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とても美しい空だった

掲載日:2024/04/19

 とても美しい空だった。

 天の川がはっきりと見える。

 私はスマホで精一杯写真を撮ろうとした。

 写真が一枚くらいは撮れた。

 そして一眼レフでも撮ろうとした。

 しかし、まもなく赤い霧が出てきて、見えなくなってしまった。




 アールグレイの香る寝室。ベッドの中の彼。

 私に背を向け、静かに寝ていた。彼の体は窓の方を向いている。

 私も横になっていた。

 私はそっと彼に近づき、彼に体を密着させた。

 黒髪に赤い目の人外の彼。赤いネクタイが今日もカッコイイ。

 彼は体をこちらに向け、私の手をみた。

 私の手には、手袋があった。

「おお、ついにやったか!!」

 手袋は魔法使いの印。手袋を天から授かったということは、魔法使いになれたということ。なのだが……

「ついに夢から手袋を持ち帰ることに成功したよ!!」

 私はそう言って喜んだ。

 夢の中で持ち帰りやすいもの、一位は手袋だとネットに書いてあった。

 窓から出て、ベランダにいる女の子に見せに行った。女の子も手袋をしていた。

 女の子も、夢の中から手袋を持ち帰ることに成功していたらしい。

 お互いにお互いの手袋に触れた。よかった。ちゃんとある。ビニール手袋のパリパリした感触。

「ちょ……手袋脱がないと!!」

 手袋を脱がないと、相手の手袋の感触を、完全に感じ取ることができない。

 お互いに手袋を脱いで、そしてまたお互いの手袋に触れた。

 手袋は、まもなく空気中にとろけて、薄くなっていくところだった。

 二人で部屋を片付けたり、シール(夢ではなく現実の)を見つけたりした。

「このシールも持ち帰りたいけれど、目が覚めたら無くなるんだよな……」

 シールは夢から持ち帰りやすいもの二位だ。

 シールを眺めて楽しんだ。




 目が覚めた。

 夢だった。

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