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とある1日~宴じゃ~~

やっぱりやる気の無い門番さんの1日。

はぁ、暇だな~。ホント暇だな~。


やることないな~。今日は門を通りたいって人、5人しかいなかったんだけど。

まあ、ここ通ったってあるのは森か帝国領、魔王領だけだしね~。


冒険者ぐらいしか通らないし。今日はもう通る人いないでしょ!


と、いうわけで、酒飲むぞ~。




え~、用意しますは空の酒樽


「と、酒の肴に枝豆とジャーキーですよね」


んっ?


「」ニコニコ


んっ?


「いつからそこにいた?」


「あっ、なんか宴が始まりそうな匂いがしたので肴を持ってきました」


「グッジョブ」b


「はいっ」b


さて、では空の酒樽に向かって、

【製造魔法:酒が飲めるぞ!】…酒樽の中に酒を造りだす。消費MP100。


カラーン→タプーン


酒、出た~。


「出た~」


よしっ! 宴の始まりじゃ~!


あっ、その前に

【隠蔽魔法:真面目にやってるよ?】…他人から見たら真面目に仕事をしているように見える。消費MP80。


よしっ! これで大丈夫だろ。




ーーーーー

(一方、その頃。門番長視点)

あいつはちゃんと仕事をしてるのだろうか?

どれちょっくら見に行ってみるか。




おかしい、あいつが真面目に仕事してるなんて。

さては何か隠れてやっているな?

まあ、大方酒でも隠れて飲んでいるんだろう。


しょうがない、

【探知魔法:何してやがる、あいつは】…隠蔽魔法などを無効化出来る。但し、対象が異性だった場合見えるのはサーモグラフィーのような赤いシルエットだけである。消費MP15。


……。


…オイ。


あいつが怠けているのは何時もの事なんだが、なんで新入りまで一緒に酒飲んでやがる?!

あいつ、新入りになんてこと教えてやがる(怒)。

ちょっくらお灸を据える必要があるな。


「オイ」


おいおい、肩に手ぇ置いただけでそんなにビクッとしなくてもいいじゃねぇか。


「テメェ、新入りになんて事教えてやがんだ」


「お、俺じゃあないですよ。こいつが勝手に来ただけですよ」


見苦しい言い訳しやがる。


「こいつが勝手に来たとしても、テメェが酒盛りしなけりゃいいだけの話しだろ? それと、なんで仕事中に酒盛りしてんだ? うん?」


「えぇ~と、これには訳があってですね…」


「どんな訳だ? 訊いてやるよ」


さあ、どうする?


「」ダラダラ(滝のような汗)


「どうした? まさか理由も無く、酒盛りしてたんじゃねぇよな?」


「……逃げるが勝ち」


あの野郎逃げやがった! だが、逃がさん!


「待てやコラァ」




ーーーーー

(おいてけぼりにされた門番くん)

「あらあら、やっぱこの職場は面白いねぇ~。退屈しなさそうだよ」


誰が聞くともない呟きが、虚空に消え去るのでした。




ーーーーー

(再び門番さん)

「ハア…ハア…、てかっ、酒盛りが始まりそうなのって、匂いで解るものなのか!?」

門番さんが使用した隠蔽魔法ですが、実は城にいる実力のある魔術師でも見破る事は出来ません。それを見破る門番長も実はチートだったり(門番さんに対して限定ですが…、苦労してるね!門番長)。※覗き防止の為、異性ははっきりと見ることができません。

それと、門番さんが造り出したお酒ですが、普通の人からしたらとても高級品の味がでています。…やっぱりチートの無駄遣いだね!


あと、門番くんですが謎が多そうですね!


24日 消費MPの表示の追加。

   門番長が使った魔法の消費MPが少ないのは、これの使い過ぎでコツをつかみ、低燃費化に成功したからです。通常はMP50くらいは消費します。

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