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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

短編

勇者が世界を平和にしました

作者: NOMAR

 勇者が魔王と戦い、

 勇者の剣が魔王を切り裂き、魔王は倒れた。


 私は倒れる魔王、父上を見て気が遠くなった。

 

 それから、

「ようやく世界に平和が訪れた。君もこの平和を満喫するといい」

 大きな背もたれのある豪華な椅子にだらしなく座ったまま、勇者はのんびりと語る。

 森の中、そこだけは木が無く開けたところ。暖かな日差し、鳥の声が遠くから聞こえる。その中で椅子に座ったままの人間の青年、勇者が微笑んでいる。

 これだけなら平和で穏やかな、森の中の日溜まりで安らぐ光景だろう。


 その勇者の前で私は地面に伏している。不様に、みっともなくて、情けない。

 父上の仇と襲いかかったものの椅子に座ったまま片手の剣であしらわれ、ありったけの魔法も打ち消されて勇者を椅子から立ち上がらせることもできなかった。

 父上の仇、同胞の魔族の仇敵。

 それなのに私の力ではかすり傷ひとつつけることもできない。

 悔しい。涙が止まらない。

「殺せ、いっそ殺せ…………」

 仇も討てず、不様な姿を晒すよりは死んで父上と父上に忠実な臣下に謝りたい。


「君は殺さない。魔王が、娘だけは見逃してくれ、と頼んだから。その願いは聞くことにした。だから君は殺さないよ。魔王の娘」

 悔しい、悔しい。

 生き恥を晒して、侮られて、惨めに這いつくばって、人間に生かされる。

 殺してやる。この勇者を、必ず殺してやる。


 地面に手をつき、震える足に力を入れて立つ。落とした剣を拾い上げようとして、打ち付けた左足が痛んで転ぶ。何度も吹っ飛ばされて、地面に叩きつけられて、身体中あちこち痛い。

「その左足、骨にヒビが入ってるよ。仇討ちに来るならいつでも相手してあげるから、今はケガを治した方がいいんじゃない?」

 剣を杖に立ち上がる。椅子に座ったままの勇者を睨みつける。

 今の私では勇者に勝てない。ここは退いてケガを治す。身を鍛えてから、もう一度勇者に挑む。いや、この人間を殺すまで何度でも。


 剣を杖に、左足を引きずりながら勇者から離れて森の奥に、

「この森には結界が張ってあるから、森からは出ない方がいいよ」

 背中から勇者の声が聞こえる。

 ただ私を気づかうような声で。

 侮られて、手加減されて、生かされて、気づかわれて、心がささくれ立つ。

 惨めで悔しくて情けなくて涙がぽろぽろ溢れる。

 父上、申し訳ありません。

 みんな、ごめんなさい。

 私が弱くて勝てない。

 勝てないよう。

「う、ぐふ、う、うあ、あーーーー」

 涙が止まらない、声が止まらないよう。

 父上。父上ぇぇ。



 あぁ、泣くだけ泣いて、少し落ち着いた。

 いつのまにか夜になっていた。

 父上が勝てなかった相手に、私が簡単に勝てる訳が無い。今はケガを治して、それから訓練だ。剣術と槍術の師範には筋がいいって誉められたんだから、教えられたことを思い出しながら、素振りをしよう。

 魔術だって、氷は苦手だけど炎と雷は得意なんだから魔術も練習しよう。

 あとは、勝つためには、

 敵を知って己を知る、だったっけ。


「また来たの? 相手しようか」

 ケガを治してから身体がまともに動かせるようになって、勇者のいる森の日溜まりに。

 椅子に座ったまま勇者が片手で剣をくるくる回す。

 その椅子は父上の椅子だ。勝手に城から持ち出して。この人間め。

 私は勇者の前で腕を組む。この勇者が私より強かろうと頭を下げる気は無い。

「勇者、聞きたいことがある」

「僕に答えられることなら」

「何故、魔王を倒したあと人間界に帰らない。目的は果たしたのでは無いのか?」

「目的は果たしたけれど、帰りたくない」

「何故、帰らない?」

「帰って欲しいんだろうけれど、帰ったところでなにも無いからね」

 なにも無い? どういう意味だろう。

 まともに答える気は無いのか?


