《200の世界が増えてゆき~》
200を作り出して約2ヵ月が経った…。
本当にビックリするくらい、この短期間で増えてしまった。
ぶっちゃけた話、流行らせ様という意識は然程なく、純粋に作り続けていた。
そこに、うわの空が乱入し、チョロチョロと、とーよー流を取り入れ書いた物や、恋愛としての200を確立させていった様に思う。
知っての通り、俺はコメディーが多い。
その中にSFを混ぜ込み、他のジャンルも摘まみ食いしながら、またコメディーを書くといった感じである。
そして、これまで、この連載エッセイに入れ込んだもののほとんどが、200を書きながら、書いていたエッセイや、ちょっとしたそれ関連の詩である。
そこに幾つか精神論と書いたら違う様には思うが、知ってか知らずか、俺は技術面でのアドバイスはしないし、する必要も無いと思っている。
丸や点や手法がドーチャラ、そんなものは考えた事は無いし、また、考える必要も無いと思っている。
少し経ち、ちょっとしたブームを起こしてやろうと、詩やエッセイを書いた事が良かったのだろうか?…等とも思った事もあるが、結局は作品が大事である。
作品が良くなければ文字に説得力が無くなるのだ。
良い作品を作らなければ、俺のくだらない、技術を言わないアドバイスなんて、誰も聞かない。
とりあえず見せた。
もう、面白いか、面白くないかは、ソッチに任せ、色んなパターンで200を書き続けた。
それが面白いと言われ、変わっている等とも言われ、修正も加えつつ、少しずつ自分の形を見つけていった。
そして、今起きているIDの若いユーザーによる新しい200の大ブームの広がりには、俺自信が困惑してしまったのは事実である…。
やたらに元気の良いユーザーが多く、アイデアで戦おうとする200が増え、嬉しくはあり、俺自身が種蒔きをしたのかは分からないが、200としての形は何か1つ確立させた様には思い、前の世代による200を更に出しにくい所まで追いやったのではないか…そんな風に考えないわけでも無い…。
俺自身の話をする。
そりゃー作品が良いと言われれば嬉しいし「200のお手本にしています」等と言われれば嬉しくないはずはないのだが、そういった気持ちと同時に、自分なんかが、その様なものになってしまって良いのだろうかとツクヅク思うわけである。
これが荒らし時代の頃であれば、先頭に立ってでも、文字の若さと勢いに頼り、もう一波でも二波でも掻き立て、そこから更に騒がせたりもしていたが、リアルに26という年齢に落ち着きを見せなくてはならない様に感じ、幾分、話を聞いて若い文字の200を見ては1つ2つは提示する様にはしているし、10代、20代の頭の柔さ、そして、感性で面白さを感じ取れる能力に付いていけている自分自身を嬉しく感じたりはしている。
少し前であれば、コチラは初対面とし、普通に文字を投げ掛けても、いらぬ意識で絡むユーザーがいたりした事もあったが、1つは理論で終わらせ、1つは力で終わらせた事もあり、俺は勿論、他の200作家に対しても、200というだけで絡むユーザーはいなくなってしまった。
代わりに、この200理論エッセイを読み、俺の200を見て、吸収する人間が増え、嬉しい反面、やりにくくもあるわけである。
あくまでも「俺だったらこーする」という部分でしか俺は話を出来ない。
そして、それを聞き、俺の書き回しや伝え方は、真剣に書けば書く程、センスのある人間にしか読み取れ無いので、前に提示する形でしかほとんど伝えられてはいなかった…。
諦めていた部分もあった…。
そこから、何故ここまでオープンに書ける様になったのかを書くと、一概にユーザーのおかげである…。
うわの空とメールをする事により、平行感覚や、人並みの感覚を教えて頂いた。
俺の言葉がある程度伝わると分かったのは彼女とのメールのおかげである。
そこからは「分からない」や、今の200を書けない人間達は、半ばシカトする形で、提示する事にした。
これが良かった様に自分では思っている。
今までの様に気を使い、全員に教えよう、伝えよう、という部分に諦めを入れる事によって、分かる者だけが200に乗り出し、また、分からない者はすぐに諦めの付く状態となった。
今いる200作家のほとんどが、若い人間、10代20代のセンスの突出した者が多く、形も似ている様で、そこもセンスの見抜きで全く違うとも分かる。
そして、これまで、この連載エッセイに入れ込んだもののほとんどが、200と平行して書き進めたエッセイや、それ関連の詩である。
そして、次くらいからは、作品を引き合いに、部分提示に絞った理論を、書いてゆこう等とはうっすら考えてもいる。
勿論、俺ごときの、我流の理論ではあるが、理論なんてもんは自分で作り出してゆけば良いのである…。
200がココまで広がるとは予想していなかったし、これからは今ある200の中での戦いが初まるとは俺自信予想している…。
チョッと変則的なものもあれば、幾分、伝わりにくいものもある。
たかだか200の文字程度で、これだけの新しさがあるのだから、それ以上の文字数では、これまでの小説家達は何も出来ていなかったのと同じであると俺は思う。
そんな、アイデアで戦う事の出来ない年寄り作家に立ち向かうカリスマでも、ましてや天才なんかでも無いのだが、そりゃ、書ける部分があれば書いていこうとは思い、今の様に俺がそのまま書いた事を理解出来る何パーセントかの人間だけに向かって俺自信が書きたいわけでもある。
今の200はセンスが無ければ書くのも楽しむのも初めから無理なのである。
もちろん、俺ごときの理論ではあるが、センスで読み取れる人間が増え、また、そういった人間の数も、俺が考えていたより、少なくないと分かった事から、1歩だけ先の話を書いてみたいと思ったわけである…。
俺ごときの理論であるが…。