなー」


「動き早いし木が邪魔で攻撃当たりづらいし、先制しようにも木の上に居るから遠距離攻撃じゃないと当たらないし」


「あいつのせいで何度殺されたか……」


「それ言うならホーンブルだろ。最初の町でこれとかマジないわって思ったの俺だけじゃねーだろ」


「全員一撃で殺されたからな。西の草原の牛はヤバいって聞いてたけどあそこまでとは思わなかった」


「西側は一気にきつくなったよな」


「だなー。東と南の平原は出てくる敵が違うだけでどっちも弱かったしな」


「北の山はレベル上がったけど足場がちょっと悪いだけで何とかなったし」


「西側は初心者の壁って言われてるらしいからな。まずホーンブルをなんとかするにはパーティの役割分担をしっかりしないと進めなくなる。特に壁役が本当に必要になるのはここからだ」


「壁役いるから初心者の壁かよ」


「誰うま」


「でも改めて聞くとすげー初心者に優しいな」


「どこがだよおい」


「だってよ、東と南はレベルが低いのに色んな敵と戦えるから戦い方勉強できて、北は足場が悪いとことでの戦い方とレベル上げの必要性が分かって、西はパーティの役割と連携を勉強させるって感じじゃん」


「おお、言われてみれば」


「そう考えるとバランス調整凄いな」


「一か月弱かかったここまでが全部チュートリアルかよ」


「ボスのブラックフォレストベアも、力と耐久力がすごいだけだから連携さえしっかりしてりゃレベル10くらいでも倒せるらしいしな」


「言いたいことは分かるけどアレは別格だろ。普通は俺らみてーに20辺りまで上げるって」


「一撃食らえば壁役でも死にそうなレベルで突っ込むって正気じゃねぇよな。つーかどうやったんだよそんなの」


「ヘイト管理超こまめにやってタゲ回し上手くやればハメれるらしい。あとは気合で避ける」


「マジかよ。ぜってー真似したくねぇ」


「壁役マジ頑張れ」


「りょーかい」


「石碑の封印直ったな。んじゃ行くか」


「ボスを倒して封印解いて、精霊からアイテムと金ゲットだぜ」


「領域離脱したら町まで戻されるから気を付けろよ。ただのデスペナだから離脱するくらいなら突っ込め」


「ひでぇ!」





もう一つ幕間挟んでから次話に入ります。

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