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二択鬼〈ギルティ〉  作者: 魔神


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14/19

~第十幕~ 「二択鬼〈ギルティ〉の章」其の参

「…………。」

十問正解の生還者を、簡単に出してしまった。

……どうしよう。

十問正解する確率は約0.1パーセント。……つまり生還者は、だいたい千人に一人の計算になる。


……どーしよ、どーしよ。そんなに簡単に達成者出したら、僕また上司(あいつ)に怒られちゃうよ。


「……はぁ、大丈夫かなー。」

……そわそわ。


「まっ大丈夫、大丈夫♪上司(あいつ)、馬鹿だし。」

──ガラッ。

「おはよう。」

「あっ、おはようございます先輩。」

「……誰が、馬鹿かね?」

……どうしよう、聞こえてたみたいだよ。


僕はまた、しこたま怒られた。

「じゃあ、罰ゲームだな。」

「ええっ!?……そんなの、あるんですか?そんなー!」


「大丈夫♪大丈夫♪簡単な二択だから、大丈夫だよ?問題無いよ、(ただ)五十パーで死ぬだけだよ。」


「五十パーで、死ぬなんて酷いよ!止めてよ!!」

鬼か!?この上司は!!


結局……。僕の意思とは裏腹に、二択が始まってしまった。


──死の二択が。


「聞いてよ、ギルティ。この間さー、パチスロで五万円も負けたんだよねー。」

「……あ、はい。」


「で?……可哀想と思うよね?それとも、自業自得だと思う??」


この人は、一体何を言ってるんだろう?パチスロ?……ギャンブルかな??何を言ってるのか、全く分からないけど……。

ここは、社交辞令だよね。……とりあえず、テキトーに話し合わせとこう。


「あー、そうですね。可哀想だと思いますよ……。」

……にこにこ。


「…………。」

「…………。」


……長い、長い永遠とも思われる沈黙が続き。(ただ)時間だけが、刻々と過ぎ去っていった。

「……あれ、何この空気?僕、何か間違えたかな??分からないや……。」


……わなわなわな。

「ガ……ガ……ガガ!?」

……上司(あいつ)は突然ガタガタと震え始め、僕の事を鬼の形相で睨み付ける。

「どっ!」

「……ど?」


「道頓堀にて、散るが良い!!カー○ルサンダー〈特級呪物〉!!!」

──スパーン!!

「ギャース!!」


僕は上司(あいつ)の持っていた斧で、脳天をかち割られた。


……フーフー!!

血の海で横たわる中……。上司(あいつ)の発する荒い息づかいが、(ただ)僕の耳に残り続けていた。


怒りに震えながら、その場を立ち去る上司、ドウ・トンボリ。

そして、恐ろしい形相で僕を睨み付け……。

──上司(あいつ)は振り向き様に、こう言い放った。


「撃っていいのは……、撃たれる覚悟がある奴だけだ!!!」

〈男子生徒〉

仁科択一(にしなたくかず)、一問正解。

猛虎大河(たけとらたいが)、一問正解。

早乙女大好(さおとめひろよし)、一問正解。〈社会的に死亡。〉

錬金術師(あるけみすと)、一問不正解。〈勘のいいガキだった為、死亡。〉

一津凪(ひとつなぎ)、一問不正解。〈夢が(つい)えてしまった為、死亡。〉

零史州人(れいしすと)、一問不正解。〈中に人など居ない為、死亡。〉

〈女子生徒〉

美星味子(みほしみこ)、十問正解。〈無事生還、多分エスパー。〉

〈妖怪枠〉

二択鬼〈ギルティー〉、二問不正解。〈メンマを割り箸と思っていた為、死亡。撃たれる覚悟が無かった為、死亡。ただし、不死身なのでセーフだが。……時給二十円、減給処分〉

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― 新着の感想 ―
続きが更新されてますね! 鬼さんのエピソードだったのですね(ㆁωㆁ) それにしても道頓堀にカーネルサ〇ダーはいつ聞いてもツボなのでやめてください(笑) あれ⋯最後の台詞聞いたことあるような⋯⋯分からな…
一番かわいそうなの、ギルティ説…(ToT)笑
おわっ、懐かしい作品が再開した〜! 撃たれる覚悟(笑)
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