第三回 ゲスト:チルノ
〜BGM的な何か〜
阿求「皆さん今晩はー。稗田阿求です。
最近少しづつ、暖かくなって来ましたね。冬の寒さもまたいいですが、春の暖かさはまた格別ですよね」
霊夢「私は春になったら宴会があるから好きよ」
阿求「霊夢さんは花より団子って感じですからね」
霊夢「だって花なんて見たって、お腹は膨れないでしょ?」
阿求「花には花の素晴らしさがあるんですよ。霊夢さんはそれがわからないんですね、やれやれ」
霊夢「ああぁん!」
阿求「……すいません」
霊夢「わかればいいのよ」
チルノ「阿求の奴怒られてやんの。プププッ」
阿求「ギロリ」
チルノ「((((゜д゜;))))」
霊夢「阿求らしからぬ顔ね。ビックリするくらい恐ろしいわ」
阿求「何のことでしょうか?」
霊夢「いえ……別に」
チルノ「なんなんだこいつは!? 面白いことやるから来て、って言われて来てみたらこれかよ!」
阿求「いえ、面白いことをやりますよ。あなたを消した後に」
チルノ「ひぃ〜〜〜!」
霊夢「阿求、その辺にしときなさい。チルノ泣いてるわよ」
チルノ「霊夢〜」
阿求「しかたありませんね、今日のところは勘弁してあげますよ。次回からは気を付けてくださいね?」
チルノ「こくこく」
霊夢「…………」
阿求「さて、ゲストが紹介する前に来てしまったので、なんだかあれですが」
チルノ「すっ! すいません!」
阿求「わかればいいんですよ。
とゆう訳で、チルノさんです」
チルノ「皆さん今晩は、チルノです! 今日は宜しくお願いします!」
霊夢「チルノ落ち着いて、なんだかキャラにそぐわない喋り方になってるわよ」
阿求「どうしちゃったんでしょうね?」
霊夢「全面的にあんたの所為だけどね」
チルノ「一生分の恐怖を使いきったみたいだよ」
阿求「妖精に一生なんてあるんですか?」
チルノ「はい! すいません!」
霊夢「わかったから、そのくだりはもういい。阿求もいい加減にしなさい。これじゃあ進まないわよ」
阿求「は〜い。では改めて。今日のゲストは、チルノさんです」
チルノ「皆、今晩はー。え〜と、チルノです。宜しくお願いします」
霊夢「あんたが敬語を使うなんて珍しいわね。さっきのを除いて」
チルノ「慧音に言われたんだ、こうゆう時は礼儀正しくするのが決まりだって。あたいからしたら、喋り難いんだけど」
阿求「流石は慧音さんですね。生徒に恥をかかせないために、仕込みをしてくるなんて」
霊夢「変な言い方しないの。優しいじゃない」
チルノ「うん。最近は文字も書けるようになったんだぞ。凄いだろ!」
霊夢「そうね。偉い偉い」
チルノ「えへへ〜。もっと誉めていいぞ」
阿求「付け上がるなよ」
チルノ「……はい」
霊夢「もうわかったから。早くお便りのコーナーいきましょう」
阿求「そうですね。じゃあお便りのコーナー」
霊夢「これはゲストにたいする質問やらなんやらを答えていくコーナーです。そりて例のごとく―――」
阿求「お便りが来てま〜す」
霊夢「えっ?」
阿求「いえ。だからお便りが来ます」
霊夢「バカな! 知名度は最低ランク、作品の評価0、適当もいいこの番組に葉書を送る奇特な人がこの世にいるなんて!!」
阿求「流石にそれ言い過ぎですから! 本当にお便りが来てるんですよ! なんと二通も!」
霊夢「本当だ……」
チルノ「葉書がこないのが、そんなに珍しいのか?」
霊夢「きっと明日は雪よ」
チルノ「雪! 明日は雪が降るのか!」
霊夢「ええ、間違いないわ」
阿求「どれだけ珍しいんですか? 早く進めましょうよ」
霊夢「そうね。それでは読んでいきます。
R.N:曼陀羅悪鬼丸《※1》さんからのお便りです。
⑨よ!
お主に聞きたい!!
炎の妖精とかいたら勝てる自身、ある?
ですって」
チルノ「⑨って誰だ?」
霊夢「そこから!? あんたの愛称でしょ?」
チルノ「そうなのか? 呼ばれたことないんだけど、まいっか。
炎の妖精がいたって、勿論勝てる決まってるよ、なんてったって私は幻想郷最強だからな」
阿求「流石は⑨。言うことが違いますね」
チルノ「そんなに誉めるなよ」
霊夢「誉めてないと思うけど」
チルノ「えっ?」
阿求「次のお便りにいきましょう。
R.N:九尾の白狐《※2》さんからです。
⑨って、あの算数教室《※3》の時妖夢の存在忘れてません?あと、慧音の頭突き痛かった?
P.S. 霊夢ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!!
俺だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!
結婚してく―――」
霊夢「(殴」
阿求「霊夢さん。葉書を殴らないでください」
霊夢「ごめん」
チルノ「霊夢、どうした? 顔が赤いぞ?」
霊夢「!!」
阿求「照れてるんですよ。ニヤニヤ」
霊夢「(殴」
阿求「ふぐっ!」
少々お待ちください。
阿求「殴るなんて酷いですよ」
霊夢「あんたが変なこと言うからでしょ!」
チルノ「でも殴るのはかわいそうだよ」
霊夢「うっ……ごめん」
阿求「わかればいいんですよ。ではチルノさん、葉書の返事を」
チルノ「ああ、うん。あの庭師のことは、別に忘れてた訳じゃないんだけど……なんとゆうか諸事情により……うん、存在を消しました」
霊夢「けどあれ、以外によくできてるわよね。あそこであの派生は考えつかないわ」
阿求「ある意味で天才ですよね」
チルノ「当たり前だろ!」
阿求「⑨だからこそ思い付くことですよね!」
チルノ「もっと私を崇めろ!」
霊夢『バカにされてるんだけどな〜』
阿求「それで、慧音さんの頭突きは……」
チルノ「((((゜д゜;))))」
霊夢「言葉にしなくても伝わるわね」
チルノ「二度とくらいたくないよ」
阿求「ははは……」
霊夢「お便りは以上ね」
阿求「それじゃあそろそろエンディングにいきましょうか。
チルノさん、今日はどうでしたか?」
チルノ「うん、凄く楽しかったよ。またやりたい」
霊夢「それじゃあ機会があったらね」
チルノ「うん!」
阿求「次回のゲストは、鍵山雛さんです」
霊夢「あまり絡んだらことないわね。少し楽しみになってきたわ」
阿求「私もです。
お便りには、ゲストにたいする質問や聞いてみたいこと、下らないことを“感想を書く”に書いて送ってください。私たちにたいする何かでもありですよ?」
霊夢「お便りには、必ずR.N:を書いて送ってね」
阿求「それじゃあ最後に恒例の、甘い言葉を言ってもらって終わりましょう。ではチルノさん、どうぞ」
チルノ「お兄ちゃんって、呼んでもいい?」
阿求「ハァハァ」
霊夢「うわぁ」
阿求「それでは、今日はここまでにしましょう。
お相手は稗田阿求と」
霊夢「博麗霊夢と」
チルノ「チルノがお送りしたぞ」
阿求「ではまた次回」
三人「バイバ〜イ」
※1
曼陀羅悪鬼丸
某小説サイトで小説を書いている人。
※2
九尾の白狐
某小説サイトで小説を書いている人。
※3
チルノのパーフェクトさんすう教室のこと。




