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しめじ転生  作者: えのきマン
閑話
71/76

閑話 崩壊

 








「ヘヒャハハハハハハ!!!!!」






「いやー傑作でしたわねさっきのブサイクの泣き声泣き顔ときたら! おがーざーん!!! ……ブハッ! グハハハハハハハ!!!!!」


「…………」


「しかし気の狂った母親でしたわね! いきなり現れてさっさと死ぬとか面白過ぎですし! はあ〜生きていればもっと笑わせてくれたんでしょうけどヒョヒョヒョ」


「ま、竜を巻き添えに死んでくれたお陰で経験値と金がガッポガッポですわヒャァーー」


「………………」



「ん? 何睨んでんですのブサイク。親が死んだから何だってんだって話ですわ。母親なんか私も居ませんし。私が生まれてすぐ毒殺されていますわ」


「……………………」



「ま、親が死んで吹っ切れたでしょう。これからも奴隷としてこき使ってやるから覚悟


「オイッッッッッッッッ!!!!!!!!」



 突然の怒声。




「ん?」



「貴様ァ……」



「ん?」



「地獄から這い上がってきたぞ……貴様に復讐する為に……イェリガル!!!!!」





「……え? 誰ですの……?」




 ……


 ……大幅に人相が変わっているが、あの人は確かイェリガルの城の兵士で366日の拷問刑にかけられた人だ……そんなに経ったのか、いつのまにか……



 ……名前は……確か……確か…………





「この俺を忘れたと言うのか!! ふざけるな!!! あれだけの事をしておいて!!!」


「俺の名は!! 名はッッ!! 名は……。………………」


「……………………」



「もう名など忘れたわ!! ただ一つ覚えてあるのは貴様への復讐心だけだ!!」




「ああ、そうですの……」





「ふん。余裕ぶっていられるのもそこまでだ。いいものを見せてやる」



 ゴロン☆



 

 ……あれは


 ……!


 ガデラン王の首だ!!



「え? パパン……?」


「俺がぶっ殺した。そして俺の同志……ガデランの市民全てが革命のため蜂起した……もう無いんだよ、ガデランなんて国はなッ!!!!!」


「は……?」


「ガデラン国はもう無ェ! ぶっ潰したんだよ!!」


「なるほど」


「分かったか!!!!!」


「ええまあ」


「よし!!」


「無くなったのならまた作れば良いだけのお話ですわ。いや作り直す。これは私が世界の頂点に立つ時がやってきたと言う訳ですわね。せっかくですしパパンの首は居間に飾っておくことにしましょうか」

 

「この期に及んでまだそんな事をぬかしやがるかッ! 死ねェ!! イェリガルァァァ!!!!!」




「はあ、チンピラが……」



 イェリガルは迎撃の構えをとり、……





 ダダダッ


 ドスッ


「えっ……」



 後ろから刺された。



 ドクッ……ドクッ……



「な……? あなたは……サナテ…………」


「よくも、よくも私をあんな目に……死ね……死ねッ……イェリガル……!」



 すかさず、あの兵士の斧が。


 イェリガルの頭部をかち割った。



 バキョ


 ブシューーーーーーーーーーーーーーー



 真っ二つに裂けた頭から血が噴水の如く吹き出た。


 綺麗な金髪(キンパッツ)が、豪華なドレスが赤黒く染まっていく。

 

 


「ガ……ペ……ペ…………」



「死ね! 死ね! 死ねェェえ!!!」


 ザクッザクッザクザクザクザクザクザクザクザクッ



 サナテさんが鬼の形相でイェリガルの体をナイフで切り刻んでいる。


 かつての面影はもうどこにも無い。



「おい。そこまでにしておけ」


「なんだとッ!!!!!」


「あ、いや。もう少しやっていいです」



 ザクザクザクザクザクザクザクザク






 イェリガルは、見るも無惨な姿となった。


 分かれた右顔面と左顔面がフラフラ揺れ、目玉はそれぞれあらぬ方向を向き、舌も裂けブラブラと垂れて、喉奥はヒューヒューと震えている。


 体はありとあらゆる部分が刺し、抉られ、人の形を成していない。

 


 ゴボッ……ゴヒュッ……ゴヒューー…………



 「か……馬、鹿な……このワタクヒが……こんな愚民ど……も……に…………」


 「わたくひは、イェ……リガる……ゆいいふにしてぜったひ、……かみ、ぃや、かみ……い、じょう、の…………そんざ」



 ダンッッッッッッッッッ


 

 斧で首を飛ばされた。



「フン。あの世でほざいていろ」



 あの世……。




「……ン。お前らは……」


「ぁ、あ、僕たちは……その」


「どうでもいい、じゃあな」



 兵士とサナテさんでイェリガルの右頭部と左頭部をそれぞれ持って、帰っていった。



 

 ただ立ち尽くす事しか出来なかった。


 止めた方が良かったのか……


 分からない……




 ……



 

 ………………


 












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