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12.不在
「死に晒せドラゴン！ ですわ！！」
ブンッ
ガンッ
「ギァァッ……」
「チッ……かったいですわね……流石黄金竜といったところかしら……」
「……ガァアア！！」
ボァアッ
「うお危ねっですわ！ いっちょ前にブレスまで吐きやがるとは……私を完全に怒らせたようですわね……！」
「必殺！ 無双壊天突アアアアアアアーーーー」
ギャルルルルルッ
ギョピピピピピ
ズガガガガガガゴゴゴゴガガゴガゴガガガガガ
「ギャアアアアアアアアアアア…………！」
ブシュウウウウッッッ……
グラッ……
ドズゥン…………
「……ふう、やりましたわね。ガデラン王家に伝わる秘技を受けては黄金竜もひとたまりも有りませんわ。所詮この殺戮大金塊の輝きには敵いませんのよ。ウオーほっほっほ」
「……どうやらそうでも無いみたいよ」
「え？ それはどういう
ズ ン ッ
ズ ン ッ
「な……」
「なんですのあの巨体は……」
ギラッギラッ
キュピキュピィーン
「ううッ、太陽のごとき黄金の煌めき……さっきの子竜などまるで金メッキのよう……ま、まさか」
「親の黄金竜みたいね」
「！？ ヒョエー！ なんで！？ 子供しか居ないって言っていたのに！！？」
「まあ実によくある展開ね。ギルドに不備があったんじゃあ無いかしら」
「いや不備て！ そんな軽く済ませられるレベルの相手ではありませんわ！」
「グル……グ……グオオ」
ツンツン
「キュゥ……キュゥゥ……キュ…………
ガクッ
「グ……グ……ッグアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！！！！！」
「めっちゃ怒ってるーーーーーーですわ！！！！！！」
「子供を殺されたんだから当然ね。もう逃げられない。やるしか無いわよ」
「ヒョーーーッッ！ マジですのーーーーーーー！！？？？？」
