決行!美人警官を見るために!
そして、暗い夜明後日という時がきた。
俺は思いっきりおめかしして…。
「おい、ヴァルツ。お前、盗みに行くんじゃないのか?」
「ああ、彼女のハートをな。」
「はぁ? バカかお前は。俺との約束違うじゃねえか。」
「わあかってるってえ!エメラルドだろ?」
「ああ、それを絶対盗んでこいよ。」
「それはそうと王くん。何故君は行かないの?」
「俺は、寝る。」
「あっそう…。いいもん、俺一人で行くもん!」
「いいから、いつものヤツに着替えろ。」
「ええ〜〜。いいじゃん!今日ぐらいい!」
俺は王にぎろっとにらまれたから、いつもどうりの
タキシードに、マントに着替えた。
もちろん、ばれないように口の上まで隠れるマスクをつけてね。
じゃ、行ってくるよと王にいい、俺はあることに気づいた。
「あ、夜だったら顔見えないじゃん!ってか、
見せにいないじゃん!」
はあぁ〜…。俺は、美人がどんなひとなのか
想像ばっかしてて、そこまで考えるのを忘れてたぜ…。
俺としたことが〜!!
…ま、いいや!今度変装しないで見に行ってやる!
さすがに、電柱には張り紙がされている。
俺を捕まえると、3000万円くれるらしい。
けっ、簡単に捕まってやるかっての!
…とりあえず、店の前までついた。
(そうそう、自慢じゃないけど、
俺は、このマントで空を飛びながら来たんだぜ!
羨ましいだろ!でも、空って結構ばれやすいんだよなあ…。)