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第1話 女の呪い

何となく書いてみたら案外楽しくなってきた。

何か意見とかコメントがあったらよろしくね

俺は魔法の武器を作る鬼道と呼ばる刀鍛冶の作業場に向かった。

そこにはいくつもの名刀や武器などがあった。

「ん?お前春樹か?」

そう聞いてきたのは鬼道の叔父の阿久津だった。

「おやっさん、鬼道はいますか?」

俺はそうおやっさんに聞いた。

「ああ、鬼道なら新しい刀を作るために鉄を買いに向かってるぜ」

そうおやっさんは俺に話した。

「そっか」

俺はどうするか考えていた。

「何かあったんなら聞くぞ!」

そう言っておやっさんは俺に聞いた。

「ああ、この刀何だがな」

俺はそう言って春桜を見せた。

「ああ、それは間違いないな!春桜だが性転換の呪いが掛けられてるな!」

そうおやっさんは春桜の刀身を見て言った。

「性転換の呪い?」

俺はじっと春桜をじっと見ていた。

「ああ、春樹の先祖に魔法を得意とする女性が居たんだ。その人は自分の力を全てその刀妖刀春桜に注ぎ込んだんだ」

おやっさんはそう言って春桜の説明をした。

「なら、この呪いは溶けないのか?」

俺はおやっさんに聞いた。

「いや、刀の魔力を使い果たせば元に戻るぞ」

そう言っておやっさん春桜を俺に渡した。

「本当か!」

俺はそうおやっさんに聞いた。

「ああ、だが春桜の刀身が桜みたいに桃色だろ?」

おやっさんはそう俺に聞いた。

「ああ」

俺は刀身をじっと見た。

「そいつは普通の刀と違ってな魔力を使うと青色に変わる逆に魔力を注ぎ込むと赤色に変わるんだ」

そう言っておやっさんは片手に酒瓶を持ちながら話した。

「なら、魔力を使いまくればいいんだよな?」

俺はそうおやっさんに聞いた。

「だがそれは無理に近いがな」

そうおやっさんは酒を飲みながらつまみのスルメを食べながら言った。

「何でだよ?」

俺はおやっさんに聞いた。

「その刀の魔力量は神話クラスの人間が四人で力を注ぎ込んで作り上げた代物に近いからな」

そうおやっさんは俺に話した。

「神話クラスって無理に近いな」

俺はそうおやっさんに言った。

「春樹!」

おやっさんはとぼとぼと歩いて帰ろうとする俺にこう言った。

「お前の中にはいくつもの魔力が眠っている。そいつを呼び起こせばあるいは可能性があるかもな」

そう言っておやっさんは酒を飲んでいた。



ーーー刀鍛冶・酒天の鬼ーーー




俺は外に出ると光が立っていた。

「春樹くん!どうだった?」

光はそう俺に聞いた。

「ああ、どうやらこの刀の魔力を使い果たさないと駄目らしい」

そう言って俺は刀をじっと見た。

「つまり魔力を無くせばいいのかな?」

光はそう俺に聞いた。

「ああ、だが魔力が膨大にある物をどうやったらいいか、わからないんだよな〜」

そう言って俺は空をじっと見ていた。

「ねぇ、春樹くん」

光は俺に話し掛けた。

「なんだ?」

俺は光を見た。

「とりあえず服買いに行かない?」

光の言葉に少し頭を傾げた。

「はっ?」




ーーー村雨市・ショッピングモールーーー



俺は光に連れられて女性用の服を選んだりしていた。

「ねぇ、春樹くんこれなんてどうかな?」

そう言って光が俺に見せたのはHoneys系の服装だった。

「いやもうちょっとボーイッシュな感じで!」

俺はそう言って自分の力で服を選び始めた。

その後何とか服を選び終えて次に何故かランジェリーショップに向かった。

「なぁ、何で俺がこんな場所に居るんだ?」

光にそう俺は聞いた。

「だって春樹くん女性用の下着持ってないでしょ?」

そう光は俺に聞いた。

「だけどよ」

俺はそう言って何か言おうとしたがよく考えてみた。

「確かに必要かもな」

そう言って俺は女物の下着を見た。

しかし目のやり場にかなり困っていた。

「仕方ない」

俺は黒いパンツとブラジャーを選びそれを購入した。

「それにしても春樹くんのセンスってかなり大人びてるよね」

光はそう俺に言った。

「そうか?」

俺はそう言って黒い下着を7枚購入して片手にそれを持ちながら歩いて帰った。



ーーー夕暮れの街ーーー



闇の中から黒い霧を放ちながらあやかしはゆっくりと体を現した。

それはカニやクモを掛け合わせたあやかし蟹蜘蛛だった。

蟹蜘蛛は口から黄色い粘液の糸を出してトラックを溶かし始めた。

俺は片手に春桜を持ちゆっくりと鞘から抜いて蟹蜘蛛に近づいた。

「やれやれ、戦いに飢えていたから戦いがあると思ったら雑魚クラスの敵かよ!」

俺はそう言ってじっと蟹蜘蛛を見た。

「纏え!炎!」

俺は春桜の刀身に炎の魔法を注ぎ込んだ。

「火炎抜刀斬!」

俺は走り出して炎斬撃を蟹蜘蛛の頭に斬り込んだ。

それはまともに蟹蜘蛛の頭に直撃した。

「っけ!面白くないな!」

俺はそう言って刀を鞘に戻した。

だが蟹蜘蛛は体をパキパキと鳴らしながらゆっくりと俺を見ていた。

「マジかよ!俺の技が効かないだと!」

俺はそう言って春桜を鞘から抜いて構えた。

「あの小娘・・・殺す・・・」

蟹蜘蛛はそう言って口から緑の液体を放った。

俺はそれを避けてどうするか考えた。

「なら、こいつだ!」

俺は片腕に炎を集めた。

「俺の炎は・・・誰かを救うために燃え上がる!」

片腕に集まった炎はマグマを超える温度になっていた。

「爆熱・龍翔の咆哮!」

龍の頭の形をしたマグマの魔力砲は蟹蜘蛛の体を呑み込み爆発した。

俺はゆっくりと歩き蟹蜘蛛の体の一部を持ち帰った。



ーーー三月家ーーー



俺は俺の師である咲良と呼ばる人物に蟹蜘蛛の脚を渡した。

「よく頑張りましたね、春樹さん」

そう咲良は俺に言った。

「まぁ、相手にしてはショボかったですけどね」

俺はそう言って春桜を片手に持ちその場所を後にした。

「あっ、春樹さん」

咲良は俺を呼び止めた。

「なんすか?」

俺は咲良を見た。

「明日から女子校に通ってもらいますよ」

そう咲良は俺に言った。

「うそ〜ん!」

俺はそう言って頭を抱えていた。




つづく

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