10.ンママ??
ジュウウーーー
パチパチッ……
ボロッ
ガサ……
……………………
…………
ハァー……
ハァー…………
ハアアーーー…………
キモブタ君の恨みも晴らした気分だ……
いいんだ……
これでよかったんだ……
よかっ、た……
「ヒャーーーーーーーーハハハハハハハハハハですわ!!!!!」
「!!?? ぇ……??」
「いやーーーーーー、驚きましたわね! 普段何も喋らない◾️◾️◾️◾️みたいな陰気ブサイク腐れ野郎がまさかこんな殺人鬼だったとは!!」
「ぃや、え、いつから」
「いつから? お前が見知らぬ男に話しかけた辺りからですわね。ずっと見ていましたわよ。いきなり戦い出したからホーと思いましたけれど。まあどっちが死んでも面白いですし」
「しかし決着が付いた後のお前の残虐極まる行い! 目を疑いましたわね! まさしく◾️◾️◾️◾️◾️のよう! 見なさいその真っ赤に染まった手!! 全身!! 震えますわねこんな危険人物と一緒に旅をしていたとは!!」
「いや……」
「ぃゃ、あの、僕は、コイツに、いや、い、いじられてて」
「いじられ? ああ虐められてた。確かにそういう感じ出ていますわね。生まれながらの負け犬オーラ。私とはまるで正反対。比べることすら烏滸がましいですわ蛆虫が。そういえばお前別の世界からやって来たんでしたっけね。ゴブリン星? で追ってきたボスゴブリンに恨みの念を爆発させたと」
「いいですわね陰湿さ丸出しで。今までずっとネチネチ復讐心を募らせていたなんてああ悍ましい穢らわしい。お前は永遠の敗北者。どこの世界に行っても嫌われて虐められるに決まっていますわ。だって"気持ち悪い"から。あーなんかこんな気味の悪いデンジャラスブサイク相手に話すのもなんかダルいですわ。ホテルに帰ろーっと。明日からもこき使うからヨロシコ〜」ペッ
「…………」ビチャ
スタスタ……
「…………」
なんで俺が悪いことになる……?
何故いつも誤解される?
正当なんだよ
何も知らないからそんな事が言えるんだ
俺を推し量るな
俺を侮るな
俺は優しいんだ
思慮深くて理知的で聡明で天才でなんなら顔もカッコいいんだ……
お前らが皆んな屑揃いだからそれが分からないだけなんだ……!
全部お前らのせいなんだよ…………ッ!!
クソ……
クソッッ!!!!!!
ふて寝ッッッッッ!!!!!!!!
ウ……ウ…………
そして夜が明けた……
「よっブサイクおっはーですわ」
「ぁ……はい……」
「どうしたんですの要指定危険人物ブサイクゴブリン!! もっと元気よく挨拶するですわ!! 昨日ハシャいでいたみたいに!!!!!!」
「何どしたの」
「あっユニそれがですわね昨夜このブサイ
「いや、違、ホントそういうんじゃあ無いんでッ」
「ッっ(舌打ち)」
「ぃゃ……」
ゾロゾロ……
ん……
……え?
……え?????
なんだ!?
は??
いる……?
アイツらが……
俺を虐めたアイツらが……
ど、どういう事だ……
死んだ……のか……?
全員、同時に……?
どうやって……
バス事故とかか……?
俺に、気づい……
「居たァァあーーーーーーーーー!!!!!!」
「「「「「え?? ヒィーーーーーーーーッ!!!!!!」」」」」
ダダダダダ
「え……!?」
「何さっきから固まってんですの」
「お……おっ……お……ッ」
「…………お母さん……!?」




