《コメディー200について》
全ジャンルの中でコメディーが1番難しいと言われる。
理由はアイデアが必要だからである。
コメディーが書ければ何でも書けると言われる。
そして、文字数に関しては【小説家になろう】というサイトの規約により、200の文字が最短であり、そこに関しては1番難しくもある。
理由はアイデアが必要だからである。
そして、それ故、コメディー200が全小説ジャンルの中で最も難しいとされている…。
ココで傑作を作るのが最も難しいのである。
俺はこれを書き続けた。他の中途半端な物を壊す意識で、本気で若い人間を、ネットを飛び越えた向こう側で声を出させ、笑わせるくらいの意識がなければ、コメディー200等とても書けないし、つまらない。
そして、ジャンルを提示する事により、最もハードルが上がるのもコメディーである。
ファンタジーや恋愛なら、多少の定理を離れた所で、気付かれずに、良い作品の様に思われたりはしてしまえる…。
コメディーに関してはそれが許されない…。
具体的に笑わす。または面白いと思わせる。そこをマジマジと見られる事により敬遠されがちであり、俺が200を書き出した頃なんかは、200コメディーなんて書く者は俺以外に1人もいなかった…。
コメディー風なものは書く人間が多かったが、なかなかコメディーとは誰も提示したがらない。
ハードルの高さを感覚的に分かっているのだと思う。
そして、俺がコメディー200を書き続ける事により、200の中での起承転結の見せ方を、新しさ、ココラ辺を、意識、無意識、両方含め、ある程度は表に出す事が出来た様には思い、今は一通り落ち着いてもいる…。
同じコメディー200であっても、周りが見易い物へと、少しずつシフトチェンジさせて来た…。
これは意識的にやった。
若い人間、特にとーよー流から何かを見い出した200作家に伝わりやすい物を選んだとまでは書かないまでも、200の文字で、一気にコチラまで引きずり込み、笑いにまで変えるやり方を、コメディー200を通し、幾つかは見せてこれたと自分では多少、納得している…。
そして、最近、なんの変化か200ブームの中でも、さらにコメディーを提示する物が極端に増えた…。
傲慢な書き方ではあるが、これは一通り見させてもらった意見ではあるが、200のコメディーという部分に関しては傑作は見当たらなかった。
オシイと感じさせる物は幾つかあった…。
中身の話をすると、とにかく片寄りが目立つ。
アイデアを入れ込み過ぎ、または、ガラガラかのドチラかと極端な物が目立つのである。
前にも何処かで書いたが、いま1度書いておきたいと思う…。
とにかく200文字しか無いのだ。
ネタを絞って欲しい。ポイントを絞らなくてはならない。
そして、なんとなくの雰囲気だけでは、若い人間、センスのある人間を笑わす事は出来ないし、説得を持たす笑いには繋がらないのである。
200ブーム…いい加減、このブームを断ち切らなくては、ならないのかとも考えた事もあったが、木に火が付いた様に、更に広がり、森が燃えだし、200ばかりが連発されるサイトの現状に、ちょっとした引け目を感じながらも、もう、俺が食い止める事の出来ない、200のブームへと変わってゆくのだろう…。
そこまでなってしまえば、俺は次の分野に目を向けるのみであり、その基盤の様なものが少しずつ、若いユーザーを通し、俺の落書き帳やメールを通し、作り上げられて来ている様には感じている…。
そして、この200の広がりは、いつもながらに、良いのか、悪いのか、俺自信は分かってなく、答えも出ないままである…。
俺自信これだけ、頭1つ、2つ、目立つ所にまで来てしまい、文字に重味を感じられる事の苦痛との、バランスを取る為にも、若い200作家と遊び文字を打ち鳴らし、ハッチャケながらも、何か提示し、それを、ソレゾレが感じ取れると分かるからこそ、俺も更に意見を乗せたくなるのである。
また、200を広げ、良い部分とは別に、新しい200に乗り出せ無い、乗り出せなかった人間に対しては、色んな責任を取りながら、小出しにメッセージを送りながら、レベルをそこまで落としながらでも、伝えなくてはならないのかな…とは、別の部分では思ってはいる。
コメディー200という分野で戦い始めた、起承転結を覚え出したユーザー達に嬉しさを感じ、さらに200の世界は広がると、俺自信は見ている…。
そして、それをキッカケにホラーと実験的な200も定期的に顔を覗かせて来る様にも思う…。
良いのか、悪いのか…。