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第二回 ゲスト:魂魄妖夢

〜BGM的な何か〜



阿求「皆さん今晩は〜、稗田阿求です」


霊夢「博麗霊夢です」


阿求「第二回です、早いですね」


霊夢「本当に一週間で放送するのね。このプロデューサーのことだから、絶対に不定期になると思ったのに」


阿求「霊夢さんってあんまり“みずたつ”(※1)さんのことよく思ってませんよね?」


霊夢「そんなことないわよ」


阿求「本当ですか?」


霊夢「ええ。だって私たちが適当に話すだけであんなに金が貰えるのよ」


阿求「ゲスイ話をしないでください! この番組の信用に関わります!」


霊夢「えっ? 信用ってあったの?」


阿求「そんな驚いた顔しないでくださいよ! いくら事実でも言っていいことと悪いことがあります」


霊夢「あんたも認めてるわよ」


阿求「……」


霊夢「それじゃあそろそろゲストを紹介しましょうか?」


阿求「そうですね。これ以上話すと、またボロがでそうです」


霊夢「はい。とゆう訳で、今回のゲストは魂魄妖夢さんです」


妖夢「皆さん今晩は、魂魄妖夢です。今日は宜しくお願いします」


阿求「来て頂いてありがとうございます。妖夢さんと話すのは初めてですね」


妖夢「そうですね。人里に降りることがあっても、お会いはしませんからね」


霊夢「そもそも阿求って、そんなに外出ることあるの?」


阿求「ないです!」


霊夢「全力の肯定ね……」


阿求「でも、なんとなく外に出ることはありますよ。その過程で咲夜さんとか慧音とかには会いますし。


 そもそも慧音には記録を書き記すのに協力して貰ってますから」


霊夢「まあ、歴史を操作できるなら、その時何があったのかわかるからね」


妖夢「それなら、書物にするのも簡単ですね」


阿求「はい。でも、言ってしまってはなんですが、日記をつけてるみたいで眠くなるんですよね」


霊夢「制作者にあるまじき言葉ね」


阿求「日記を書いたことのない霊夢さんにはわかりませんよ」


霊夢「おい」


妖夢「書いていてもわかりませんけどね」


阿求「妖夢さんは日記を書いてるんですか?」


妖夢「はい。毎日こつこつと」


霊夢「精が出るわね」


妖夢「日記はいいですよ。昔のことを思い出す時に、ちょっと見るだけでその時の情景が浮かんできますから。


 霊夢さんは本当にやってないんですか?」


霊夢「私だってやってるわよ、三日坊主で終わってるけど」


阿求「……」


妖夢「聞いた私が馬鹿でした」


霊夢「ちょっと! それどうゆう意味よ!」


阿求「まあまあ霊夢さん、落ち着いて。そろそろコーナーいきますよ」


霊夢「ちっ。妖夢……後で覚えときなさい」


妖夢「収録直後に死活問題が発生しそうです」


阿求「はははっ……では、質問コーナー!」


霊夢「このコーナーは、リスナーさんから寄せられた、ゲストにたいする質問や、私たちにたいする質問に答えていくコーナーです。


 いわゆる普通のお便りコーナーね」


阿求「ぶっちゃけ過ぎですよ、あってますけど」


霊夢「もうお便りコーナーにしちゃったら? それだったら内容の幅も広がるしいいんじゃない?」


阿求「次回から検討してみます」


妖夢「あの、それでなんですけど……」


阿求「はい? どうしました?」


妖夢「お便り一通も来てないんですか」


霊夢「例によって例のごとくね」


阿求「知名度が低いせいか、誰も送ってこないんですよ」


妖夢「コーナー成り立たないじゃないですか!」


霊夢「いつも通り私たちが適当に聞きたいこと聞くから、あんたはそれに答えてって」


阿求「私、聞きたいことがあったんです」


妖夢「なんですか?」


阿求「妖夢さんはパンツ派ですか? それともドロワ―――」


 バシッ!


阿求「痛いじゃないですか! 何するんですか!?」


霊夢「変なこと聞いてんじゃないわよ!」


妖夢「えと…パッ…パン―――」


霊夢「妖夢もそこ頑張らなくていいから!」


阿求「気を取り直して。妖夢さんは、普段どんな生活をしているんですか?」


妖夢「普段は、庭の木々の剪定とか手入れをしています。後は、幽々子様のご飯を作ったりとか、剣の稽古とかですね」


霊夢「前々から気にはなっていたんだけど、幽々子の食生活ってどうなってるの?」


妖夢「えっと……朝食を食べたら食後のデザートとして菓子があって、昼前にまたご飯があります。その時は菓子はありませんが」


霊夢「昼前に食べるの!?」


妖夢「はい。その後に昼食を食べて、夕食の前に一度食事をしてから夕食を食べます。夕食はデザート付きですね。最後に寝る前に夜食を食べて終わりです」


霊夢「一日六食……」


阿求「想像しただけで吐き気が……」


妖夢「ですから、作る方の身にもなって欲しいんですよね。毎日あれだけの量のご飯を作るのが、どれだけ大変か」


霊夢「幽々子の一食って、大体どれくらい?」


妖夢「一食三人前ですね。これでも少なくしたんですよ、前は五人前も作っていたんですから」


阿求「大変ですね……」


霊夢「私に少し分けて欲しいくらいよ。今日だって、ご飯一杯に水だけだからね」


阿求「今日、家で晩ご飯食べます?」


霊夢「ぜひ」


妖夢「霊夢さんも大変ですね、ある意味で」


霊夢「まあね」


阿求「もう一つ聞きたいことがありました」


妖夢「なんですか?」


阿求「妖夢さんって本当に、斬れない物はあんまりないんですか?」


妖夢「当たり前です。私に斬れない物はあんまりありません!」


霊夢「妖夢がキメ顔をしているところ、なんなんだけど、時間がなくなったわね」


阿求「あら残念。じゃあ最後に、甘い言葉をお願いします」


妖夢「甘い言葉!? えっと……明日も、会ってくれますか?」


阿求「勿論さ!」


霊夢「…………」


阿求「でわ、そろそろお別れの時間になってまいりました」


霊夢「次回のゲストは……早いわね、もっと後にもってくると思ったのに。えっと、⑨です」


阿求「お便りの方、どしどし送ってくださいね。締め切りは今日から金曜日までです」


霊夢「“感想を書く”に書いて送ってください。内容は適当でいいわよ」


阿求「さて、エンディングです。今日はありがとうございました」


妖夢「いえ、私も楽しかったですから」


霊夢「ほぼ幽々子の話で終ったけどね」


阿求「また入らした時は、たっぷり妖夢さんの話を聞かせてください」


妖夢「喜んで」


阿求「それでは、また次回。


 お相手は、稗田阿求と」


霊夢「博麗霊夢と」


妖夢「魂魄妖夢でした」


三人「バイバ〜イ」

※1

知っている人もいると思うが、この番組のプロデューサーです。

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