第四回 ゲスト:鍵山雛
〜BGM的な何か〜
阿求「皆さんこんばんみー。パーソナリティの稗田阿求で〜す」
霊夢「同じくパーソナリティの博麗霊夢です」
阿求「そろそろ卒業シーズンじゃないですか?」
霊夢「そうね」
阿求「卒業式といえば、やはり第二ボタンですかね!
先輩の第二ボタン、ください!
しっ、仕方ないな。ほらよ。
とかゆう甘い雰囲気になる第二ボタンですかね!」
霊夢「そうなるかはわからないけど。最近は学ランの学校が少なくなってきてるから、第二ボタンってゆうフレーズを知らない人もいるかもよ?」
阿求「そんな! 昨今の学校はブレザーが多くなってきているのは知っていましたが、第二ボタンが絶滅寸前に追いやられているなんて!」
霊夢「ブレザーには第二ボタンはないからね。でもなんで第二ボタンをあげるのかしら?」
阿求「一説では心臓に近いから、あなたの心をください、とゆう意味合いから、気持ちを伝える時に使われたんじゃないか? と言われています」
霊夢「本当に?」
阿求「……確か」
霊夢「まあ信憑性はあるかもね」
阿求「私も聞いた話ですから、正しくは違っているかもしれません。でも、理に叶っていますよね」
雛「告白か……成功は厄くないですね……」
霊夢「厄くないって何よ? それと勝手に登場しない」
阿求「今日のゲストの、鍵山雛さんです」
雛「鍵山雛です。趣味は厄を集めることです」
霊夢「どうゆうこと?」
阿求「それで雛さん。厄くないってどうゆうことですか?」
雛「はぁ。告白なんて素敵イベント、成功しなければいいんですよ。そうすれば、厄が私に……」
霊夢「自分の目的のために、他人の失敗を利用するなんて」
阿求「雛さんって、案外Sですね」
雛「そんなことないですよ。泣き付かれるのもありですけど、力任せに殴られるのが好きですから」
霊夢「……本質はMみたいね」
阿求「そうみたいですね。正直キモいです」
雛「厄い……ハァハァ」
阿求「息を荒げないでください、キモいです」
雛「もっと……」
阿求「そうやってよがってるだけなら、ぶt―――」
少々お待ちください。
霊夢「お便りのコーナーにいきましょう」
阿求「……そうですね。このコーナーは、皆さんから寄せられた葉書を読んで、ゲストとパーソナリティが答えていくコーナーです」
霊夢「それじゃあ雛、宜しくね」
雛「はい。なんでも答えちゃいますよ、そりゃあもう色々と」
阿求「じゃあ今日の雛さんのパンツのい―――」
霊夢「(バシィ」
阿求「痛いです」
霊夢「変なこと聞くな! ごめんね、雛」
雛「構いませんよ。因みに今日の色は黒でレ―――」
少々お待ちください。
霊夢「はい。最初のお便りです。R.N:曼陀羅悪鬼丸さんからのお便りです。
雛さん、普段回ってるけどあれ酔わない?
だそうだけど……」
雛「そうでもありませんよ。回っていることがすでに耐久レースみたいでいいじゃないですか」
霊夢「じゃあ、あれは酔ってるの?」
雛「えっ? そうですけど、何か問題ですか?」
阿求「問題にしないじてんで可笑しいと思いますけど」
雛「たまに回る方向を逆にはするけど、基本は同じ方向にしか回りません」
霊夢「そして酔うと」
雛「はい!」
阿求「満面の笑みが気味悪いです」
雛「……厄い」
霊夢「次のお便りにいきましょう。R.N:九尾の白狐さんからのお便りです。
雛の服……やけにフリフリしてるけどあれって恥ずかしかったり……?
あと、欲張ると、霊夢の食生活が気になる。ビンボーだし。
……ほっとけ」
阿求「確かに……言われてみると、雛さんの服はヒラヒラのフリフリですね、よくこんなの着て恥ずかしげもなくいれますね」
雛「ハァハァ……ふぅ。えっと、別に恥ずかしい訳じゃないんだけど、それに似合ってるからいいんです」
霊夢「それはあってる」
雛「でもあえて言わせてもらうと。私を見る回りの軽蔑した目が、厄いです」
阿求「救いようのない人ですね。で、霊夢さんはどうなんですか?」
霊夢「私?」
阿求「収録の日は私の家でご飯を食べていきますけど、他の日はどうしてるんですか?」
霊夢「基本的には、萃香に取りに行かせてる野草とかをスープにして食べてるわ」
阿求「でも妖夢さんが出演した回に、ご飯一杯は食べてるって」
霊夢「米が切れたのよ」
阿求「な〜る」
霊夢「だから最近肉と米を食べてないのよね〜」
阿求「今日の晩ご飯はお肉にしましょう」
霊夢「さすが阿求、わかってるわね」
阿求「では次のお便りです。どうやらこれで最後みたいですね。R.N:がるがんだ《※1》さんからのお便りです
雛さんに質問。
最近外の世界でやたら事件起きてるけど、もしかしたら雛さん吸った厄、外の世界に流してない?
雛さんそんなことしてるんですか?」
雛「f(^_^)」
霊夢「誉めてねえよ」
阿求「最低ですね」
雛「ハァハァ。でも、さすがにこれは誤解されそうなので、訂正させてもらいますね。
そんな勿体ないことはしないですよ」
霊夢「……」
阿求「……」
雛「あれ? 阿求さん、そこは罵ってくれるところでは」
阿求「……」
雛「あの……阿求さん」
阿求「……」
雛「放置は……嫌です……」
霊夢「とゆう訳で、お便りのコーナーでした。ではエンディングです」
阿求「ではお疲れ様で〜す」
雛「まって〜……厄くないよ〜」
阿求「しかたありませんね。雛さん、今日はどうでしたか?」
雛「はい……とても楽しかったです。ぐすっ」
霊夢「ちょっと、雛泣いてるじゃない」
阿求「うっ。わかりましたよ。雛さん、さっきはすいませんでした」
雛「私の方こそ。本当に今日は楽しかったです」
霊夢「ありがとう。雛の新たな一面を見れて、新鮮だったわ。
次回ゲストは、蓬莱山輝夜さんです」
阿求「あの引きニート、来るんですかね?」
霊夢「あんたが言うか? お便りの方も、どしどし送っちゃってください。質問やお願いなんかも受付ます」
阿求「では最後に恒例の、甘い一言で終わりましょう」
雛「あなたの厄、私が全部受け止めてあげる」
阿求「なんだか、エロいですね」
霊夢「気のせいよ」
阿求「そうですね。では今日はここまで。
お相手は稗田阿求と」
霊夢「博麗霊夢と」
雛「鍵山雛でした」
阿求「ではまた来週」
三人「バイバ〜イ」
※1
がるがんだ
某小説サイトで小説を書いている人。