表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

腕輪という存在

まさか腕輪の主観が入るとは思わなかった

 ――この世界は、ゲームさ。

   よくある勇者が魔王を倒すゲームで、ありきたりな。

   でもね。

   

   この世界は、勇者が魔王に敗れたバッドエンドなんだよ。


   ホント面白いね。

   僕がこの世界に来た時はよくある異世界移転ものだと大喜びしたけど。 

   まさか自分の意志で動けない腕輪の姿とか。

   ゲームのバッドエンドとかなんて無理ゲーと思ったけど。

   まさか、過去に飛んでやり直せるなんて。


   ホント面白い。


   僕はこのゲームのプレイヤーになれなくても。ゲームを操れる。

   プレイヤーに僕がアドバイスを与えるだけで動かせるんだろう。

   しかも僕は腕輪だ。

   プレイヤーがどんな状況でも僕は傷付かないし。苦しまない。


   まさに、ゲームをしているって事じゃない。


   そう僕の今の役割は、過去に飛ぶ稀代の魔女メイザーリンのサポートという名の傍観者。

   傍観者という名のゲームプレイヤー。


   この世界が勇者が敗れた世界の前に飛ぶのなら。僕のゲーム知識でそれを未然に防いでみよう。  


   ああ。これがチートというモノだろうか。


   じゃあ、まず、勇者に会いに行こうか。


   へぇ~。ゲームのOPにあった勇者の育った教会。 

   OPにでは、火事によって燃えて廃墟になっていたけどまだ燃えて無いんだ。

   まあ、そうだよね。実はこの教会を襲ったのは魔族で。

   勇者はそれを知って魔族に燃やされた原因――聖剣を見つける。

   ここで聖剣を手にして勇者になる。


   それを実際に観れるなんて胸温だな。

   さてと、その為にはこのメイザーリン(キャラクター)を動かさないとね。





こいつ(?)は味方にはなりません

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