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デイブレイクス〜Daybreaks〜  作者: 煙の物干し竿
各プロフィール等
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登場人物紹介(ネタバレ注意)

こちらは本編に合わせて随時更新予定です。


レイ・ヴェナブルズ


性別 男

フェルヘイズ国立学校高等部22HR


ヘタレ気味な本作の主人公。長い茶髪をポニーテールで結んでおり、瞳は珍しいアメジスト色。その女性的な容姿に彼は少なからずコンプレックスを抱いている。

光属性の魔術を使い、独学で編み出した光速移動魔術を発動する事でいかなる者も追い付けない速度で移動できるが消耗が激しい。

その高い移動力を生かすために細身の短槍を主武装としている。

赤ん坊の頃にヴェナブルズ孤児院の前に捨てられていたため実の親の顔を知らず、苗字も孤児院の院長のもので本当の姓ではない。

幼馴染のクオンとは幼い頃に出逢い、いつしか彼女に思いを寄せるようになる。

料理を趣味としているがその腕は殺人的でクオンからは兵器とまで称される。その為、食事に関しては半強制的にクオンが面倒を見ている。






イスルギ・クオン


性別 女

フェルヘイズ国立学校高等部21HR


本作のヒロイン。レイの幼馴染。純白の髪は母親譲り。目つきが鋭いため近寄り難い印象を持たれやすく、当初はベルリッツにも苦手意識を持たれていた。

二刀流の使い手でその腕前から『赤い牙』の異名を持つ。鮮血のような赤いロングコートを羽織り、魔力で刀を強化する際に刀身が赤く染まるのがその所以。たった一人の友人であったレイを相棒と称し、大切に思っているが、色恋沙汰には疎いのでレイの想いには気付いていない模様。母親とは幼い頃死別しており、男手一つで育てられた為か性格と口調が男勝りになっていった。学校には殆ど行っておらず日々剣の修行に明け暮れているため他人とのコミュニケーションが苦手。

レイ以外とは殆ど会話してこなかったが治安維持部との接触を切っ掛けに変化の兆しを見せ始めた。

因みに、母親は既に故人で父親は家を空ける事が多いため家事全般をこなす事ができるという以外な一面もある。







ベルリッツ・ノヴァ


性別 女

フェルヘイズ国立学校高等部33HR


明朗快活な性格の治安維持部部長。お菓子が好き。

ウェーブのかかった金髪で緑色の目。お菓子をよく食べる。

銃火器の収集が趣味で本人の射撃の腕も中々のもの。因みにお菓子の収集も欠かさない。

普段着用している服にはサバイバルキットや弾薬を入れるポケットが付いている。普段は中にお菓子が詰まっている。

ついでながらお菓子をよく食べるが、その堕落した食生活に反して太る気配は全くなく、その分の脂肪が何処へ消えているのかは不明である。

実弾での射撃の他、出力の調整が可能な魔力を弾丸として撃ち出す無属性魔術を得意とする。






フェーゴ・フラムベル・フェルヘイズ


性別 男

フェルヘイズ国立学校高等部22HR


二年生。フェルヘイズの第三王子。人情に厚く、緋色の髪と目がその内面を投影しているかのように見える。王位継承権の序列が低いため普段から庶民的な装いで、一般市民と何ら変わらぬ生活を送っている。故に国民からは親しみを込めて『若様』と呼ばれる。

本人も愛国心が人一倍強く、フェルヘイズを侮辱されると黙っていられない。

利き腕での攻撃に重きを置いたフェルヘイズ流の拳法を用い、火属性の単純な魔術で威力を瞬間的に増強しながら戦う。右腕に深紅の籠手を装着しているがこれはフェーゴ専用に作られた特注品。第七章で特殊な機構を内蔵した新品の籠手に交換している。

因みにレイとは中等部からの付き合いがある。






ジオス・ノヴァ


性別 男

フェルヘイズ国立学校高等部25HR


騎士を目指す二年生。鍛え上げた肉体が自慢の寡黙な青年。ベルリッツの一つ下の弟で彼女と同じ金色の頭髪は短く刈り込まれている。装備品については出費を惜しまないタイプなのか、フェルヘイズ軍でも制式採用されているプレートメイルを着込み、いつ何処で戦闘になってもいいように大剣を背中に背負っている。得意とする肉体強化は只でさえ屈強な体を更に強力な武器に変える。

