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しめじ転生  作者: えのきマン
第一章 転生する。
5/76

5.何処









…………



……



……………



…………え


……ここは…………?



僕はトラックに轢かれてグチャ味噌になって死んだんじゃあ…………


生きている……?


体は……元通り……



どういう事だ……


夢だったのか……?


いや、今のこれが夢なのか……?


何がどうなって…………



ここは何処なんだ……?


白い部屋…………


結構広い……




もしかして…… 天国……?




「残念ながらそんな洒落たところじゃあ無いのう」



!?!?!?!????!!!!!



「あっ!? いや、オゥ、だっ……」


誰だ!?!??


いきなり背後から声をかけられた!?



「ブふフォっ……いやいやそんなに驚かんでもいいじゃろう……ブフフ」



……なんか笑ってる…………?



「気分はどうじゃな?」



「お……いや、その、平気、だぃじょうぶでふっが」



どうやら、お爺さんだ……


70か80かそれくらいの……


外国人のように見えるが……


かなりラフな格好をしている、シャツ一枚にジーンズだ……


何がなんだか……



「君は、トラックに轢かれたのは分かるかね」



え……やっぱり……



「あ…………はい」


やっぱり僕は死んだのか……


って事はここは天国……


この人は神様か何かなのか…………



「ブハっ……! 神様……! ブフフひっ……」


「だから天国とかそんなんじゃあ無いって言っとるだろグふぉふぉっ…………」



……なんかすごく笑っている……


笑われているのか……


じゃあ何なんだよ…………


何処なんだよここは……


僕はどうなるんだ…………




「フフ……ふー……」


「まあなんというか、何だキミ、いきなり死んじゃって、この世に悔いがあるんじゃあ無いのかね」



……!


この展開は……!



「……いや、その」



「ンン? まあなんだ。ハッキリ聞くが、人生やり直したくは無いかね?」



……やっぱり……!



「じ、じじ、人生……やり直し……?」


「そうじゃ! ワシは、えーと、人生やり直させマンじゃ。恵まれない生を送った可哀想な人間を救ってあげるとても偉い人なんじゃよ、ホホ」


「実は君の事は生前からチラチラ覗いておった。実におもし、いや悲惨な生活を送っておったな、学校のクラスメイトから散々暴行を受けて」


う……何だよ覗くって……


「あ、いや、……はぃ。だから、その、別に生き返りとか……そうぃうのは……ちょっと」


「ホホホ。心配するな。君が生まれ変わる世界は今まで暮らしていた所とは違う」



まさか……



「フホホ、期待通りかね? そう、異世界じゃよ」





来た……この時が……!

























サブタイトルの「4.何処」を、「5.何処」に修正しました。

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