「魔族になにをした、あれはお前の仕業なのか?」

「あれね。魔族を殺すのが勇者の役目。だからその役目の通りに。具体的には蝗の群れに改良した新種の病気と呪いを持たせて、魔界に離した。この森には入ってこれないようにしてあるけど、魔界の魔族はこれで全滅したはずだ」

「その病気と呪いを治す方法は」

「無い。あったら全滅にならないから」

「平然と魔族を皆殺しにしたのか。呪われろ人間。そこまで魔族が憎いのか」

「憎しみで殺すなら、まだましなんじゃないか、とか考えてしまうね」

「魔族を皆殺しにして、人間だけの世界を作る気か」

 怒りで声が震える。人間と魔族は相容れない存在だろう。だからと言って全滅など受け入れられるものか。


「人間だけの世界にもならない。蝗の群れの実験で人界の人間もひとり残らず死んだからね」

「は?」

「蝗の繁殖力と病気と呪いの拡散、それを試してみるために魔界より先に人界に蝗の群れを離した。効果は抜群だった。この世界に生きている人間は僕ひとりだけだ」

 なにを言っているんだ、この勇者は。

 なにをしたいんだ、この勇者は。


「僕は勇者として、どうすれば世界を平和にできるか考えた。人と魔族の争いを止める方法を。どちらか片方が全滅したところで世界から争いは無くならないだろう。魔族がいなくなれば人同士が争う時代になるだけだ。平和とはなにか。争うものがひとりもいなくなれば平和になる」

 この勇者は狂っている? そうで無ければ何故、そんな結論になる。

「だから僕は人も魔族も皆殺しにすることにした。平和の為に」


 すでに人界に人はいなくなり、魔界からも魔族はいなくなった。それを目前の勇者がやった。

「平和の為に、父上を、私の同胞を皆殺しにしたのか」

「そうだよ。それ以外に世界を平和にする手段が無かったからね」

 こいつと話していると頭がおかしくなりそうで、私は勇者に背を向ける。背中から勇者の声が、

「三年で蝗の群れと病気と呪いは消滅する。そうしたら森を出て好きにするといい」

「何故、私を生かす。何故、殺さない」

「女ひとりで子孫を残して増えることはできないだろうし、魔王との約束もある。あとは、僕が話し相手が欲しかったから、なのかな?」

 こいつは狂っている。そうでなければこんな虐殺はしない。そうに違いない。



 私は森の中で自分を鍛えた。そして1日に1度は勇者の様子を見に行くのが日課となった。

 腹ただしいことにこの森の中で話ができる相手は勇者しかいなかった。

 勇者はいつも椅子にだらしなく座り、ぼんやりとしている。その日も、

「雨が降っているぞ」

「そうだね。雨が降っているね」

 勇者は椅子に座ったまま雨にうたれるままだった。ざぁざぁと降る雨の中、ぼんやりした顔に薄く笑みを浮かべて、

「雨もなかなかいいものだね」

 雨で全身ずぶ濡れになっていた。


 ある日、捕まえた鳥を焼いて食べた。食べ残した分を持って勇者のところに行く。

 あの勇者がずっと椅子に座ったまま、なにかを食べているところを見たことが無い。

 それに気がついた私はそのことを勇者に聞いてみることにした。

「なにかを食べる、ということは毒を盛られる危険があるからね。勇者として活動する間はなにも食べなくても問題無いんだよ」

 食べないから食事に毒を入れることもできない。

 眠らないから寝込みを襲うこともできない。

 弱点が無い。しかし、

「そんな人間がいるとは聞いたことが無いけれど」

「勇者だからね。勇者として生まれてから水しか口にしたことは無いんだ」

 やっぱりこいつはなにかがおかしい。

「食べないと生きていけない。そんな生物が平和を望んだことがそもそもの間違いなんじゃないのかな?」

「どういう意味?」

「だってそうだろう? 自分より弱い生き物を殺して食べないと生きていけない。そんな生物の群れが誰も殺さずに平和に生きていくなんて、できる訳が無い」

 この勇者の考える平和とはなんなんだろう?

「ようやく世界が平和になって、僕はひとり静かに過ごせる。ようやく少し落ち着いた」

 勇者は満足そうに語る。その顔を見て、私は苛立つ。



 不意もつけず、寝込みも襲えない、用を足すところも見たことがない。いつも椅子に座ったままで隙が無い。

 仕方ないので真っ正面から挑む。

 全力の雷魔法をにやけた顔に叩きつける。

「お、これはなかなか」

 勇者が片手で降った剣にかき消される。

 その隙に駆け込んで私は剣を勇者の頭に振り下ろす。勇者の額を私の剣が割る。

 やった。勝った。

 頭をかち割って勇者を倒した。

 父上、仇を打ち取りました。


「なかなか、速く鋭くなったものだね。ひとり頑張って修練してた成果がある」

 割れた頭から血を流しながら勇者は平然と答える。

 勇者は右手を頭に当てて、

治癒(ヒール)

 と呟けば割れた頭が再生して元通りになる。顔と髪の毛と服が血で汚れてはいるけれど、無傷に再生した。

 勇者であれば、簡単には死なないということか。残念だ。


「いつも頑張ってるから、僕を殺す方法を教えてあげるよ」

 勇者は軽く言う。絶対の自信があって私を虚仮にしているからそんなことを言うのだろう。存在が違う、力量が違う。悔しい。

「僕の脳髄はここと」

 勇者は左手で自分の頭を指差したあと、次は鳩尾の辺りを差し示す。

「この辺りにふたつある。片方が破損してももう片方が生きていれば治癒(ヒール)で回復する。一瞬でふたつの脳髄を潰さないと僕は殺せないよ」

「脳がふたつある人間なんて、聞いたことも無い」

「これが勇者の力の秘密だからね。僕はそういうふうに作られている」

 作られている?

