表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しめじ転生  作者: えのきマン
第二章 転生した。
17/76

10.パーティー結成!









「ヒヒヒひひ……あヒひー……ヒッー……ヒ…………」


「プププ……」


…………




「フヒー笑った笑った。いやこんなに笑ったのは数十年ぶりじゃな。長生きするもんじゃわい。ありがとうよブサイク。これはお礼じゃ」


チャリーン



……チッ


何が礼だ糞婆婆(ババア)が……



「おっ気前いいわね。銀貨じゃない」



本当ならここで異世界の貨幣を矯めつ眇めつするべきなのかもしれんが、どうでもいい。


「はい、アンタ持っときなさいよ」




「どもです……」



遅れて返事する事により不満さをアピールする俺。



「で、何じゃったっけ。ああ、そこのブサイクの能力がどうのこうのだっけかい」


「ふむふむ……? ほー? ……ンオオッッッ!??????? ウオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」



奇声をあげるババア……




「オオ……これはこれは……こんなん百数十年生きてきて初めて視るぞいい……っ」


「いわゆる"不死"という奴か……どんな致命傷を受けようともたちどころに回復してしまうという……」


「へー。不死。私もそんな転生者は初めて見たわね」



ん……? 転生者って、俺以外にもいるのか……?




「いや、ユニよ……"不死"の特徴を持ってはいるが……ただそれだけでは無いようだぞいい……もっと大きな力が……むう、これ以上はワシにも視えん……」


「まったく大したブサイクじゃわい……」




褒めてるのか貶してるのかどっちだよ…………





「ふーん。まあ最初見た時からそんな感じだろうなとは思っていたけど。とりあえず不死って事が分かれば良いや。ありがとう、バア」


「おお……行くのかユニよ」


「そうね、今回は遠出かも」


「むう、気をつけてな……」




「じゃあ行くわよ」



「え、あ、ハイ……」



なんか締まらない能力判明だった……




しかし不死か……思い切り犬に噛まれても死ななかったのはそういう事だったんだろうな。分かってはいたが……


あのババアが言うには更に能力に目覚めるかもしれないって事か? ククク……



ギィィ……





「ふう。じゃあパーティー結成って事で」


「え? あ、はっ……。よ、う、お願いしま……」


「もし勝手な事したら殺すから」



「え…………」



「あ、死なないんだっけ」


「え、いや……」


「ツっ(舌打ち)」


「っ……ぅ……」



「……これ持って」



何かを投げてよこしてくる。


華麗にキャッチ! 出来ない。指先に当たり地面に落ちた。


慌てて拾う俺。恐らく見下しているユニ。二つの意味で。


なんなんだよこれ……? いや二つの意味で。


俺の異世界ライフはこんな筈では……


そして拾ったのは……ナイフ?



「じゃあ早速戦闘訓練といくから」



「ォゥ……はい」



戦闘……


ナイフで……


ま、魔法とか無いのか……?


遠くからこう……


うう…………










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