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しめじ転生  作者: えのきマン
第二章 転生した。
22/76

15.血に目覚める

 






 黒狼と兎が、血に濡れて横たわっている。


 死んでいる。


 殺したから。


 


オ……



オッ……



ウオオオオオオオオオオ


 ウオオオオオオオオオオアアアアアアア



 やるぞ


 俺は



 やるぞ




 殺す


 殺す


 死ねアアアアアアアーーーーーー!!!!!!


 ウサギ!!!!


 どこだ!!!!!!


 そこか!!!!!


 逃げても無駄だ!!!!!!


 雑魚が!!!!!!


 捕まえた!!!!!


 死ねッ!!!!!!


 ザク


 「キュゥゥ……っン」


 バタ



 ククク……死んだ。


 よし次!!!!!!!


 ウオオオオオオオオ〜〜〜〜ァオオ!!!!!!


 



 ウサギを……。


 一体何匹殺したのだろうか……。


 何十匹も殺したかのように感じるが、実際は十数匹程度だろう。


 血まみれの死骸がそこかしこに散らばっている。


 はあ……しかし。

 

 弱々しいものを痛ぶり、傷つけ、蹂躙するのは楽しい。


 相手が弱々しく抵抗すればなおのこと。


 圧倒的暴力。


 弱肉惨殺カタルシス。



 そうか……。


 これが"上"である者の感覚なのか……。


 

 ウオオオオオオオオオオ


 ウオオオオオオオオオオ


 おオオオオオオア


 ギャァーーーーーーーハハハハハははは


 ヒャハハハ母ヒーハハハハハ「終わったー?」



「! ぁ……はぃ……終わり……した…………」


「じゃあ戻るから」


「はい……」



 ユニは死骸には目もくれず、血まみれの俺も気にかけず、さっさと歩いて行った。














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