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二択鬼〈ギルティ〉  作者: 魔神


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19/19

~第十一幕~ 「大尻 莉名の章」其の参

「……きょ、巨人だと!?」

……え?私、間違ってた!?やっぱり、逆だったのかな?


「ギ……ギ……ギギ!?」

二択鬼(ギルティー)は怒りに震えていた。……いや憎しみのあまり、涙を流して怒りを(あらわ)にしていた。


「貴様ァー!!」

嫌、そんな……。


「貴様の(ケツ)を四つに割ってやろうか!!」

二択鬼(ギルティー)は斧を手に、鬼の形相で私に襲いかかってきた。


「いーやーーーーーーーーーー!!?0□0」っ

私は必死に足掻(あが)き、夢中で走り出していた。


「ギャー!!誰か助けてーー!!>□<」っ


「待てっ!!」

──!?

……早乙女君!?早乙女君が飛び出し、身を(てい)して私を(かば)ってくれていた。


()めろ!ギルティー!!おしりーな様の、お尻は人類の至宝なのだ!日本国宝を───。いや、地球が誇る世界遺産を!!オーパーツを傷付けないでくれ!!」


「早乙女君!?勝手に私の、お尻を世界遺産に登録しないで!?」


()るなら、代わりに俺の(ケツ)を割れー!!」


「男の(ケツ)に用は無いんだよ!!」

──ドカッ!!

早乙女君は無惨にも弾き飛ばされ、大空の彼方へと消えていった。


「助けてーー!!0∩0」っ

私が泣いて叫んでも、それが変わる事は無かった。


「駆逐してやる……。巨人ファンは一匹残らず、駆逐してやる!!」

ギルティーは、巨人ファンにお母さんでも殺されたのかな?


壁へと追い詰められた私は、逃げ場を失っていた。ジリジリと私に詰め寄る二択鬼〈ギルティー〉。


斧を手に、怒りに震えながらギルティーは一歩ずつ私に近付いて来た。

……その恐怖に、私は怯えて震える事しか出来なかった。


──死。

その文字が私の頭を(よぎ)っていた。……これが夢であったら良いのにと、何度も祈っていた。


しかしギルティーは斧を振り上げ、憎しみに満ちた目で私を親の(かたき)の様に睨み付ける。


「この、裏切り者がぁーー!!」

裏切ってはいないよ?野球に興味無いだけだよ?


ギルティーは斧を振り上げ、そして得物で私の頭を思い切り叩き付けた。

──ピコン♪


……ピコン?

「じゃあ、一回だからね?次は頑張ってね。」


「…………。」

……え?

ピコピコハンマーで私の頭を叩いただけで、にこにこと笑いながら帰っていく二択鬼〈ギルティー〉。


「……助かったの?」

……何で?


体育館に戻った私は、自分が何故助かったのかが全く理解が出来なかった。

クラスの皆も同様に困惑し、体育館内は何が何だか分からない状態となっていた。


──ブチュン。

突如スクリーンに、二択鬼〈ギルティー〉が映し出される。


「やあ皆、僕だよ。……ギルティーだ。」

椅子でくるっと回り、不敵に笑う二択鬼〈ギルティー〉。


そんな二択鬼〈ギルティー〉の口から、私が何故助かったのか……。その理由を知らされる事となる。

〈男子生徒〉

仁科択一(にしなたくかず)、一問正解。

猛虎大河(たけとらたいが)、一問正解。

早乙女大好(さおとめひろよし)、一問正解。〈社会的に死亡。〉

錬金術師(あるけみすと)、一問不正解。〈勘のいいガキだった為、死亡。〉

一津凪(ひとつなぎ)、一問不正解。〈夢は終わらない為、死亡。〉

零史州人(れいしすと)、一問不正解。〈中に人など居ない為、死亡。〉

〈女子生徒〉

美星味子(みほしみこ)、十問正解。〈無事生還、多分エスパー。〉

大尻莉名(おおじりりな)、一問正解。一問不正解。


〈妖怪枠〉

二択鬼〈ギルティー〉、四問不正解。〈

メンマを割り箸と思っていた為、死亡。

撃たれる覚悟が無かった為、死亡。

カンストしているだけだった為、死亡。

チェーンソーは神をも殺す武器だった為、死亡。

ただし、不死身なのでセーフだが。……時給二十円、減給処分〉

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― 新着の感想 ―
ん?不正解なのに助かった理由はなんでだろう〜??
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