「神殿の秘術だよ。信仰心のある42人の信徒を生け贄にして勇者を作る。42人をバラバラに解体して優秀な人体の部品をより集める。その部品で勇者を作る。肉も骨も42人分をより集めてるから強くて頑丈。脳髄も42人分の融合体だから、42人の魔術師が同時に魔法をつかうようなもんだ。それが勇者の強さの秘密なんだよ」

 それは、人間の作った化け物じゃないのか。人間を部品に使った人間の形をした化け物。作られた勇者。


「ふたつの世界の扉が開いて人と魔族の争いが起きる。いつもなら本来ならそのあとに、これしか手段が無い、と勇者が作られる。だけど今回は違った。人の被害を減らそうと神官達は世界の扉が開く前に、勇者を作った。扉が開いたらすぐに勇者を送り込めるように、と。それが大きな間違いだったんだけどね」

「続けて、いったいどういうことなのか」

「生け贄にされる信徒は信仰心だけじゃダメだったんだ。魔族に襲われて、家族や友人を魔族に殺されて、魔族を殺してやるって深い恨みをもつ信徒で無ければならなかったんだ。僕の頭のなかにはその42人の記憶と意志が断片ながら残っている。今も、『なんで私がこんな目に』とか『家族に会いたい』とか『助けて』とか『ママ』とか頭の中で煩い。魔族への恨みで統一されていれば、僕も魔族を殺すだけの狂戦士だったのにね。無理矢理生け贄にされた信徒の中には人を恨む者もいる。だからこそ、これまでで最も冷静な勇者が誕生したんだろうね」

「それがお前なのか」

「それが僕だよ」


 魔族に対抗するために、人を材料に使った人の形をした兵器。勇者。

「僕を作った人達が平和を望んだ。僕は勇者として平和を考えた。そして実行した。これでもう争いは起きないし、二度と勇者も生まれない。みんな幸せになりました。めでたしめでたし」

「ひとり残らず死滅することが、みんな幸せだと? 言ってることが解っているのか?」

「もちろん。死ぬために苦しむために嘆くために悲しむために産まれてくるのなら、死んだ方がましだし、産まれてこないのが一番いい。産まれてこなければ、生きることも死ぬことも殺すことも無いんだから」

「それがお前の考えなのか」

「そうだよ。頭の中では42人の残滓(ざんし)がわぁわぁ煩いけれど、それをとりまとめた勇者の考えだ。人間で作られた人間の中の人間の意見だよ」



 森の中でリスを捕まえる。手の中でチィチィと鳴くリスを首の骨を折って殺す。そのまま食べる。

 最近、調理をするのがめんどうになったので、リスや蛇を生で食べるようになった。

『自分より弱い生き物を殺して食べないと生きていけない』

 たいていの生き物はそうだ。

『誰も殺さずに平和に生きていくなんて、できる訳が無い』

 本当にそうなんだろうか?

 人間はそんな考え方をするのだろうか?

 だけどもう勇者以外の人間はこの世界にはいない。聞くこともできなくなってしまった。

 私は父上とみんなといられれば、それで幸せだった。人間との争いはあるから平和では無いのかもしれないけれど。

 敵も味方も全て死ななければ平和にならないというのなら、そんな平和は焼いて捨ててしまえばいい。

 産まれて、殺して、食べて、生きる。

 それのいったい何が悪い?

 殺すことを、殺されることを、受け入れられずに呪って憎む。

 平和を願って全て殺して、殺しつくした勇者。この世界に産まれてくることを、何かの罰のように憎む人間の形をした怪物。

 どうやったらあの化け物を殺すことができるのか。

 それに、勇者を殺してこの森を出たところで、私はどこに行けばいい?

 父上もいない。魔族もいない。

 誰もいないこの世界で独りで生きていけるのだろうか?

