表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/32

プロローグ

初投稿です。よろしくお願いします(´・ω・`)


「・・今日もつかれたなー」


 十条(ジュウジョウ) (オサム) 40歳。仕事はパチンコ店店長。ちなみに独身。


 仕事を終えて帰宅途中、コンビニに立ち寄る。

 深夜2時という事もあり客は自分ひとり。漫画雑誌を軽く立ち読みした後、冷凍食品コーナーへ。


 最近の冷凍食品はすごいよね、安いしおいしいし。おっさん、冷凍食品と風俗があれば一生独り身でも生きていけると思うの。

 冷凍パスタや焼き鳥を手に取った後、スイーツコーナーへ。

 メタボ気味のぽっこりおなかが気になる今日この頃だけど、食べたい物を我慢する気はまったく無い。

 少しでもストレスを溜めないようにする事の方が大事である。


 真剣にスイーツを吟味していると隣に人の気配がした。

 目を向けると、フードをかぶっていて顔は見えないが背丈からいって小学校低学年くらいの子供がいる。

 こんな深夜に感心しないなぁ、なんて思いながら店内を見回し親の姿を探すが他に客は無し。

 まさか一人か?とか考えているうちに、子供は [期間限定すぺしゃるフルーツロール] を手に取りレジへと向かう。

 まぁ俺が気にする事でもないか、と思い直し自分もプリンアラモードを手に取りレジへと向かう。


 支払いを済ませ駐車場に出ると先ほどの子供がいた。

 どうやら家まで我慢出来ないようで、その場で食べようとしているみたいだ。

 一生懸命包装を開けようとする姿に思わず笑みがこぼれる。

 まるでうちの甥っ子みたいだなと、食い意地のはった小学2年の甥っ子を思い出しながらそばを通り過ぎる。

 その時『ギュキュキュキュキューーー』と擦過音を響かせ、かなりのスピードで車が駐車場に入ってくる。

 このコンビニは交差点に面しているので、目の前の信号が赤になった車が駐車場を横切るため急に入ってきたのだろう。いわゆる“コンビニワープ”というやつである。

 進行方向には [期間限定すぺしゃるフルーツロール] に夢中の子供がいる。


「危ないっ!!」


 とっさに子供を抱き上げ、車との間に自分の体を滑り込ませるようにジャンプする。

 その瞬間『ドンッ!!』という衝撃が体を襲う。

 跳ね飛ばされゴロゴロと転がりながらも子供の体を必死で包み込むようにする。

 徐々に転がるスピードが落ちてくるのを感じ、なんとか死なずにすんだか・・と思った瞬間、後頭部に『ガツンッ!!』と衝撃が。


 (あ、これアカンやつや・・)


 おそらく縁石にでもぶつかったのだろう。俺の意識は闇に呑み込まれた。



慣れていないので至らない部分があるとは思いますが、生温かい目で見ていたただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