新しい仲間!
仲間…?こいつが?
俺は、ラブの顔を真剣にのぞいた。
「なあに?人の顔じろじろ見ないでよ。」
「ふーん、まあ美人だな。」
「まあってなによ、まあって。あたしはこの世で1番美しい美女なんだからね。」
「よーく言うぜ。」
まあ、勘は良さそうだし、口もうまいし、仲間に入れても悪くはなさそうだな。
よっし。
「よっし、今日からお前は俺の仲間だ!」
「いやよ。」
へえ?あっさり?
「そ、そぉんなこと言わないでよ〜、ラブ様〜ん。」
「そぉね、じゃ、条件一つ。いいかしら?」
「は、はあい何でも行ってください〜。」
け、ホントはこんな女、仲間に入れなくてもいいんだケドよ。
「じゃあね、今日からあたしの彼氏になって。」
「へ?そんなことでいいの?」
「ええ、あなた、以外とイケメンだし。」
「…顔ですか。」
「いいじゃなぁい。」
ま、とりあえず、それでいいならいいや。
こんな女ホントは嫌だけど。
「じゃ、とりあえず、あなたのアジトに行かせてよ。
場所は知ってるから。」
「…お詳しい。」
はあ、美人警官は見られず終わった…。かくっ。
「美人警官、見れなくて残念がってるでしょ。」
「ああ、それが1番の目的だったのによ。」
「ふふっ、あとで見せてあげる☆」
「え?」
どういうことかはわからなかったが、
とりあえず盗んだ者をでかい袋に入れて
サンタのようにかつぎ、空を飛んでアジトへ向かった。
「ああん、ラブ、空飛べないの〜。」
一瞬どきっとしたが、
予想は的中した。
「ああん、ラクチン〜!」
「お、おもい〜…。」
ふらふらしながらアジトへ向かうのは辛かったぜ。