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18. おっさん、暗躍する①

 

 とりあえず時間がかかりそうなので、宿をとろう。

 宿といったら《黄金の荒鷲亭》だよね。


「すみません、もう一泊お願いしたいのですが」


「かしこまりました。3名様で金貨3枚になります」


 金貨の手持ちが無いので白金貨でお支払い。


「・・少々お待ちくださいませ」


 執事さんは少し驚いたようだが、何も余計な事を言わずにお釣りを持ってきてくれた。

 その後、部屋に案内してもらう。

 相変わらずゴージャスな部屋だ。


「ご、ご主人様。こんな凄い部屋に私なんかが入ってもよろしいのでしょうか・・」


「気にしなくて大丈夫だよ、お金ならあるから」


 ちなみに、シラユキさんは眠そうにしていたのでベッドでお昼寝させている。

 俺はダークエルフ子さんをお風呂に連れて行く。


「いろいろ話したい事はあるけど、とりあえずお風呂に入っておいで。俺はむこうの部屋にいるから、上がったら教えて」


「・・はい。キレイに洗ってきます」


「?・・お、おう」


 なんか顔赤かったけど、大丈夫かな?


「さてと・・」


 一人になったところで俺はネットショップを開いた。

 そして大量の胡椒とそれを入れる袋を購入し、移し替える。胡椒はともかく包装のビニールなんかはこちらの世界に放置する訳にはいかないからね。自然に分解されないだろうし。そういうのはとりあえずインベントリに死蔵だな。

 移し終えたものは次々インベントリに放り込んでいく。


 しばらく黙々と作業に没頭していると、物音が聞こえた。ダークエルフ子さんがお風呂から上がったのだろう。

 作業の手を止めそちらを振り向くと、そこには



 ・・全裸の美少女がいた。



「あ、あの・・初めてなので上手くご奉仕できるかわかりませんが・・」


 濡れた藍色の髪・・艶やかな褐色の肌・・痩せてあばらが浮いているが、小さいながらも自己主張する胸・・。大切な部分を手で隠し、恥ずかしそうに頬を染めながら上目遣いにこちらを窺う15~6歳くらいの美少女。


「ちょ・・!えっ、はだ・・えっ!?」


(おおおおおちつけ俺・・どういうことだこれは?と、ととりあえずこのままではおっさんのおっさんがヤバい!!)


 気持ち前かがみになりながら寝室にダッシュ!毛布をとって引き返す!!

 少女を毛布でくるみソファーに座らせる。


「とりあえず、落ち着こう」


 少女の目にはみるみる涙が溜まって今にも零れ落ちそうだ。


「・・忌み子の私ではお役にたてませんか・・?」


「そ、そういうことじゃないよ?忌み子とかよく知らないし・・ただ、今日会ったばかりだし・・」


「こういうことの為に私を買われたのでは無いのですか・・?」


「違う!・・い、いや違わなくもないような気がしないでもない今日この頃って感じですが・・」


 たしかに最初は、そういうつもりで奴隷商館に行った部分も無きにしも非ずなんだが・・

 流石に経験も無い少女にそういう事を求めるつもりはない。

 YESロリータNOタッチだよね。俺ロリコンじゃないけど。


「と・・とにかく、そういう事は気にしなくて大丈夫だよ。君には他にやってもらいたいがあるから・・子供の世話とか・・」


「・・私のような醜女では、おイヤですか・・・?」


 翠色の瞳から零れ落ちる涙。


「そんなこと無いよ!・・君はその・・すごく綺麗だよ。思わず見惚れてしまうくらいにね」


「・・ほんとうですか?」


「ああ、もちろん」


 俺は少女の頬に触れ、手で涙を拭った。

 少女は両手で俺の手を包み込むと、泣きながら嬉しそうに微笑んだ。



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