《200作り/役立ち講座》
他人の技を盗め!!―等というセリフは良く聞くが、ソレとも少し違う気がする。
まず好きな小説を1本決めソレを分析する。
すると、どんなに好きな小説であっても面白いと思った小説であっても必ず自分にとっては面白くないという箇所がある。
なんかダルイ。
まどろこしい。
ワザとらしい。
―と、理由は様々だが、とりあえず自分が気に食わないポイントを発見する。
そして、ソレがなぜ嫌いかを考え、自分の中で答えを出す。
勿論ソレを作者に言う必要は無いし、喧嘩の発端に成りかね無いので、自分の中だけで思っていれば良い。
そして、やはり、基本的には、好きな小説である事が大事であり、また、好きな小説でなければ研究も出来ないし、分析する意味も無い。
「基本的には好きなんだけど、この部分は何故か嫌い…」等、そして、その答えを自分で探る事が大切なのだ。
「説明がめんどくさい」と、いうものになったら、次に自分が、そのアイデアを扱う場合い、説明がめんどくさくならない様にどうサバくか、どう味付けするかを考える。
もう1つ。別の話も書いておく。
ネタのアイデアとは別にプロットのアイデアというものがある様に俺は思っている。
手法のアイデアというべきか、構成のアイデアというべきかは分からないが、とにかく少しマニアックな部分なアイデアではあるが、例えば「セリフだけで小説作ろー」や「ひらがなだけで小説作ろー」など、といったものであり、ここを突き詰める事により、実験的な小説が生まれやすくは思っているが、あまり入り込み過ぎると、独り善がりなものにも成りやすいのでバランスが大事だと思う。
実験的な作品を書きながらでも、一歩引いて作品を見る意識が大事なのです。
そして、この部分はセンスに加え、知識の蓄積が多いと有利な部分でもある。
その為、小説や映画、漫画でも良いので、色んな物語をいっぱい見る事が大事なのです。