 独りで生きていたいのか? 私は、私は。

 リスを一匹食べて、手についた血を嘗める。

 生きていればお腹がすく。なにかを食べなければ生きてはいけない。生きていくために他の命を口に入れる。動物、植物、昆虫。

 だけど、食べるためだけに産まれてくるのではない。

 苦しむためだけに産まれてくるのではないはずだ。

 きっと。


 この森で暮らして、そろそろ三年。

 勇者の身体に異変が起きた。

「あぁ、痛い。苦しい、なぁ」

 椅子に座ったままの勇者が額に汗を浮かべている。

 これは好機か、と私は剣を構える。

 勇者は私に剣を向けようとして、その剣が落ちる。剣を握ったままの右手の肘から先が、剣と一緒に地面に落ちた。

 勇者の右腕からは血がボタボタと落ちる。


「寿命が、来たみたいだよ」

「寿命?」

「もともと42人の身体の寄せ集めなんだ。無理があるんだよ。それに強すぎる勇者は人間にも厄介なんだ。魔王を倒したら、さっさと死んでいなくなって欲しいんだよ」

 勇者の身体から血が流れる、皮膚が裂けて、それでもそこが再生して塞がって、また別のところから血が出る。

「分解が始まっても、再生力が高いから、なかなか死ねない。痛くて痛くて、堪らない。仇を討つなら今だよ。僕を殺してくれ」

「このまま、放っておいても死ぬんだろう?」

「そうだけどね、痛くて、苦しいんだ」

 勇者の口から血が溢れる。

「だったら苦しんで死ね。それだけのことをしてきたんだから」

「ひどいなぁ。あぁ、でも、死ぬと静かになるんだろうなぁ。お前ら煩いよ。いつもいつも、頭の中でブツブツと、煩いんだよ」

 勇者の目から血が流れる。耳の穴からも、鼻の穴からも。

「生け贄にされた恨みなら、僕じゃなくて神殿の神官に言えよ。もうみんな死んじゃったけどさぁ。いつも同じことばっかり繰り返して、うんざりなんだよ。お前らの不幸自慢も聞き飽きたし、お前らの願い事なんて永遠にかなわないんだよ。あぁ、苦しい。でも、これで、静かに眠れるのかな」

 私は落ちた勇者の剣を拾う。勇者の右腕は身体から落ちても分解と再生を交互に繰り返している。

 勇者の脳髄は、頭と鳩尾にふたつ。

 剣も私のと勇者の2本。


「勇者。気が変わった。とどめを刺してやる」

 私は勇者の剣を、勇者の鳩尾に深く刺す。

 いつも座っている椅子に縫い付けるように。


「あぁ、ありがとう」

 勇者が顔を上げる。私は自分の剣を振り上げて勇者と目を合わせる。

 最後に何か言い残すか、と耳を澄ませる。

 勇者の目は、私を通り過ぎてどこか遠くを見ている。

 勇者の口が開いて、言葉を紡ぐ。

「…………ママ?」

 不思議そうな顔で私を見上げる勇者を見て、私は剣を一閃する。


 

 私は座りこんで勇者の身体を見ている。

 ふたつの脳髄を壊した勇者の肉体は、一晩中分解と再生を繰り返しながらも、分解が再生を上回って崩れていった。

 肉の汁の上に白い骨と勇者の剣が浮かぶ。

 その頃には朝日が登り始めた。


 こうして勇者は死んだ。

 私と勇者の奇妙な三年間の暮らしは終わりを迎えた。


 

 森の外れに立つ。勇者の結界は消えていた。

 勝った気がしない。

 私は勇者にとどめを刺しただけで、それが無くても勇者は死んだ。

 だけど、私は最後の魔族として、魔王の娘として、勇者に負ける訳にはいかない。

 あの憐れな怪物に同情はしても、絶対に負けてやるものか。


『死ぬために苦しむために嘆くために悲しむために産まれてくるのなら、死んだ方がましだし、産まれてこないのが一番いい』


 勇者が言った。ならば私は生きてやる。

 私は独りでも生きて、生き延びてみせる。

 そして、私が死ぬときに、

 幸せな生涯だったと、産まれてきて幸せだったと、笑って死ねるならば。

 そのときに私は勇者に勝つ。

 生きることは苦しいだけでも悲しいだけでも辛いだけでも死ぬためだけでもないことを、私の生で示してみせる。

 

 今度こそ勇者に勝つ。

 悲しい怪物に打ち克つ。

 生きる。

 そして、笑う。

 幸せであったと笑ってみせる。


 

 私は森の外に足を踏み出す。

 魔族も人間もいなくなった世界へ。










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― 新着の感想 ―
[良い点] 新しい、訳では有りませんが、斬新な切り口の小説だと思いました。 色々考えさせられるけど答えなんかない。そんな作品だと感じます
[良い点] 面白かったです。 勇者がただ魔王を殺しに来た敵として書かれるのではなく、彼の心情にまで焦点が当てられているのが良かったと思います。 [一言] 全体的に綺麗にまとめられていました!
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