第八回 ゲスト:リリー・ホワイト
〜BGM的な何か〜
阿求「皆さんこんばんはー。パーソナリティの稗田阿求です」
霊夢「同じくパーソナリティの博麗霊夢です」
阿求「そろそろ入学シーズンですかね?」
霊夢「そうね。時期的に今日あったかもね」
阿求「第二月曜日ですからね」
霊夢「なのに桜がほぼ散ってるらしいわね」
阿求「雨が降りましたからね」
霊夢「せめて入学式まで咲いてくれればよかったのに」
阿求「間が悪いですよね」
リリー「せやな」
阿求「春の妖精ならどうにかならなかったんですか?」
リリー「無茶言うなや。私は花を咲かせる力はないんやで」
霊夢「それは幽香の本職だもんね」
リリー「そや」
阿求「てゆうかナチュラルに話てますけど、紹介される前に勝手に会話に割り込まないでください」
リリー「いや〜すまんすまん。えらい共感できる話題だったもんやから、ついな?」
阿求「チルノさんといい。なんで妖精はこう気ままなんですかね?」
霊夢「妖精だから」
阿求「その妖精だからで片付けられるのも気に入りません」
霊夢「相変わらず、妖精相手だと容赦ないわね」
阿求「誉めても何もでませんよ?」
リリー「誉めとらんやろ」
阿求「あなたは黙ってください」
リリー「……私はそない怒らせるようなことしたか?」
霊夢「してないわよ」
阿求「それでは改めて紹介します。春を告げる妖精、リリー・ホワイトさんです」
リリー「皆、こんばんは〜。リリーやで〜」
霊夢「やっと春が来るわね」
阿求「ずいぶん前から春なんですけどね。あんまり暖かくなかったから何か変な感じがします」
リリー「せやな。今年は暖かい日と寒い日がごっちゃやったからな。桜が咲いたと思ったら寒くなったり」
霊夢「例年より暖かくなったのは早かったけど、その暖かさが持続しなかったわよね」
リリー「けど、もう心配あらへんよ。これからは春の陽気や」
阿求「今日もぽかぽか陽気でしたからね。お布団の干し日和でしたから、きっとふかふかですね」
霊夢「そうね。枕を高くして寝れるわ」
阿求「霊夢さん。諺の使い方が違いますよ」
霊夢「あら?」
阿求「それじゃあお便りのコーナーにいきましょうか?」
霊夢「今回は……一枚みたいね」
阿求「リリーさん人気ないですね」
リリー「そないバッサリ言わんといて! なんか傷つくわ!」
阿求「では、そんな哀れなリリーさんに送ってくださった素晴らしいかたのお便りです。R.N:曼陀羅悪鬼丸さんからいただきました。
春ですね〜。ゆかりん大好きなうちの兄貴も巣立ちました」
霊夢「あら、おめでとう。おめでとう? おめでとうでいいんだよね?」
リリー「どうやろな?」
阿求「はいはい。続き読みますよ。
それはさておき無難な質問!
春といえば、なんだと思う?
ちなみにわたしは……銭の消費が激しい……。何故か……
飲み会代ですかね?」
霊夢「そもそも成人してるかわからないじゃない?」
リリー「春コミか?」
霊夢「……あり得るかも」
阿求「でもあれ、ほぼ女性向けですよ?」
霊夢「そっか。じゃあなんだろうね?」
リリー「う〜ん」
阿求「お二方。質問の主旨がずれてますよ」
リリー「ああ。春といえばなにか? やったっけ?」
阿求「そうです。因みに私は春コミですけどね」
霊夢「腐れ女子が」
阿求「何を言ってるんですか!? 別に私は腐ってません!」
リリー「まあ阿求が腐ってるかどうかはさておき」
阿求「さておくな!」
リリー「霊夢はどうなん?」
霊夢「私はやっぱり宴会かな? こないだもやったし」
リリー「博麗神社は毎日大変やな」
霊夢「宴会バカが多いだけよ」
阿求「悪態付いても拒否しないあたり、霊夢さんは優しいですよね」
リリー「せやな」
霊夢「別に。しかたなく付き合ってるだけだから」
阿求「ツンデレですね」
リリー「これ以上キャラ増やすなや」
霊夢「別に増やしてないわよ」
阿求「リリーさんはどうなんですか?」
リリー「春といえばか……月並みになってまうんやけど、桜かな?」
阿求「まあ日本の元風景ですからね」
リリー「やっぱ綺麗やからな」
阿求「綺麗だなんて、そんな」
霊夢「阿求には言ってないわよ」
阿求「知ってますよ」
霊夢「もう終わっちゃったけど、どうする?」
阿求「例によって例のごとく、私たちで質問しましょう」
霊夢「それしかなさそうね」
リリー「なんでも聞いてや」
阿求「じゃあ私から。このエセ関西人が」
リリー「エセ関西人ちゃうわ! つーかもう質問ちゃうし! ただの罵倒やん!」
阿求「じゃあエセ関西弁?」
リリー「せやからエセやないねん! どないしてそんなにエセにしたいんや!」
阿求「それはリリーさんが相手だからです」
リリー「鬼畜やな」
阿求「いや〜それほどでも〜」
リリー「誉めとらんで」
霊夢「まあエセかどうかはさておき」
リリー「さておくな!」
阿求「見事な天丼ですね」
霊夢「狙ってました」
リリー「霊夢」
霊夢「んっ?」
リリー「もってるねー」
霊夢「それほどでもないわ」
阿求「それで、霊夢さんは何かないんですか?」
霊夢「あ〜。リリーってさぁ、カブトムシより弱い設定ってある?」
リリー「下手したら子供に捕まる設定はあるけど、さすがにカブトムシはないな。ちゅーかどこから出てきたねんそれ?」
霊夢「ふと思い付いたから」
阿求「じゃあもう一つ質問していいですか?」
リリー「ええけど……ごっつ不安なんやけど」
阿求「そこまでディープな質問はしませんよ」
リリー「信用ならへんけど、ええで」
阿求「リリーさんのバストっていったい何センt―――」
霊夢「(バシッ」
阿求「痛いです」
霊夢「油断もあったもんじゃないわね」
リリー「大変やな」
霊夢「同情するなら変わって?」
リリー「それは断るわ」
霊夢「ですよね〜」
阿求「さて。そろそろお時間がよろしいので、エンディングいきます」
霊夢「今日はどうだった?」
リリー「ごっつ楽しかったわ。また呼んでな?」
阿求「来年の春にでも」
リリー「遠っ!?」
霊夢「次回のゲストはナズーリンさんです」
阿求「お便りは、R.N:(ラジオネーム)をお書きのうえ、ゲストにたいする素朴な疑問や、聞いてみたいこと、適当なことを書いて、金曜日までに送りください」
霊夢「待ってるわ」
阿求「ではリリーさんの甘い一言で終わろうと思います」
リリー「桜の下で、待っとるで」
阿求「かわいい!」
霊夢「では今日はここまで」
阿求「お相手は稗田阿求と」
霊夢「博麗霊夢と」
リリー「リリー・ホワイトでした」
三人「バイバ〜イ」