治安維持部への入部はベルリッツに強制された形になるが仲間達の事は大事に思っており、第五章では仲間を守る為に他者への強化を行う事が可能となった。

レイの事は苗字で呼んでいたが夏休みのキャンプ以降はファーストネームで呼ぶようになる。

第八章では自身がウットガルズの出身である事をレイに明かし、熱風事変の際にフェルヘイズ騎士団に助けられた経験が騎士を目指す切っ掛けになったと語っている。






セシリア・マクスウェル


性別 女

フェルヘイズ国立学校高等部12HR


年齢に比べて幼く見える外見は、見る者に脆く儚い印象を懐かせる。

彼女は解離性同一性障害、つまりは多重人格者であり、普段の彼女は人当たりがよく温和な性格だが、戦闘などの場面ではまるで機械のようなもう一つの人格『ネフィリム』が目を醒ます。

身の丈よりも大きな折り畳み式の鎌を振るい、水属性の魔術で遠距離から冷気の刃を飛ばす。また治療術の扱いにも長けており、部内では唯一解毒の魔術が使える。

実はネフィリムこそが彼女の主人格であり、普段の人格は後から生まれたものである事がウィブロンの口から語られている。

かつてヒドゥンマスに拉致され量産型ホムンクルス開発の実験台にされた経験があり、脳と脊髄以外が生来の形を失う程の非道な強化改造を施されている。それによりネフィリムの精神は崩壊し、体の成長も14歳程度で止まっている。

第五章では上記の事実が明らかになった上に兄だと思っていたウィブロンの裏切りにも遭い、心に深い傷を負うが、部員の支えにより立ち直りつつある。





イーノ・プラッツ


性別 男

フェルヘイズ国立学校高等部12HR


生産職志望の一年生。珍しい灰色の髪以外は特に目立った所がない只の小柄な少年である。

非戦闘要員のため部内での役割はは事務的な仕事が主になっている。ベルリッツからはよく使い走りにされるがそういった働きが治安維持部を裏で支えているのは言うまでもない。

実は生まれつき魔術を行使できない体質であると第七章で明らかになる。生産職を志すのもそのためだが、できる事なら他の部員たちと共に戦いたいと思っている。











アベル・ゼプター


第一章で登場したレイ達のクラス担任。三十二歳独身。

第五章では治安維持部の部室を訪れ、フェーゴの赤点を通知した。教師になる前は冒険者だったと語っている。

補習を抜け出したフェーゴを追ってヴィルヘイズを訪れ、事情を知ると教員としての体裁も考え、半ば強引に治安維持部の顧問に着任する。

その正体は、ベストセラー“冒険者アズ”シリーズの著者にして主人公その人。10年間の冒険で培った極めて高い戦闘能力を持つ。






ミレーナ・デュラン


第四章で登場したレイのクラスメイト。顔の右半分を包帯で覆っている。

フェルヘイズ国立学校の生徒会副会長であり、次期会長とも噂されている。

またレイ達のクラスの委員長も兼任しており、その仕事が生徒会の用事と重なってしまった時などは、席が近いレイが手伝う事もある。

ウットガルズの貴族出身で、11年前の熱風事変で両親を失い、自身も顔の右半分に大火傷を負った。

生徒会役員選挙で会長を目指し出馬する。






ギルドマスター


第二章で登場した傭兵ギルドフェルヘイズ支部のマスター。

紳士的な立ち振舞いの初老の男性。

自らカウンターに立つ事に拘っており、非常に仕事熱心な性格。

常連であるレイやクオンとも親交がある。

容姿、性格共に似た兄が城下町でレストランを営んでいる。






キリック・イエーガー・レニーニ


第二章で登場したフェルヘイズを拠点に活動するベテランの傭兵。

右目に傷を負った中年の男。鎖を自在に操る気術の使い手。

レイやクオンといった若者が危険な目に遇う事をあまり良く思っていない。

クオンが失踪した際にはレイ達に同行してガグロアとの戦いに助力した。

第八章で風の国ウットガルズで最も優れた狩人の称号を持つ事、デュラン家の忠実な家臣である事が明らかになり、熱風事変から11年ぶりにミレーナと再会する





武器屋の店主


第二章で登場した城下町の武器屋の店主。

頭に巻いたターバンがトレードマーク。

商品の使い心地を自分で確かめる事を信条としている。






ヘレナ・ヴェナブルズ


第三章で登場。レイが育ったヴェナブルズ孤児院の院長。

院の子供達にとって母親のような存在。






カルド・カローレの女店主


第一章から登場している城下町の飲食店『カルド・カローレ』を経営する女店主。

そこまで年を取ってはいないが、いかにも食堂のおばちゃんといった風貌。しかし本人もそれを気にしているため、おばちゃんと呼ぶのは禁じられている。

噂では昔、凄腕の賞金稼ぎだったと言われている。






ネロ・カルティエ


第二章でレイとクオンがベルリッツの鍛錬に付き合っていた際に出会った黒髪の青年。

初めはレイに模擬戦を申し込むが、レイがこれを拒否した為にベルリッツと戦うことになる。しかし試合開始直後に目にも止まらぬ動き(実際には闇属性魔術による幻惑でそう見せただけ)でベルリッツの銃をはたき落とし、一瞬で試合を終了させて闇の中へと消えて行った。

第七章で同じ場所に再登場した際は堕神伝説の研究者を名乗り、レイとフェーゴも巻き込んで隠し階段を探り当てる。その先には堕神の墓と思われる墓標があり、詳しく調べるため故郷である土の国へと帰還して行った。

因みにレイは彼を見た瞬間に耐え難い生理的嫌悪感に襲われているが、それは彼の純粋すぎる探究心ゆえの危うさだとレイは考えている。






服屋店主


城下町で服屋を営む婦人、第四章で登場。

素材集めの依頼を期待以上の形で(不本意ながら)完遂した治安維持部に、報酬の代わりとして無料で演劇の衣装を提供した。






セリア・ネフィリム


セシリアの母親。十年前ウィブロンが所属していた研究チームの責任者。研究であまりセシリアに構う事が出来なかったが、彼女が行方不明になった時は心の底からその身を案じ、涙を流していた。

しかしセシリアと再会する事は叶わず、ホムンクルスの暴走に巻き込まれ死亡。






アーロン・ドミングス


第七章にて登場。自分より実力の劣る兄を出来損ないと言い捨て、フェーゴにも謂れのない敵意を向けた。体育祭の武闘大会では決勝まで勝ち進みフェーゴと対戦する。卓越した剣の腕と相手を麻痺させる稲妻を駆使してフェーゴを追い詰めるが剣術ではクオンに、光属性魔術ではレイに及ばなかったため、フェーゴの反撃を許し敗北する。






ヴァネッサ・オルト


第七章で登場。地属性魔術の使い手で砂を自在に操る。体育祭の武闘大会で重力を操る突撃槍使いを倒すが準決勝でフェーゴに敗北する。









ウィブロン


ヒドゥンマスの一員でセシリアの兄代わりだった男。髪の色は銀色だが、それ以外の容姿はレイと瓜二つ。

第一章でデイブレイクスが裏山の調査へ繰り出した際、フード付きの外套で姿を隠して裏山に転送陣を設置していた。光速移動するレイをいともたやすく追い込み、光の速さで投擲された槍を素手で止めるという離れ業を見せたが、クオンの介入により撤退した。

第五章で再登場した時には外套は着ておらず自身がフードの男である事は隠していたが、アウリュンの思わぬ登場によりそれが発覚。戦況に不利を感じ撤退した。

レイに対しては特別な扱いをしたり、その力について何か確信めいた事を呟いたりしたが、その真意は定かではない。






ガグロア


ヒドゥンマスの幹部。地属性の魔術を操る。

第二章でレイとクオンが地下水路の魔物掃除をしていた所に遭遇した巨漢。

そこでは大型の転送陣で人体の転送実験に立ち会っていたが、レイ達の事は部下に任せて退いた。

第三章ではフェルヘイズ制圧作戦の指揮を執り、巨大な転送陣に魔物の大群を呼び寄せてフェルヘイズに攻め入ろうと目論む。ヒドゥンマス目撃の報を受けて拠点に侵入して来たクオンを追い込んだが、レイ達の乱入により阻まれる。

全身を巨大な岩の鎧で包む『大地の鎧』を発動し、古代魔術をも操ってレイ達を圧倒したが、イエーガーの機転とレイの起死回生の反撃を受け大地の鎧を破られた。

最期はフェルヘイズ軍に逮捕されそうになったところで機密保持の為に転送陣を機能停止させ、自らも自爆して落命。フェルヘイズ制圧作戦は失敗に終わった。






アウリュン


ヒドゥンマス幹部格の女性。第五章で登場。

気分野で退屈を嫌い、常に自分の興味の趣くままに行動する。

彼女の力『水の衣』は全身を水の塊と化し、周囲の水分を操る事が可能で、霧の中にレイ達を閉じ込めた。その後は霧の中から氷の刃による一撃離脱戦を繰り返したが、水の衣発動中は目が見えない事をベルリッツに見破られ、彼女の手榴弾の爆発を(ベルリッツは撹乱の為に使おうとしていたが)至近距離で浴びせられ、動けなくなったところをクオンに攻撃されて水の衣は破られた。

その後は残りの力を振り絞って古代魔術を発動したが、その威力は乏しくジオスによって防がれ、アベルの放った岩石が後頭部に命中し気絶した。

その後はヴィルヘイズの監獄に服役していたが、何故かウィブロンにより抹殺された。











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